クリスマス 5       86句

クリスマス  聖夜

作品
作者
掲載誌
掲載年月
クリスマスカードを添へし病院食 苑実耶 201902
信号待ちに抱き締めらるるクリスマス 篠田純子 あを 201903
灯に透かすワインの澱やクリスマス 松井季湖 201903
カフェラテの泡に灯のあるクリスマス 青谷小枝 やぶれ傘 201903
エナメルの靴クリスマスケーキ買ひ きくちきみえ やぶれ傘 201903
住む丘に煙突一軒クリスマス 戸田澄子 末黒野 201903
老いてなほ愛こそ大事クリスマス 吉川隆 春燈 201903
クリスマスリース二階の子の玄関 松本三千夫 末黒野 201903
母親へ泣く児を返すクリスマス 丸井巴水 京鹿子 201903
イヤホンを分け合ふ二人クリスマス 高橋まき子 風土 201903
飛鳥U舞踏キャビンやクリスマス 間島あきら 風土 201903
クリスマス昔も今も爪を染め 林いづみ 風土 201903
病棟に隣る託児所クリスマス 水田壽子 雨月 201903
マッチの火クリスマスイヴはじまりぬ 中田禎子 201903
正午発お上りさん行くクリスマス 辻響子 201903
クリスマス恋人達は北へ行く 林田麻裕 201903
ひっそりと犬の忌明けてクリスマス 笹村ルル 201903
老いた猫老いた金魚とクリスマス 火箱ひろ 201904
訃報来るクリスマスツリーの下 波戸辺のばら 201904
クリスマス記念切手のエアメール 貫井照子 やぶれ傘 201904
椎の木に綺羅星宿るクリスマス 山口登 末黒野 201904
クリスマス木魚叩いて笛吹いて 中島陽華 201904
おさなからHappyもらうクリスマス 松井季湖 201904
旧友は地球の裏にクリスマス 和田華凛 ホトトギス 201904
クリスマス山家へ星の降りしきる 水田むつみ ホトトギス 201905
クリスマス銀座が銀座らしくなり 今橋眞理子 ホトトギス 201905
カフェの戸の鈴なんとなくクリスマス 火箱ひろ 船団 201906
クリスマスイヴ饒舌な赤ワイン 大西乃子 201906
梟の一樹に一羽クリスマス 谷さやん 船団 201906
消灯のナースにメリークリスマス 林徹也 201907
凝る肩をぐるりと回すクリスマス 仲里奈央 201909
赤煉瓦倉庫丸ごとクリスマス 稲畑廣太郎 ホトトギス 201912
退院といふクリスマスプレゼント 稲畑廣太郎 ホトトギス 201912
校庭にみんなのクリスマスツリー 今井肖子 ホトトギス 202001
神もたぬ我も歌ふよクリスマス 栗原公子 202002
栗色のビオラを肩ヘクリスマス 辻美奈子 202002
クッキーのやうな古瓦クリスマス 森なほ子 あを 202002
クリスマス心電図室にぽつんと居る はしもと風里 202003
右倣ひ習ひとしたりクリスマス ふなかわのりひと 202003
クリスマス海に光のさんざめく 田尻勝子 六花 202003
首輪にもイルミネーションクリスマス 出口誠 六花 202003
耳鳴りの医院で過ごすクリスマス 出口誠 六花 202003
いらいらとする理由なきクリスマス 出口誠 六花 202003
クリスマス犬の首輪の光りけり 出口誠 六花 202003
プレゼント「考えとくわ」クリスマス 出口誠 六花 202003
クリスマスキャロル流るる花舗にゐる 美濃律子 202003
クリスマスツリーシンプルイズベスト 波戸辺のばら 202003
手品師の口より炎クリスマス 佐藤康子 末黒野 202004
ときめきてクリスマス待ちゐたる頃 今井千鶴子 ホトトギス 202005
クリスマススルー夕餉に青魚 金子野生 京鹿子 202005
海を見に行く約束のクリスマス 山田閏子 ホトトギス 202005
クリスマスローズ祈りの傾ぎとも 南部小花 風土 202006
クリスマスカード貧しき国に友 木村享史 ホトトギス 202006
残業の子を待つてゐるクリスマス あさなが捷 202007
クリスマス近き東京タワーの灯 稲畑汀子 ホトトギス 202012
足音の近づいてくるクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 202012
クリスマスリースに偲ぶ友のこと 稲畑汀子 ホトトギス 202012
短冊を止めたる鈴もクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 202012
クリスマスらしき配慮のある句会 稲畑汀子 ホトトギス 202012
クリスマスツリー飾りて句会場 稲畑汀子 ホトトギス 202012
老酒にざらめ溶けゆくクリスマス 根橋宏次 やぶれ傘 202103
ちやぶ台の真中にケーキクリスマス きくちきみえ やぶれ傘 202103
福助の福耳クリスマスソング 井尻妙子 京鹿子 202104
山の一灯街の万灯クリスマス 高村令子 風土 202104
クリスマス灘より闇のなだれ来る 荒井千佐代 202104
弟のこほろぎ果てしクリスマス えとう樹里 202104
アフガンの地の塩となりクリスマス 山田正子 202105
通院の薬包を手にクリスマス 押田裕見子 202107
ひつそりと祝ふ今年のクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 202112
一年をふり返る日よクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 202112
名を貰ふ野良の子犬やクリスマス 小形博子 202202
クリスマス猫に叱られてゐる夢 秋川泉 あを 202202
クリスマス大衆酒場結露せり 篠田大佳 あを 202202
チップスのしんしん冷えてクリスマス 篠田大佳 あを 202202
クリスマスコロナ終息ひた祈る 田中藤穂 あを 202202
夫と妻カレンダーのみクリスマス 七郎衛門吉保 あを 202202
酔ふことの楽しさ知らずクリスマス 山田暢子 風土 202202
尺八のアベ・マリア聞くクリスマス 深川敏子 春燈 202203
鶏の羽根雪に散らばるクリスマス 岩木茂 風土 202203
花文字の異国の絵本クリスマス 中村洋子 風土 202203
人の罪己が罪としクリスマス 本田保 春燈 202204
クリスマス妻の時刻の第九かな 神蔵器 風土 202210
街騒に祈り溶け込むクリスマス 稲畑廣太郎 ホトトギス 202212
クリスマスローズ横浜異人館 鈴鹿呂仁 京鹿子 202212
歌ふにもうしろが好きでクリスマス 井上菜摘子 京鹿子 202212
福助の福耳クリスマスソング 井尻妙子 京鹿子 202212
クリスマス→1

 

2022年12月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。