小六月 2    155句

羽をこぼす梢の鳶や小六月    蒼虬

小六月  小春

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
亡き人を偲ぶ心の小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201012  
「影ふんだ」幼のびのび小六月 岡野ひろ子 201101  
干し物を膝の上に仲し小六月 七田文子 201101  
父母の恩義思ひ思ひて小六月 大橋敦子 雨月 201101  
大阪の下町巡る小六月 大橋晄 雨月 201101  
小六月元寇防塁ひそと立ち 吉村摂護 201101  
駅迄に挨拶多し小六月 赤座典子 あを 201101  
地に低く跳ぶものありて小六月 大竹淑子 風土 201102  
薪積みて軒のふくらむ小六月 浜福惠 風土 201102  
包丁の切れを確かむ小六月 塩千恵子 201102  
手に入れるほどの遠富士小六月 大場ましら 201102  
小六月一度触れたき犀の角 本多俊子 201102  
大鯉の影ゆつたりと小六月 広瀬俊雄 万象 201102  
手捻りの小鉢の乾く小六月 岡田史女 末黒野 201102  
礁みな波を遊ばす小六月 小山直子 末黒野 201102  
ござれ市賑はひ見せて小六月 大西まりゑ 酸漿 201102  
首のべて飛行船見る小六月 篠田純子 あを 201102  
キャタピラの跡のギザギザ小六月 大島英昭 やぶれ傘 201102  
小六月老人ホームに義母尋ね 谷泰子 ぐろっけ 201103  
わが影を合はす日時計小六月 永田二三子 酸漿 201103  
お手玉の擦れ合ふ音や小六月 宮井知英 201104  
茣蓙敷いて地べたに坐る小六月 高橋龍 201105  
小六月今年も少女めく君に 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
二三人口説きたくなる小六月 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
何よりも家居の時間小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201111  
はやぶさの快挙のその後小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201111  
おふくろのふくろのやうな小六月 竹内弘子 あを 201112  
小六月暫し鴉と睨み合ふ 須賀敏子 あを 201112  
浮世絵に江戸世の遊び小六月 藤本秀機 201201  
醤油屋の匂ひ立つ土間小六月 笠井清佑 201201  
母の笑顔に安堵の思ひ小六月 川崎利子 201201  
皿盛りの浅蜊潮吹く小六月 中江月鈴子 201201  
小魚が海月をつつく小六月 岩木茂 風土 201201  
観音の天衣軽やか小六月 中村ふく子 201202  
小道具屋の電話どれ鳴る小六月 北尾章郎 201202  
狛犬に悪相なかり小六月 久米なるを 201202  
観音の腰のひねりや小六月 根岸善行 風土 201202  
奈良漬に酔うてかなしき小六月 浅田光代 風土 201202  
捨小猫子らに鳴き寄る小六月 平田榮子 春燈 201202  
鳴雪の書軸に見ゆ小六月 西村しげ子 雨月 201202  
小六月川のながれに水ゑくぼ 中山純子 万象 201202  
小六月ホバリングなすヘリコプター 加藤千津 ろんど 201203  
小六月寺のいらかの光けり 小林美登里 かさね 201203  
小流れのただよふ藻草小六月 熊切修 末黒野 201203  
近松の長き戒名小六月 中村紘 ぐろっけ 201203  
首筋にぬくもりのあり小六月 柳田皓一 かさね 201204  
旅といふ自由な仲間小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201211  
先づ齟齬の解決に向け小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201211  
辛崎の松もかくやと小六月 佐藤喜仙 かさね 201301  
街角のカフェに絵を描く小六月 米田文彦 かさね 201301  
草にまだ伸びる力や小六月 佐野ときは 201301  
小六月河鴉はしゃいですぐ浮ぶ 篠田純子 あを 201301  
和蝋燭灯る本堂小六月 村上絢子 馬醉木 201302  
絵はがきの和紙の手ざはり小六月 楠原幹子 201302  
遠き日の地面の遊び小六月 菊川俊朗 201302  
塵取に影の生まるる小六月 中山純子 万象 201302  
虚子の本見つけてうれし小六月 山田春生 万象 201302  
小六月供花に赤色少し足し 村上留美子 火星 201302  
環濠の口に野地蔵小六月 藤田かもめ ぐろっけ 201302  
のぼせたる鯉の浮きくる小六月 近藤喜子 201302  
大津絵の鬼の愛敬小六月 近藤紀子 201302  
着ぐるみに名刺を貰ふ小六月 相良牧人 201302  
小六月猫撫で声で猫を釣る 篠田純子 あを 201302  
巡業の初つ切りを見る小六月 神田恵琳 跫音 201303  
小六月曙杉に鳶眠る 加藤和子 万象 201303  
干支の「巳」の図柄あれこれ小六月 古林田鶴子 ぐろっけ 201303  
虎・三毛・斑大きく伸びし小六月 三橋早苗 ぐろっけ 201303  
縁先のいぶりがつこや小六月 内藤呈念 ホトトギス 201304  
島渡船礁脈透いて小六月 渡真利真澄 万象 201304  
海を見てをれば心は小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
仕上げねばならぬ稿債小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
家に錠かけて出掛けし小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
勿体なき家居となりし小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
質問を受けて立つべし小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
上京のこたび一泊小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
小六月崩るる雲の現れし 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
スケジュール明日に及びぬ小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
小六月時間長者のひとりもの 竹貫示虹 京鹿子 201311  
ひょっとこの白目が見てる小六月 篠田純子 あを 201312  
居眠りの鼾穏やか小六月 中島玉五郎 201312  
小六月東京タワーでまず富士を 須賀敏子 あを 201401  
上衣ぬぎ駆けて行く児等小六月 長崎桂子 あを 201401  
小六月地上に降りし飛天かな 中田禎子 201402  
微笑を返すも看取り小六月 吉原弘 ろんど 201402  
片づいて手持無沙汰や小六月 有本惠美子 ろんど 201402  
湘南の海明らかに小六月 粟倉昌子 201402  
球根の衝動買ひや小六月 杉本綾 201402  
足裏を見せたる飛天小六月 坂根宏子 201402 薬師寺
点滴に時をつひやす小六月 佐藤喜仙 かさね 201402  
十余年家族としての小六月 佐藤喜仙 かさね 201402  
よく笑ふ子と居て暮るる小六月 大滝敏子 末黒野 201402  
ポン菓子の軽さ散らばる小六月 国包澄子 201403  
落慶の檜の香に浴す小六月 滝澤圭子 雨月 201403  
小六月犬と小鳥とチャーリーと 山口ひろよ 201403  
固まらぬ拳骨握る小六月 吉村摂護 201403  
杉の実の早も熟れそむ小六月 小倉純 末黒野 201403  
ジーパンの破れに素肌小六月 瀬島洒望 やぶれ傘 201403  
日を入れて猛き航跡小六月 成田美代 201403  
三百年の椨の木に瘤小六月 有賀昌子 やぶれ傘 201404  
SLにマニアのフラッシュ小六月 仁平則子 201404
環濠に白壁の蔵小六月 笠井清佑 201501  
窯元の薪割る音や小六月 塩路隆子 201501  
亀の背の昼には乾く小六月 大崎紀夫 やぶれ傘 201501  
赤松の丸太のにほふ小六月 大島英昭 やぶれ傘 201501  
三羽の鵜潜り比べや小六月 篠田純子 あを 201501  
ホームレスに添ふ黒猫や小六月 篠田純子 あを 201501  
小六月若き庭師の面皰痕 赤座典子 あを 201502  
ふる道の日差まつたり小六月 伊東和子 201502  
楽譜より音の生まるる小六月 堀井英子 雨月 201502  
一村の丸まつて住む小六月 森岡正作 201502  
用それぞれ二人の暮らし小六月 門伝史会 風土 201502  
楮干す手のひらひらと小六月 岩木茂 風土 201502  
背負はるる廻し地蔵や小六月 鈴木庸子 風土 201502  
畳屋が来て予算組む小六月 水井千鶴子 風土 201502  
放たれし羊の群や小六月 岡田史女 末黒野 201502  
黒髪の通り過ぎゆく小六月 鈴木阿久 201502  
時空超ゆ旅きらきらと小六月 近藤喜子 201502 祝句集「グビドの瞳」
駄菓子屋に昭和のありて小六月 阪倉孝子 201502  
天守閣の金の眩しき小六月 西村しげ子 雨月 201502  
窯出しの湯呑掌にうけ小六月 武生喜玖乃 雨月 201502  
鯉食べに迎へのバスや小六月 中川すみ子 201502  
酒蔵の寛政の梁小六月 神田美千留 京鹿子 201503  
母の忌のこよなくぬくし小六月 原田しずえ 万象 201503  
新句集祝ふ句友や小六月 丹羽武正 京鹿子 201503  
繭のごと眠る茅屋小六月 森清信子 末黒野 201503  
快き水車のリズム小六月 安斎久英 末黒野 201503  
水亭の戸を開け放つ小六月 加藤静江 末黒野 201503  
美容師へ頭預けて小六月 外山節子 末黒野 201503  
桜灰の釉薬青き小六月 生田恵美子 風土 201503  
歳時記を繕うてゐる小六月 野畑さゆり 201504  
子規のこと偲ぶ講話や小六月 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
小六月めぐれば心地よき風に 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
念入りに爪研ぐ猫よ小六月 平子公一 馬醉木 201601  
コーヒーに砂糖さらさら小六月 一民江 馬醉木 201601  
武具庫を開けて昏しや小六月 和田ゑい子 馬醉木 201601  
腹背に友垣のあり小六月 井上信子 201601  
冬支度死仕度せむか小六月 大草由美子 春燈 201601  
日和下駄鳴らす菊坂小六月 石川倜子 馬醉木 201602  
神鶏の巫女につきゆく小六月 浅田光代 風土 201602  
農小屋の引き戸砂かむ小六月 生田作 風土 201602  
一の坂から八の坂まで小六月 仙田孝子 風土 201602  
頭陀袋へ知恵いただきて小六月 阪倉孝子 201602  
杣が家の隣ははるか小六月 原田しずえ 万象 201602  
はらからの集ひて墓地へ小六月 野口朝世 やぶれ傘 201602  
露座仏の賽銭光る小六月 遠山のり子 201602  
百度石に日の燦々と小六月 隅田恵子 雨月 201603  
名園の径くねくねと小六月 森礼子 雨月 201603  
小六月ぽつくり寺に靴数多 田岡千章 201603  
橋渡る前のときめき小六月 中山皓雪 201603  
野良猫が屋根に来てゐる小六月 大島英昭 やぶれ傘 201603  
巡礼のロザリオ光る小六月 久保白村 ホトトギス 201604  
主を讃ヘチャペルも庭も小六月 久保白村 ホトトギス 201604  
尊徳像未だ健在小六月 大橋晄 ホトトギス 201604  
家事一切する気がなくて小六月 今井千鶴子 ホトトギス 201604  
昨夜の雨吸ひ上げてゐる小六月 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611 小六月→ 1

 

2016年11月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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