小 春 5    136句

古家のゆがみを直す小春かな    蕪村

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
飛行船ツェッペリン号めく小春 稲畑廣太郎 ホトトギス 200812  
飛行船空船水に浮く小春 稲畑廣太郎 ホトトギス 200812  
浦人のおほかた沖へ小春鳶 鷹羽狩行 200812  
父母嘉しませや小春の句碑除幕 大橋敦子 雨月 200812  
小春日に小幣きらめき除幕成る 大橋敦子 雨月 200812  
勿体なし孝子の宮の句碑小春 大橋敦子 雨月 200812  
海女小屋の棚に口紅小春なり 田下宮子 200901  
市原野の父母に逢ひたき小春かな 水船みどり 200901  
大銀杏結へぬ新弟子小春風 藤見佳楠子 200901  
小児科医院でれば漂ふ小春の陽 鴨下昭 200901  
小春日や初心者の押す車椅子 高野幸次 200901  
九十九段螺階の先の小春空 吉田政江 200901  
風音をヨーデルと聞く牧小春 近藤敏子 200901  
荒磯打つ白波遠く小春富士 渡邊泰子 春燈 200901  
二日遅れの新聞届く小春かな 久本久美子 春燈 200901 滞米
小春なり次の林へ二町ほど 豊田都峰 京鹿子 200901  
なかんずく嗤ひ羅漢に今日小春 鈴鹿仁 京鹿子 200901  
寺小春しきりに動く猫の耳 津野洋子 京鹿子 200901  
願ひたる小春の兆し句碑ひらく 中原敏雄 雨月 200901  
詠はれしもの照り子規の庭小春 西山美枝子 酸漿 200901  
枕辺に小春の竹の影ささやく 瀧春一 深林 200901 鶴川村・桂郎居
小春日や詣での道の馨しき 長崎桂子 あを 200901  
小春日や医師も機嫌の良き術後 木村茂登子 あを 200901  
シャム猫に備はる気品小春の日 塩路隆子 200902  
兄弟の初対面や小春の日 鈴木照子 200902  
畦道に草青々と小春かな 宇治重郎 200902  
小春日の空いっぱいにシーツ干す 和田森早苗 200902  
小春日の畦を野良猫散歩かな 安本恵子 200902  
倦みもせず見入る漆椀小春の日 前川ユキ子 200902  
天眼鏡拭く八卦見の小春かな 中島陽華 200902  
弥勒石に触れて小春の高野かな 谷村幸子 200902  
洗濯をする山姥の小春かな 寺田すず江 200902  
人恋の猫のつきゐる小春庭 岡野ひろ子 200902  
島小春鐘打つ余韻海越えて 小城綾子 200902  
小春日の塔頭なべて門閉ざし 須藤トモ子 200902  
小春日に聴くはショパンのポロネーズ 中島玉五郎 200902  
艇を漕ぐ彼等湖の子小春凪 泉田秋硯 200902  
瀬戸小春コンビナートは墓場めく 泉田秋硯 200902  
湖と空小春日和を分かちあふ 松村富子 200902  
たけなはの小春紅葉や詩仙の間 坂上香菜 200902  
小春日や魔女にもなれず爪を切る 上原朝子 200902  
小春日や大歳時記を賜りぬ 原島ふじ子 遠嶺 200902  
あたらしき友と小春の港町 菊池育子 遠嶺 200902  
鉢の数棚に並べて小春なり 宮崎見昭 遠嶺 200902  
子が描きし明日の夢や森小春 大西洵子 遠嶺 200902  
小春日の森より児らの湧きにけり 新井田晃 遠嶺 200902  
鯉動き小春の池を濁しけり 桑田忠男 遠嶺 200902  
小春日を上り詰めたり観覧車 桑田忠男 遠嶺 200902  
郵便夫戸毎に配る小春かな 穐好樹菟男 馬醉木 200902  
どの家も床几構へて小春かな 村上絢子 馬醉木 200902  
小春日や地図に辿りて旅心 鈴木とおる 風土 200902  
小春日を背負ひて母の来たるかな 工藤ミネ子 風土 200902  
小春日暮れ手毬のやうな月を上ぐ 工藤ミネ子 風土 200902  
回廊のうぐひす張りを踏む小春 石崎浄 風土 200902  
にはとりの市に鳴き出す小春かな 工藤ミネ子 風土 200902  
一周す小島四キロ小春かな 落合絹代 風土 200902  
いへぬことばかりが大事小春空 石寒太 炎環 200902  
あら今日も段々忘れ小春空 村上ひで香 炎環 200902  
正直の直線の文字小春かな 森ゆみ子 炎環 200902  
膵臓のふくらんでゐし小春かな 田中まや 炎環 200902  
小春日のベンチがあれば横になる 岸ゆうこ 炎環 200902  
岩田帯一家で受くる小春かな 岡本敬子 万象 200902  
箪笥より樟脳匂ふ小春かな 秋千晴 200902  
虻にまだ羽の音ある小春かな 米澤光子 火星 200902  
周総理小春の眉の濃かりけり 久保田万太郎 春燈 200902  
雲染めて小春のひと日終りけり 三代川玲子 春燈 200902  
はんざきの動き出したる小春かな 大石よし子 雨月 200902  
敦子句碑除幕に適ひ美濃小春 味村志津子 雨月 200902  
小春日や島に十戸の磯料理 落合絹代 雨月 200902  
小春日や養老にこそ適ふ句碑 森幸 雨月 200902  
ふたみひら舞ふ小春日の里林 豊田都峰 京鹿子 200902  
バス四台つらね小春の女のみ 数長藤代 200902  
白髪の譲る小春の優先席 椿和枝 200902  
転ばして姥が豆選る小春縁 佐藤山人 200902  
小春日や夫は綿菓子作る役 坂場章子 200902  
筆談の笑ひ小春のカフェテラス 佐々木秀子 200902  
事なきを得て小春日の医院出づ 唐鎌光太郎 ぐろっけ 200902  
着いてすぐ波止に出てみる小春凪 望月晴美 200902  
小春日和の椅子のねぢ浮いてをり 小嶋洋子 200902  
海を来る光ファイバー島小春 藤原はる美 200902  
小春日や白紙に動く指の影 東亜未 あを 200902  
小春日の納めの舞かしじみ蝶 小山ナオ子 酸漿 200902  
小春日やクレソン育つ庭の池 阿部文子 酸漿 200902  
葬送の面もなごむ小春かな 網野茂子 酸漿 200902  
舌の上のラムネ溶けゆく小春かな きくちきみえ やぶれ傘 200902  
小春日の光あつまる浮子の先 きくちきみえ やぶれ傘 200902  
小春日の朝の洗濯終りけり 天野美登里 やぶれ傘 200902  
小春日や骨董市に寝釈迦像 瀬島洒望 やぶれ傘 200902  
小春日や自由が丘のカフェテラス 有賀昌子 やぶれ傘 200902  
一遍の像に小春の日の光り 齋藤朋子 やぶれ傘 200902  
診療所は老人サロン小春の日 小澤菜美 200903  
鯛の目をかくし活〆店小春 布川直幸 200903  
立ち止まり麟麟の声聞く小春かな 中島陽華 200903  
小春日や駱駝が通る針の孔 西村純太 200903  
小春日の藁屋の棟のつがひ栗鼠 小山徳夫 遠嶺 200903  
小春日やコピーの薄き墓の地図 村上ひで香 炎環 200903  
小春日のそこまでといふレジ袋 添田勝夫 炎環 200903  
ターナーの日暮れとなりし小春かな 近藤幸三郎 風土 200903  
妙音天小春木洩れ日ゆらゆらと 岡淑子 雨月 200903  
小春日の御退院とて安堵せり 前川千恵子 雨月 200903  
小春凪エーゲの海の蒼かりき 高木典子 雨月 200903  
へそ島へ日矢幾たびの小春かな 和田照海 京鹿子 200903  
石鎚を手廂にして島小春 和田照海 京鹿子 200903  
小春日のガラスいちまい感光す 直江裕子 京鹿子 200903  
廃線の市電小春の砂場脇 唐鎌光太郎 ぐろっけ 200903  
小春日に拝す被爆のマリア像 北川とも子 ぐろっけ 200903  
小春日の芝山攀るロンパース 北畠明子 ぐろっけ 200903  
小春日や妻のコーラス立見席 林哲夫 ぐろっけ 200903  
干すもあり取込むもあり小春の日 飯田角子 酸漿 200903  
久々の小春日和に嚔あり 牧原佳代子 酸漿 200903  
電話鳴る音小春日の田を越えて 大島英昭 やぶれ傘 200903  
眼帯のとれてまぶしき小春かな 井上浩一郎 ホトトギス 200904  
小春凪船長が受く金の鍵 品川鈴子 龍宮の客 200904  
美術館のごとき菓子折り縁小春 布川直幸 200904 贈呈句
懐石処の小さき看板辻小春 須藤トモ子 200904  
島小春美術館へと港へと 伊藤康子 ぐろっけ 200904  
小春日や先づは焚火の山仕事 木下忠雄 酸漿 200904  
生かされて今小春日を浴びてをり 村松紅花 ホトトギス 200905  
小春にはひらがなで名を呼びにけり 濱上こういち 200905  
小春日や又振り出しの河馬の檻 青木ちづる 200905  
小春日や体が動き庭仕事 鈴木幾子 酸漿 200905  
流木の媚びたる姿態小春かな 渡部節郎 転舵の渦 200911  
稿終へしより小春日を賜りぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911  
副都心ビル小春日を突き刺せり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911  
苑小春こんなに人が居やうとは 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911  
小春日にまみゆ慈母聖半跏像 水谷洋子 十進法 200911  
小春日や歌舞練場にフラメンコ 丁野弘 200911  
小春日の閼伽水の音持ち帰る 田村すゝむ 風土 200911  
五日ほどつゞいてくれし小春かな 滝沢伊代次 万象 200911  
老夫婦畑に出でたる小春かな 滝沢伊代次 万象 200911  
小春日の下校の子らの歌うたひ 滝沢伊代次 万象 200911  
ひと目惚れする看板の小春顔 丸山佳子 京鹿子 200911  
寸評に思はぬ爆笑館小春 丸山佳子 京鹿子 200911  
蜜舐めるやうに小春の日差し受く ことり 六花 200911  
小春日を花鳥も蝶もよろこべり 鷹羽狩行 200912  
小春日や禰宜の木沓の軽き音 荻原八重子 200912 小春→ 6

2014年11月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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