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金木犀     123句

金木犀妻の里訪ひ妻に逢ふ    矢島渚男

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
採点の指もみほぐす金木犀 植松安子 199812  
金木犀の香りは私の道標 甲田夏湖 船団 199903  
逢わぬ間も金木犀は燦燦と 星野早苗 船団 199906  
金木犀胸を匂ひのあふれ出づ 神蔵器 風土 199911  
金木犀しづかに時を降らせをり 中根美保 風土 199912  
金木犀通夜のざわめき納まりぬ 柴田いさを 船団 199912  
金木犀泣いてることに泣ける日も 津田このみ 月ひとしずく 199912  
先に目を閉じたのどっち金木犀 津田このみ 月ひとしずく 199912  
朝いちのキスは金木犀となら 津田このみ 月ひとしずく 199912  
金木犀独りはふっと揺り籠 吉川真実 海程 200001  
校庭の金木犀下迷路あり 星野早苗 空のさえずる 200002  
夢も見る金木犀のわがまま 尾上有紀子 わがまま 200002  
金木犀眼玉に散りぬ痛むかな 金子兜太 海程 200004  
ふと匂う誰も知らない金木犀 三宅やよい 玩具帳 200004  
羨道へ金木犀の香の流れ 金子篤子 200011  
あの家のあの香りなり金木犀 桑原敏枝 いろり 200012  
金木犀空全開に深みたる 田中矢水 遠嶺 200101  
金木犀廻船問屋に水琴窟 仲安敏雄 200101  
整然と碁盤目の街金木犀 仲安敏雄 200101  
初恋の少女少年金木犀 甲田夏湖 船団 200105  
雲切れて金木犀の金こぼれ 林翔 馬醉木 200110  
ままごとの匂ひこぼるる金木犀 石橋翠 いろり 200111  
町中に刑務所のある金木犀 堀内一郎 あを 200111  
根回りも流れも染めし金木犀 森理和 あを 200111  
かけす句碑金木犀の香を纏ふ 澤野粂子 春耕 200111  
これといふ庭なき家に金木犀 松崎鉄之介 200112  
金木犀庭にあまたの土竜塚 芦澤一醒 200112  
金木犀ひと夜の雨に散り急ぐ 柴田美佐子 いろり 200112  
墓石彫る乾きし音や金木犀 角田信子 六花 200201  
跳箱をとべば金木犀の風 鎌倉ひろし 百鳥 200201  
保育所に午後の風あり金木犀 豊岡清子 遠嶺 200201  
新参の猫の居坐る金木犀 中村和江 ぐろっけ 200201  
金木犀匂ひの塵となりにけり 宮原みさを 花月亭 200208  
幽かなる金木犀の香銀座裏 磯野至子 あを 200211  
仮名書きの神の系図や金木犀 川井政子 風土 200212  
金の花金の香撤いて金木犀 塩川雄三 築港 200212  
金木犀師とゐて卍くずしかな 高橋将夫 200212  
とろとろと金木犀の香は麻酔 武藤嘉子 200212  
金木犀散り敷く道を踏みあぐね 鎌倉喜久恵 あを 200212  
華清池のすみずみ満し金木犀 濱名伸子 円虹 200301  
金木犀見上げ一憂封じけり 渕脇登女 200302  
作業の手止めて仰むく金木犀 加藤君子 火星 200302  
零れてはまた零れては金木犀 渡辺萩風 ホトトギス 200302  
和をもつて金木犀のすごい闇 坂本敏子 京鹿子 200302  
バイク置く金木犀の香の中に 浦川聡子 水の宅急便 200305  
好日や金木犀の花いきれ 鷹羽狩行 200311  
金木犀窓全開之歯科医院 水谷ひさ江 六花 200311  
一区画百十軒之金木犀 水谷ひさ江 六花 200311  
金木犀無音の闇をひろげをり 高橋あさの 200312  
神苑の匂ひ立つ夜や金木犀 井関祥子 酸漿 200312  
夜を込めて降る雨香る金木犀 林敬子 酸漿 200312  
金木犀我を励まし金砂ふる 青木光子 築港 200312  
我が町の何処も香る金木犀 青木光子 築港 200312  
金木犀倉敷の町海鼠壁 伊藤政子 築港 200312  
金木犀細身の風が路地をぬけ 舩越美喜 京鹿子 200402  
一笑に付せぬ噂や金木犀 栗原道子 京鹿子 200402  
変はりなく金木犀の武家屋敷 出口誠 六花 200410  
金木犀散る再会のたかぶりに 岡田和子 馬醉木 200412  
振り向けば金まみれなる金木犀 高橋十三夜 春燈 200412  
金木犀空のにほひのありにけり 今瀬一博 200412  
粥三日金木犀の咲き初むる 辻恵美子 200412  
大樹なる金木犀を守る老女 鈴木良子 酸漿 200412  
金木犀英会話塾最年長 竹田圭子 帆船 200412  
抜け道の一つは川へ金木犀 川島和 帆船 200412  
金木犀介護講座の始れり 秋田谷明美 帆船 200412  
金木犀挙動不審の人となり 斉藤裕子 あを 200412  
金木犀三角形の図書館へ 篠田純子 あを 200412  
風いつも隣家へ流れ金木犀 遠野萌 200501  
金木犀己がことばをこぼしけり 宮澤さくら 遠嶺 200501  
この先も何かありさう金木犀 鈴木とし子 遠嶺 200501  
この町のどこ曲りても金木犀 与川やよい 遠嶺 200501  
礼服の兄弟らしや金木犀 田中正子 百鳥 200501  
金木犀回転木馬にかをり来る 井原ミチ 万象 200502  
バスを待つ駅前広場金木犀 平尾信一 帆船 200502  
金木犀神も媚薬をつくりけり 成瀬櫻桃子 春燈 200504  
雨止んで金木犀は地に香る 岡田芳べえ 200504  
香り来る金木犀の見あたらず 菊地惠子 酸漿 200512  
帰国して見つけし風の金木犀 北島上已 酸漿 200512  
折れ易き鼻にきてゐる金木犀 伊藤希眸 京鹿子 200512  
金木犀存在感の香を放つ 塩川雄三 築港 200512  
秋篠は金木犀の雨となる 久保まち子 築港 200512  
まろまりしははの手をひく金木犀 斉藤裕子 あを 200512  
葉漏れ日が金木犀を目覚めさす 川口襄 遠嶺 200601  
金木犀真闇もつとも匂ひけり 牧長幸子 対岸 200601  
金木犀の香に包まれし涙かな 柳生千枝子 火星 200601  
人惚けるも年々薫る金木犀 御橋忠一 200601  
散り敷きてそぼろの如し金木犀 住田千代子 200601  
角曲るたびに匂へり金木犀 松田邦子 200601  
地上口に出て金木犀区始まれり 高橋道子 200601  
金木犀知りたきことは数知れず 倉持梨恵 200601  
添ふ影も金木犀を去りやらず 三由規童 雨月 200601  
あけぼのや峡のいづこに金木犀 中川悦子 酸漿 200601  
金木犀咲く同志杜を通り抜け 柿沼盟子 風土 200601  
喜久子の忌金木犀の匂ひけり 池崎るり子 六花 200601  
婚了へて金木犀の雨となる 煙山郷子 200601  
祝の日へ仕事大詰め金木犀 植松安子 200601  
雑用とひとひをくらす金木犀 東亜未 あを 200601  
金木犀山家の瓦褪せてをり 山下美絵子 遠嶺 200602  
病棟に床屋来てをり金木犀 足立みどり 栴檀 200602  
桂林讃歌しゅわしゃわこぼる金木犀 山元志津香 八千草 200603  
憧れしひとより電話金木犀 内山弘幸 八千草 200604  
目印は金木犀のあるあたり 倉持梨恵 200612  
病院の金木犀の花明り 本間勇 酸漿 200612  
湧くやうに金木犀の散り敷けり 高田令子 200701  
力ある嬰の泣き声金木犀 小林眞彦 遠嶺 200701  
金木犀盛りと庭の便りきく 桑田青虎 ホトトギス 200702  
つつがなく母ふたりあり金木犀 斉藤裕子 あを 200711  
通院の姑と見つけし金木犀 斉藤裕子 あを 200711  
通院を姑と楽しむ金木犀 斉藤裕子 あを 200711  
金木犀撮るに青空バックかな 松崎鉄之介 200712  
夕日さすいみじき角度金木犀 林翔 200712  
夜半の雨金木犀の根元染め 上藤八重子 酸漿 200712  
もしかしてやつぱり君か金木犀 大島翠木 200801  
たからかに帽子振る子や金木犀 加藤京子 遠嶺 200801  
金木犀妻の言伝て忘れけり 松村義男 遠嶺 200801  
金木犀ビオロンの音の流れ来し 植竹惇江 春燈 200801  
鰐口の音に輪廻や金木犀 物江康平 春燈 200801  
やがてまた人の立ちゐる金木犀 渡邉美保 火星 200801  
寺町の角曲るたび金木犀 須藤美智子 風土 200801  
図書館の窓開きあり金木犀 大坪景章 万象 200801  
金木犀灯を継ぐ者の寡黙なる 浜田はるみ 遠嶺 200802  
どの窓もしづかな朝金木犀 星井干恵子 遠嶺 200802  
妹の手のひら温し金木犀 飯塚ゑ子 火星 200802  

2008年10月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

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