風薫る 4    99句

風薫る梢の蝉やきやら衣  軍方  毛吹集

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
風薫るメタセコイアを誇る町 中川すみ子 200802  
仁清の藤花茶壷風薫る 林日圓 京鹿子 200802  
風薫る谷中ふるさと墳墓の地 俵藤正克 春燈 200804  
金屏風畳みし座敷風薫る ことり 六花 200805  
詩言葉の稀なひらめき風薫る 坂上香奈 200806  
風薫る皇居の門といふ門に 鷹羽狩行 200806  
白毫のふくらむおもひ風薫る 鷹羽狩行 200806  
糸杉は広野の墓標風薫る 峯桜子 遠嶺 200806  
延べ段を間に立砂風薫る 朝妻力 雲の峰 200806  
親鸞の生誕の里風薫り 宇治重郎 200807  
容よき後姿や風薫る 加藤みき 200807  
天平の風鐸鳴らし風薫る 上原重一 200807  
あを三百の魁夷の絵具風薫る 後藤眞由美 春燈 200807  
朱雀門吹き抜け御所地風薫る 奥村鷹尾 京鹿子 200807  
舗装なき昔を殘す風薫る 長崎桂子 あを 200807  
渾身の鑿痕美しや風薫る 水原春郎 馬醉木 200808  
放牧の牛の散らばり風薫る 黒坂紫陽子 馬醉木 200808  
風薫る道案内の道祖神 増田一代 200808  
襖絵の動くと見たり風薫る 田中芳夫 200808  
風薫りつつ襖絵を歪めたる 田中芳夫 200808  
海彦に今日占へば風薫る 泉田秋硯 200808  
宝塚「おゝたからづか」風薫る 有田蟻太 200808  
風薫る合唱部員のハーモニー 羽賀恭子 200808  
文化財となる料亭や風薫る 小林奈穂 200808  
オリーヴの葉裏しろがね風薫る 高久清美 200808  
大敷網にちりめん波や風薫る 山路紀子 風土 200808  
風薫る喜寿の師に逢ふ句の縁 坊野貴代美 ぐろっけ 200808  
思惟仏の慈母のほほゑみ風薫る 落合由季女 雨月 200808  
三山のよき隔りに風薫る 村上悦子 雨月 200808  
しゃがむ子に母もかがみて風薫る 東亜未 あを 200808  
畑中の墓所に供花あり風薫る 大島英昭 やぶれ傘 200808  
父祖よりの棚田百枚風薫る 村上絢子 馬醉木 200809  
思ひ出の上野の森や風薫る 新井須美子 遠嶺 200809  
風薫る除幕の句碑の根府川石 木下もと子 200809  
風かをり思ひ出の地に句碑除幕 天野正子 200809  
風薫る総帆広げ日本丸 鈴木とおる 風土 200809  
風薫る象のかけ合ふ砂シャワー 木内徴子 万象 200809  
風薫る首をすくめて鸛十羽 奥田妙子 ぐろっけ 200809  
風薫るひねり飛び交ふ村歌舞伎 川合まさお ぐろっけ 200809  
風薫るむかし都の飛鳥川 内藤順子 酸漿 200809  
宮の杜光琳笹に風かをる 山形悦子 万象 200810  
百五翁織りし絵巻に風薫る 岡本幸枝 ぐろっけ 200810  
訪れし柿衛文庫風薫る 片野光子 ぐろっけ 200810  
先住を称ふ梵妻風薫る 杉山瑞恵 雨月 200810  
東照宮縁起絵巻や風薫る 林日圓 京鹿子 200904  
風薫る袱紗さばきや鷁首船 林日圓 京鹿子 200905  
片言の英語日本語風薫る 青垣和子 雨月 200905  
風薫るだるく臥しをる褥にも ことり 六花 200905  
迂回路も空いてゐる道風薫る 稲畑汀子 ホトトギス 200906  
天も地もこのよき日祝ぎ風薫る 稲畑汀子 ホトトギス 200906

祝 飯島秀雄

様御令息

一日に三つ約束風薫る 稲畑汀子 ホトトギス 200906  
宮人となりたる心地風薫り 片岡久美子 200907  
風薫る案内の地図広げれば 布川直幸 200907 笠間市友部町
平凡な街平凡に風薫る 布川直幸 200907 笠間市友部町
稜線に白のひと刷毛風かをる 秋葉雅治 200907  
金管の融け合ふひびき風薫る 南幸子 春燈 200907  
前まはり出来た子供に風薫る 東亜未 あを 200907  
ロダン像の口一文字風薫る 間宮あや子 馬醉木 200908  
天守より出雲石見や風薫る 田中芳夫 200908  
ドライヴに野点のセット風薫る 今中道子 200908  
憧れのミラノを闊歩風薫る 山下潤子 200908  
風薫る竹人形のささら髪 長濱順子 200908  
フルートのひびく奈良町風薫り 小林成子 200908  
鼻唄のバンダナ庭師風薫り 杉本綾 200908  
水の香を散らす水車に風薫る 青野安佐子 200908  
乾杯のグラスきらりと風薫る 青野安佐子 200908  
引越の腕ばかり上げ風薫る 横内かよこ ぐろっけ 200908  
風薫る江ノ電始発から終点 鈴木石花 風土 200908  
子の友の青き瞳や風薫る 田嶋洋子 春燈 200908  
風薫る一日を無爲に過ししか 金森涼 春燈 200908  
笙篳篥小休みありて風薫る 大橋晄 雨月 200908  
風薫る遊行柳は田の中に 水野節子 雨月 200908  
川沿ひに歩かば海へ風薫る 永田勇 六花 200908  
みほとけの天衣靡きて風薫る 小瀧洋子 ろんど 200908  
風薫る少年少女吹奏楽 早崎泰江 あを 200908  
風薫る信濃の森の美術館 名取袿子 200909  
知らぬ子の挨拶野路の風薫る 山田春好 200909  
総檜葉の下北の温泉や風薫る 井口淳子 200909  
白鳳の伽藍をわたる風薫る 宮野百合子 200909  
風薫る青葉城址の花売女 加藤克 200909  
風薫る大聖院に婚の笛 神田一瓢 雨月 200909  
風薫る細身に光明皇后像 山路紀子 風土 200909  
島唄に育ちゆく児よ風薫る 水田壽子 雨月 200910  
校庭の空にはしご車風薫る 熊谷尚 200911  
今年又迷はず旅路風薫る 稲畑汀子 ホトトギス 201006  
星を見るための家居や風薫る 稲畑汀子 ホトトギス 201006  
風薫る太子の遺墨法華義疏 林日圓 京鹿子 201006  
聖武帝墨蹟とはに風薫る 林日圓 京鹿子 201006  
正倉院宝物なべて風薫る 林日圓 京鹿子 201006  
噴水の広場に憩ひ風薫る 大橋敦子 雨月 201006  
展示会春風薫る額絵あり 西尾京子 酸漿 201006  
風薫る今もジンタの千鳥足 宮崎左智子 201007  
カーリングめく廊下拭き風薫る 北尾章郎 201007  
風薫る大小竹の筆二本 神蔵器 風土 201007  
手話の手の動き優しや風薫る 松嶋一洋 201007  
麟麟にも眉毛ありしよ風薫る 田中浅子 201008  
蓮華山蹠にて風薫るなり 小形さとる 201008  
みどり児の熟寝の睡毛風薫る 青木康明 201008  
高階の玻璃戸ひらけば風薫る 山下青坡 201008 風薫る→ 5

 

2020年5月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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