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生国や寒の朝日のまくれなゐ   木附沢麦青   青嶺

  寒明

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
トランペット空を吹き上ぐ寒日和 佐治奈津 雨月 200804  
寒日和子抱観音どかっと座し 大井邦子 ぐろっけ 200804  
寒ながら馬酔木確かに咲く日和 浅野恵美子 酸漿 200804  
寒なれど色散らし咲く返り花 長谷川たか子 酸漿 200804  
穏やかな寒晴好きな道をゆく 佐藤なか 遠嶺 200805  
寒晴や絵師工房の勇み声 津田礼乃 遠嶺 200805  
庭手入寒中となり作務中絶す 奥村鷹尾 京鹿子 200805  
乙女らの寒を素足の生酛踏み 鈴木漱玉 馬醉木 200901  
寒晴や千枝万葉みな尖り 林翔 200901  
ふがいなくワンタンすすり寒の帰路 新関一杜 京鹿子 200901  
山伏の里に鬼面や寒に入る 苑実耶 200901  
寒晴の一樹に鼓動ありにけり 遠藤和彦 彩雲 200901  
体操の従順寒のホイッスル 瀧春一 深林 200901  
寒晴や象谷深くさまようて 加藤みき 200902  
寒灸の壺外さるる悲鳴かな 中島玉五郎 200902  
大欅四五本先の寒に入る 神蔵器 風土 200902  
魚糶りて肩もて歩く寒の入り 柴田佐知子 200902  
山伏の里に鬼面や寒に入る 苑実耶 200902  
空腹を知らぬ雀と寒に入る 林翔 200902  
ジーパンの膝ぬけてゐる寒の入 堀内一郎 あを 200902  
幾度も息を吸はされ寒半ば 堀内一郎 あを 200902  
音高く石転がせる寒の浪 山田六甲 六花 200902  
朝明の上弦ありて寒に入る 小平恒子 酸漿 200902  
寒落暉ひかりこぼして水はこぶ 岡本眸 200902  
寒暁やビルの頭上の白い月 西垣順子 200903  
竹筒の炎動かず寒の朝 鈴木阿久 200903  
寒の入りなすすべのなし那須颪 仁平則子 200903  
空赫き韃靼海峡寒の雁 雨村敏子 200903  
寒の空たつた一つのなせる事 山崎ゆき子 炎環 200903  
寒の入り酸素チューブの淡(うす)みどり 山崎ゆき子 炎環 200903  
表札の残りし空地寒の晴 森ゆみ子 炎環 200903  
恩師訪ふことを慣ひの寒の入 高橋照子 雨月 200903  
犬抱いて散策の人寒に入る 中原敏雄 雨月 200903  
きのふより夕日明るし寒の入 安立公彦 春燈 200903  
寒晴や松くれなゐの脂たらし 河崎尚子 火星 200903  
寒日の獣園遠き一吼のみ 豊田都峰 京鹿子 200903  
寒園のけものの叫び宙広し 鈴鹿仁 京鹿子 200903  
寒猿の主從の掟檻の中 鈴鹿仁 京鹿子 200903  
寒晴の神学校よりシューベルト 河村泰子 ぐろっけ 200903  
花の息にくもる花屋の寒の玻璃 北川英子 200903  
読まず書かず寒の底抜け晴たまひ 千田百里 200903  
寒晴や振つて叩いて蜜の瓶 林昭太郎 200903  
幼らと寒の満月拝しけり 井関祥子 酸漿 200903  
目に入れば取る草のあり寒の庭 伊藤一枝 酸漿 200903  
しゃりしゃりと音たててゆく寒の風 早崎泰江 あを 200903  
寒の内田畑の色はビニール色 長崎桂子 あを 200903  
寒暁の新聞店の明かりかな 松本善一 やぶれ傘 200903  
画数の多き命名寒の嬰 和田郁子 200904  
ジェット機に立ち上りたる寒伊吹 小林成子 200904  
くぐり戸をぬけて鈴の屋寒日和 井口淳子 200904  
血縁の絆に触るる寒の葬 落合晃 200904  
ブーメラン寒の世界へ逆戻り 塩路五郎 200904  
マンハッタン燦と女神の寒篝 品川鈴子 龍宮の客 200904  
寒青空そわかそわかと自己体操 丸山佳子 京鹿子 200904  
浅草に老いて芸なす寒の猿 有働亨 馬醉木 200904  
富士に載る寒雪の縁焼けにけり 黒坂紫陽子 馬醉木 200904  
繍帯の指の直立寒に入る 山中宏子 200904  
パソコンの中の反故捨つ寒の入り 布川直幸 200904  
病廊の曲がりくねりて寒残る 仁平則子 200904  
4Bをけづり直して寒十日 山崎靖子 200904  
絹莢の実を透きとほる寒日差 荒井和昭 200904  
寒晴や花殻摘みの荒れたる掌 荒井和昭 200904  
ねむごろな隠し包丁寒に入る 田村園子 200904  
小寒の電車に眠る人多し 高田令子 200904  
しばらくを駆けて声援寒マラソン 加藤峰子 200904  
永別や名のある寺の寒の入 数長藤代 200904  
内視鏡の巡る胃の腑や寒四郎 折橋綾子 200904  
脇立は怒りの美なり寒御堂 中村碧泉 ぐろっけ 200904  
見舞う筈永別となる寒の朝 濱田ヒチヱ ぐろっけ 200904  
寒に入る神宮橋に献血車 及川澄子 風土 200904  
急患へ開くるくぐり戸寒の朝 竹内美穂 炎環 200904  
メモ用紙の端のぎざぎざ寒に入る 高原節 炎環 200904  
間伐の杉の空洞寒終る 小嶋泰家 炎環 200904  
寒晴や古代水出発掘中 下田恭子 炎環 200904  
煌々と北斗七星寒の入 安達風越 雨月 200904  
寒晴や遥かに雪の比良比叡 安達風越 雨月 200904  
神籬より奉納拝す寒の入 大井彌雨 雨月 200904  
失業者巷に溢れ寒に入る 木内美保子 六花 200904  
ひしめける鴨のつむりや寒の入 蘭定かず子 火星 200904  
老犬の腹のももいろ寒に入る 高橋芳子 火星 200904  
調律のひびく音色や寒の入り 井島郷雲 火星 200904  
御灯明の止まる刻あり寒参 井島郷雲 火星 200904  
寒暁や奇妙に鳴ける発情牛 小林馨 火星 200904  
寒の薔薇写されし胃をみつめをり 山荘慶子 あを 200904  
輪蔵の取手に寒の光あり 小林れい 酸漿 200904  
寒夕日富士を浮べて沈み行く 阿部文子 酸漿 200904  
寒最中蚕豆の芽の出でにけり 阿部文子 酸漿 200904  
寒日和声の目白を皆仰ぐ 青木民子 酸漿 200904  
毛染めするも入院準備寒日和 坂上香菜 200905  
嵌頓の畏れ抱きて寒に入る 北村香朗 春燈 200905  
かけてもかけても出ないケータイ寒に入る 丹生をだまき 春燈 200905  
寒晴の鎌倉のやつ鳶の笛 宮崎安汀 春燈 200905  
太陽が暈被て寒の尽くる朝 上田明子 雨月 200905  
寒日和仔牛早や立ち乳を欲る 山口まつを 雨月 200905  
寒日和打ち振つて敷く粗筵 守屋井蛙 酸漿 200905  
寒晴れの空は筑波や秩父まで 大崎紀夫 やぶれ傘 200905  
観音を訪ふ上州の寒晴れに 大島英昭 やぶれ傘 200905  
寒晴れの篁に風起りけり 國保八江 やぶれ傘 200905  
靴音の心音となる寒の寺 湯川雅 ホトトギス 200906  
蒟蒻を叩いてちぎる寒の入り 徳永明世 200906  
楪の紅き葉柄寒に入る 奥太雅 万象 200908  
父訪へず寒のポストに一礼す 小嶋洋子 泡の音色 200912  
寒に入る朝の快晴頼みとし 稲畑汀子 ホトトギス 201001 寒→ 6

 

2016年1月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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