寒 10    100句

  寒明

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
淡海へ流れの細る寒施行 大山文子 火星 201304  
月齢の暦新月寒の内 大竹淑子 風土 201304  
胸に棲む人と見上げし寒北斗 岩月優美子 201304  
ひねもすの風収まりて寒北斗 斉藤マキ子 末黒野 201304  
懇ろにほぐす印泥寒の入 窪田粧子 馬醉木 201304  
横綱の高々と投ぐ寒の塩 藤岡紫水 京鹿子 201304  
山響を滝に預けて寒に入る 鴨下昭 201304  
おほいなる寒の和尚の咳払ひ 鳳蛮華 201304  
子を呼びてときめき頒つ寒落暉 安田とし子 ぐろっけ 201304  
子午線を貫く鉄路寒の晴 荒木泊代 ぐろっけ 201304  
蜂蜜の凝固はじまる寒の入り 佐津のぼる 六花 201304  
友ありて心通へる寒の菊 藤波松山 京鹿子 201304  
陽の匂ひする夜具に寝る寒の入り 橋本美代 やぶれ傘 201304  
噛むやうに寒九の水を飲みにけり 関根揺華 201304  
シリウスの輝き増して寒に入る 庵原敏典 末黒野 201304  
寒に入るウォーキングを再開す 和田紀夫 201304  
寒の日の目覚しウオーク池巡り 前川ユキ子 201304  
寒の入ヒールの音に負けずゆく 原田達夫 201304  
寒もどり何時まで覚えぬ乗換駅 鈴木榮子 春燈 201304  
寒厳し強風をつく救急車 小川玉泉 末黒野 201304  
寒三日月朝刊取りに出で仰ぐ 久保晴子 雨月 201304  
寒晴に杖つき傘寿一万歩 吉田和子 ぐろっけ 201304  
寒晴の桜並木の艶やかな 大坪景章 万象 201304  
寒晴やぐしの崩れし家の鈴 中澤弘 春燈 201304  
母の声聞きたき日なり二月寒 新海英二 春燈 201304  
寒晴や稲荷の杜の一の峯 山田天 雨月 201304  
寒晴や丸き背を伸し行く 菅野蒔子 末黒野 201304  
寒朝月未だ寝静まる里の人 高橋美恵 末黒野 201304  
寒怒濤鉄条網の先は基地 松本三千夫 末黒野 201304  
寒靄を脱ぎし筑波の女体かな 大坪景章 万象 201304  
寒鶯の高くは飛ばず久女の忌 窪田粧子 馬醉木 201304  
蒸し米が杜氏曇らす寒造 水木沙羅 201304  
せせらぎの日差しを捉へ寒の芹 小川玉泉 末黒野 201304  
給餌待つ牛舎の静寂寒の入 佐藤山人 201304  
水脈太く過ぎる漁船や寒の入 山本無蓋 201304  
石削る火花の青し寒の入 西村博子 馬醉木 201304  
尊きや大師縁日寒の晴 山口キミコ 201304  
竹林のそよりともせず寒の入 中野久雄 末黒野 201304  
昼も灯るガレのランプや寒の薔薇 片山煕子 京鹿子 201304  
攻防の寒の鼠と根くらべ 渕上千津 201304  
なるやうにしかならずして寒に入る 大内幸子 六花 201304  
行者橋踏みはづさずに寒の川 伊庭玲子 201304  
甘くなる寒に入りたる葉物かな 鈴木庸子 風土 201304  
若冲の赤の贅沢寒に入る 菊川俊朗 201305  
みな沖を向く寒凪の礁の鵜 稲山忠利 ぐろっけ 201305  
葬送や寒晴れの空青すぎる 栗原恵美 万象 201305  
寒日和楽器を武器のごと背負ふ 熊谷ふみを ろんど 201305  
寒晴れや波に孤高の烏帽子岩 鈴木一三 末黒野 201305  
年上に席譲られし寒のバス 水野範子 ぐろっけ 201305  
化石句を口遊みては寒に耐ふ 相良牧人 201305  
蛇綱行く寒のうす日の照りてをり 大竹淑子 風土 201305  
明日も晴るカムイリンクス寒茜 園部早智子 ろんど 201305  
海の上に伸び寒晴の横たはる 湯川雅 ホトトギス 201305  
灰にせし思ひ出が舞ふ寒の暮 松田都青 京鹿子 201305  
扁額は無の一文字寒の寺 三浦澄江 ぐろっけ 201305  
陋屋の隙間苦になる寒の内 松木清川 ぐろっけ 201305  
寒の底爪先ばかり見て歩く 川井秀夫 ろんど 201305  
寒の虹立つて蛇綱を見てきし目 大竹淑子 風土 201305  
寒を行く蛇綱の法被裾に雲 大竹淑子 風土 201305  
寒晴れや神酒を含みて蛇綱衆 大竹淑子 風土 201305  
寒晴れや木の香の満つる木工所 城戸緑 末黒野 201305  
寒日和生花にふはりリボンかけ ふじの茜 201305  
スコップを寒九の土へ足で押す 細川知子 ぐろっけ 201305  
観音へ搗く五升餅寒の村 川村清子 馬醉木 201305  
起きがけのこむら返りや寒もどり 臼村喜久代 万象 201305  
漁火にまたたき返す寒北斗 林八重子 馬醉木 201305  
正宗の反身の斯くや寒三日月 鈴木直枝 ろんど 201305  
鶏の木鶏となる寒の入り 鈴木直枝 ろんど 201305  
源は滝と杉山寒の川 大竹淑子 風土 201305  
爪を切る寒苦の夜の風の声 梶浦玲良子 六花 201305  
はは乗ってゆく寒晴れの白鳥座 田中一美 ろんど 201306  
投函ののちの四五日寒もどる 生田恵美子 風土 201306  
裏山の杉百幹の寒気かな 吉田きみえ 末黒野 201306  
靴の鋲しつかりと立て寒の葬 田中一美 ろんど 201306  
打ちつけて味噌玉甕に寒仕込み 有賀昌子 やぶれ傘 201306  
寒村の青田一枚神渡る 小野寺節子 風土 201310  
八丈島への船室で寒の灸 品川鈴子 ぐろっけ 201311  
寒濤や那古観音は堂扉閉づ 瀧春一 花石榴 201312  
三里の壺に寒灸据ゑつこお幼友 品川鈴子 ぐろっけ 201312  
文革に飢ゑし子育て寒九鳥 品川鈴子 ぐろっけ 201312  
消息の絶えし人ゐて寒の入 稲畑汀子 ホトトギス 201401  
寒日和よちよち歩きの鳩に附き 築城百々平 馬醉木 201401  
寒の入発止と射抜く的の音 田中たつを 雨月 201401  
南座を筋交ひに来る寒四郎 千田敬 201401  
又元の一人となりて寒に入る 稲畑汀子 ホトトギス 201401  
卵割る寒の卵を食べるため 常田創 201401  
寒の人とて諾へる日の外出 稲畑汀子 ホトトギス 201401  
船底の雑魚寝に寒の灸を据ゑ 品川鈴子 ぐろっけ 201401  
上野公園大陶器市寒の入 赤座典子 あを 201402  
寒潮に記憶託して虚貝 奥井あき 201402  
あはうみに藻の流れ込む寒日和 山尾玉藻 火星 201402  
まなざしは草食系や寒仏 辻香秀 201402  
安全地帯光押し寄せ寒に入る 吉成美代子 あを 201402  
筆勢は寒九の水をにじませて 能村研三 201402  
お囃子が血を沸かせをり寒禊 篠田純子 あを 201402  
十字架の黙をほぐせし寒茜 鈴木セツ 201402  
涙拭くや寒オリオンと漁火と 荒井千佐代 201402  
廊渡る裸足一列寒四郎 今澤淑子 火星 201402  
寒茜海より化粧ふ駿河富士 秋場貞枝 春燈 201402  
寒泳の子等にそだてる勢ひの火 柴田近江 201402 寒 →11

 

2017年1月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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