かまつか  79句

コスモスへゆきかまつかへゆき憩ふ   臼田亞浪   白道

葉鶏頭  雁来紅  かまつか

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
かまつかと亡妻つま待つ家に退院す 神蔵器 風土 199811  
砂の粒にかまつかの色ありにける 加藤みき 199911  
かまつかや抱けど背負へど泣くばかり 荒井千佐代 200101  
かまつかの雨よ胸の火消ゆるまで 塩貝朱千 京鹿子 200103  
かまつかの揺れの辺りをあやしみぬ 加藤君子 火星 200111  
かまつかに發火装置の見當らず 中原道夫 銀化 200111  
曇のち雨かまつかはいきいきと 朝妻力 俳句通信 200111  
かまつかや肋を足して逢ひに来よ 井上莱摘子 京鹿子 200202  
かまつかの向かふはきつと伏魔殿 井上莱摘子 京鹿子 200202  
かまつかや思ひ濃き日の言少な 峰岸よし子 200202  
かまつかや妻籠の宿の保存会 折原烈子 帆船 200211  
かまつかの葉擦れに暮色濃くなりぬ うまきいつこ 200212  
朝日射しそむ中山道のかまつかに 大堀鶴侶 雨月 200212  
かまつかの朱のしたたりや沖くら 石原歌織 銀化 200212  
かまつかのこぼせし雨の溜まり出す 岡本眸 200212  
かまつかや時々逢ふをよしとせり 高橋喜和 百鳥 200212  
かまつかやすたれ港の廓路地 塩路隆子 花衣 200307  
かまつかや焼入れの水しゆんと鳴る 柴田近江 200312  
かまつかの影より笑まふ道の神 高田令子 200312  
かまつかや白髪の兄の吹かれをり 深澤鱶 火星 200312  
かまつかの暮れゆく色の胸騒ぎ 伊藤とら 雲の峰 200312  
暮れ際のかまつか燃ゆるばかりなり 岡田万壽美 雲の峰 200312  
かまつかや大沼わたるをとこ声 岡井省二 岡井省二全句集 200312  
かまつかや先に暗示をかけておく 井上菜摘子 京鹿子 200401  
膝ほどにかまつか奢る鋳物町 淵脇護 河鹿 200401  
かまつかを出し白猫の伸びしたり 伊藤多恵子 火星 200401  
かまつかの植ゑあり越してこられけり 中村文恵 草の花 200401  
かまつかや大志抱きし少年期 石山民谷 遠嶺 200411  
かまつかに抱きつく若さ貰ふべく 伊藤白潮 200411  
かまつかや枯れても燃ゆる地の底へ 上杉静子 春燈 200412  
かまつかに発起の色の潜みゐむ 工藤進 200412  
かまつかの芽立ち指もて確かむる 伊藤白潮 200506  
かまつかの炎ゆるに憂ひ寄せつけず 桑原泰子 200511  
かまつかや白山は火を休む山 鷹羽狩行 200512 白山麓僻村塾
かまつかや姉妹の古りし帯着物 池田加代子 風土 200512  
血より濃きかまつか供花に兵の墓 塩路隆子 200601  
かまつかや潮引きたる海の洞 加藤みき 200611  
かまつかや墓地に変りし桃畑 林いづみ 風土 200612  
かまつかや髪束ねあふ少女たち 百瀬七生子 海光 200705  
かまつかや踊念仏の真中にゐ 百瀬七生子 海光 200705  
かまつかや父母のなき世に慣れずをり 荒井千佐代 200711  
かまつかは燃えよ戦火は衰へよ 千田百里 200711  
かまつかの夜を明かしたる窶れかな 青山丈 200711  
かまつかや救ひの色に夕暮れぬ 戸田和子 200712  
かまつかのうしろ大きな日の沈む 荒井和昭 200712  
採血室かまつかへ窓開け放ち 戸田和子 200712  
かまつかを曲つて来たる霊柩車 大山文子 火星 200712  
実りなくともかまつかのしなやかに 本城布沙女 雨月 200805  
かまつかや火葬の鍵を持たされし 城孝子 飛火野 200808  
かまつかや一本道に人見送る 岡本眸 200809  
かまつかの辺に固まりぬ通夜の客 大山文子 火星 200812  
かまつかの飛火しさうな炎色かな 鷹崎由未子 春燈 200911  
かまつかの一本が先づ飛ぶ構へ 梶浦玲良子 六花 200912  
かまつかや酒屋の振子大時計 黒滝志麻子 末黒野 201001  
かまつかや祈るより術なきことも 間宮あや子 馬醉木 201001  
かまつかの遠目にあるは焔立つ 笠置早苗 火星 201001  
かまつかの鉢寄せてあり築地塀 瀬島洒望 やぶれ傘 201001  
黄昏やかまつかの朱ヶ深みゆく 池内結 ろんど 201112  
かまつかや金の砂子を撒く夕日 柿沼盟子 風土 201211  
かまつかや朱塗りの門の中華街 佐藤喜仙 かさね 201212  
かまつかや木の上に飛ぶ神の鶏 中村洋子 風土 201212  
かまつかや雲のはたての在り処 間島あきら 風土 201212  
かまつかや又も本家が分家がと 小倉正穂 末黒野 201301  
かまつかや名指しで呼ばれゐるごとし 田中貞雄 ろんど 201309  
かまつかや湖に日の落つ追悼碑 中田みなみ 201311  
かまつかに頂のある寒露かな 山尾玉藻 火星 201410  
かまつかの下葉うらなり色をして 久染康子 201411  
かまつかに胸中の火を移しけり 水野恒彦 201411  
かまつかや父の遺しし謡本 栗原完爾 春燈 201412  
かまつかや五百色の色鉛筆 加藤みき 201412  
かまつかや黄泉平坂まで来しか 神戸京子 ろんど 201412  
かまつかやふっとここにはなきこころ 太田沙良 201412  
かまつかに夕映しばしとどまれる 木下夕爾 春燈 201508  
かまつかや母の目の色ふともどる 原田達夫 箱火鉢 201511  
かまつかや触れなばこの身石になる 久保夢女 201612  
かまつかの明るき道の理髪店 高橋あさの 201710  
かまつかの平茎割れて子規の庭 小林共代 風土 201711  
村外れかまつか色を極めけり 斉藤玲子 馬醉木 201901  
かまつかの暮れゆく中の車椅子 西村白杼 京鹿子 201901  

 

2019年9月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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