返り花 5     94句

かへり花咲よしもなく咲にけり   白雄

帰り花  二度咲

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
帰り花芝公園の明け初むる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201612  
帰り花沈む心に灯をともし 柴田靖子 201701  
亡き父の一語は重し返り花 藤井寿江子 馬醉木 201701  
神の息触れたるところ返り花 中村房子 馬醉木 201701  
ど忘れを許し合ふ笑み帰り花 門伝史会 風土 201701  
境内に誕生水井戸帰り花 鈴木庸子 風土 201701  
當り前のやうに咲きをり返り花 中田みなみ 桜鯛 201701  
諸人の千々の乱れや返り花 鈴鹿呂仁 京鹿子 201701  
銅像の眼鏡が可笑し返り花 中田みなみ 201701  
帰り花午後の日差しの頬に来し 秋千晴 201701  
返り花白緒の草履土間に干し 田中とし江 201701  
殉職の碑に鶴嘴や返り花 横田敬子 201701  
素気なき幹に灯せる帰り花 能村研三 201701  
帰り花親子で違ふ家事流儀 須田千代 201701  
帰り花親子で違ふ家事流儀 須田千代 201701  
帰り花今日も二合の米を磨ぐ 須賀敏子 あを 201701  
老父母のあつあつぶりや帰り花 江島照美 201702  
朝の地震波動ゆるりと返り花 岡山敦子 京鹿子 201702  
返り花閉ぢこめてゐる物語 上野紫泉 京鹿子 201702  
盛土せし特攻基地や帰り花 柴崎甲武信 春燈 201702  
帰り花声なきこゑに耳澄ます 卜部黎子 春燈 201702  
落とし物か土手に二輪の帰り花 松本三千夫 末黒野 201702  
好日の山門明し返り花 福田禎子 末黒野 201702  
二歩三歩戻りて仰ぐ返り花 亀卦川菊枝 末黒野 201702  
幸せはしあはせを呼ぶ返り花 太田昌子 馬醉木 201703  
帰り花急いて急かざる用抱へ 長谷川翠 馬醉木 201703  
神域に響く木沓や帰り花 森清信子 末黒野 201703  
植木屋の切り残したる返り花 岡淑子 雨月 201703  
清らかな黄や蒲公英の返り花 西村しげ子 雨月 201703  
水音の昏くなりたる返り花 戸栗末廣 201703  
帰り花気儘と言ふは頼りなし 宮井知英 201703  
濡れ縁によく日の当たる返り花 曽根富久恵 201703  
未来図を描くも塗るも帰り花 高野昌代 201705  
来世とはまばゆき言葉返り花 小山田子鬼 201801  
はせを句碑古りたんぽぽの返り花 樺山翠 雨月 201801  
隠沼に日の差しきたり返り花 松田多朗 馬醉木 201801  
返り花褒められたくて耳を寄す 大網健治 201802  
干し物の影まで乾く返り花 阿久津勝利 万象 201802  
太陽のスポットライト帰り花 後藤眞由美 春燈 201802  
持ち味を生かし高みへ返り花 植村蘇星 京鹿子 201802  
湖よりも山しづかなり帰り花 片山煕子 京鹿子 201802  
遠き日の山は遊び場帰り花 石原孝人 京鹿子 201802  
いま少し欲しき日差しや返り花 饗庭惠子 末黒野 201803  
ものの色夕べは淡し返り花 梅村すみを 201803  
生かされて今ここにある返り花 犬塚芳子 201804  
日溜の墓地に一輪返り花 菊澤さち子 雨月 201804  
帰り花喪中はがきを受け取りし 岡田香緒里 やぶれ傘 201804  
返り花十字路脇の駐在所 遠山のり子 201804  
返り花見つけた気分ブックカフェ 林せり 船団 201806  
逆縁の娘に母親に帰り花 竹下陶子 ホトトギス 201806  
返り花数ほどほどに目立ちけり 中田みなみ 201806  
返り花8864傾いて良し 梨地ことこ 船団 201809  
曇りのち晴れ白い躑躅の返り花 浦川哲子 201811  
潮入りの御猟場の跡帰り花 大山夏子 201811  
勘違い素直に戻れぬ帰り花 酒井たかお 201811  
カーナビに載らない小路帰り花 山田邦彦 201811  
いくたびも失ふ所在帰り花 稲畑汀子 ホトトギス 201811  
歩休めの夫に気付けり帰り花 成宮紀代子 201811  
朝霧の置き残しけり返り花 伊丹さち子 馬醉木 201901  
墓山に来てたんぽぽの返り花 工藤義夫 馬醉木 201901  
木の影の生れては消えて返り花 森なほ子 あを 201901  
陽の目見し未完の遺作帰り花 塚本虚舟 やぶれ傘 201902  
植込みに紛れてゐたる帰り花 永田万年青 六花 201902  
御陵の立入禁止帰り花 永田万年青 六花 201902  
引き寄せて枝冷たかり帰り花 善野行 六花 201902  
町へ出る朝のひかりに帰り花 善野行 六花 201902  
静けさや背景は湖返り花 延川笙子 六花 201902  
石段を喘ぎ登れば返り花 延川笙子 六花 201902  
惜別の歌流れけり返り花 延川笙子 六花 201902  
心病みて癒しの旅や返り花 延川笙子 六花 201902  
遠路来し友なごませり返り花 延川笙子 六花 201902  
帰り花水に流せる事の有り 赤松赤彦 六花 201902  
舞子浜塩害の中返り花 赤松赤彦 六花 201902  
刑務所の塀を乗り出す帰り花 赤松赤彦 六花 201902  
遠き日の友情に似て返り花 中村洋子 風土 201902  
やさしさは時に疎まし帰り花 中村洋子 風土 201902  
返り花六文銭旗翻り 福岡かがり 雨月 201902  
あなたとの温度差ひらく返り花 鷺山珀眉 京鹿子 201902  
災害の年をちこちに帰り花 三木亨 201902  
帰り花気力欲しいと思ひけり 長崎桂子 あを 201902  
上京の友囲みゐる帰り花 永島雅子 春燈 201903  
歩をとめてまた歩をとめて返り花 渡辺やや 風土 201903  
帰り花和尚と庭の立話 黒滝志麻子 末黒野 201903  
煩悩の有りてこそよと帰り花 渡辺美智子 末黒野 201903  
妻愛でし白きつつじに返り花 小川玉泉 末黒野 201903  
帰り花ブロンズ像に錆び少し 有賀昌子 やぶれ傘 201903  
帰り花かき消して空青くなる 今橋眞理子 ホトトギス 201904  
帰り花塀の続きし大使館 大山夏子 201905  
赤穂義士主従の墓所の返り花 田中藤穂 201905  
帰り花崖の見守る義士の墓 大山夏子 201905  
帰り花人無きベンチの傍らに 大山夏子 201905  
返り花あとかたもなく捨つる恋 吉田悦子 201907  
帰り花徳川園の要とし 稲畑廣太郎 ホトトギス 201910  
帰り花には咲き満つる心なく 稲畑汀子 ホトトギス 201911 帰り花 →1

2019年11月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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