蕪 汁    35句

蕪蒸  蕪汁  蕪鮓

作品
作者
掲載誌
掲載年月
日没が野上がる時間蕪汁 朝妻力 俳句通信 200101
その道のひとの一言蕪汁 中村房枝 六花 200212
鍋釜を磨きいつもの蕪汁 小牧喜美子 遠嶺 200403
背中より眠くなりたる蕪汁 林裕美子 六花 200502
娘とも思ふ嫁ゐて蕪汁 佐藤淑子 雨月 200503
喪帰りの身をあたたむる蕪汁 中村翠湖 馬醉木 200602
蕪汁すすり後生を大事にす 高橋将夫 200602
一病の癒ゆる兆しや蕪汁 淵脇護 河鹿 200602
蕪汁好む齢となりにけり 池田加代子 風土 200604
長湯して湯の花の香や蕪汁 稲葉ちよこ 風土 200703
ていねいに食ぶる母をり蕪汁 森佳子 遠嶺 200804
七階の暮しにも慣れ蕪汁 久米憲子 春燈 200902
田煙の真つ直ぐに立つ蕪汁 重見久子 火星 200903
嫁に謝し娘に謝すくらし蕪汁 園多佳女 雨月 200904
さ緑の葉の香り立つ蕪汁 上月智子 末黒野 201003
風募る宿坊の夜の蕪汁 コ田千鶴子 馬醉木 201102
白味噌と煮干の匂ふ蕪汁 笠井清佑 201102
湖の彼方は丹波蕪汁 成瀬櫻桃子 櫻桃子選集 201105
足す塩の灯にきらめきぬ蕪汁 小川玉泉 末黒野 201203
生真面目の故にしくじる蕪汁 箕輪カオル 201203
蕪汁酔ひたる朝の腹休め 菊地崇之 かさね 201302
夫一病二病にも克ち蕪汁 三木千代 201303
蕪汁ひと混ぜしたる椀の中 きくちきみえ やぶれ傘 201303
蕪汁伏線徐々に読めてくる 細川洋子 201402
歳ごとに旨み増すもの蕪汁 山根征子 201402
僧帽筋ゆるみてゐたり蕪汁 服部早苗 201405
ふる里は白味噌仕立蕪汁 笠井清佑 璦別冊 201408
買ひ出しの夫を待ちたる蕪汁 箕輪カオル 201503
夕日落ち舌焦がしたる蕪汁 田中臥石 末黒野 201603
川風の夜となりたり蕪汁 白石正躬 やぶれ傘 201604
老ゆるてふ初体験多々蕪汁 諸戸せつ子 春燈 201701
病人に合はせる日々や蕪汁 秋津令 201702
蕪汁秩父の雲の動きけり 沼崎千枝 末黒野 201704
老ゆるてふ初体験多々蕪汁 諸戸せつ子 春燈 201701
病人に合はせる日々や蕪汁 秋津令 201702
蕪汁秩父の雲の動きけり 沼崎千枝 末黒野 201704
二人分つくる一人の蕪汁 志方章子 六花 202104
変更の通信句会蕪汁 大内由紀 末黒野 202204

 

2022年12月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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