除夜の鐘 2      32句

除夜の鐘聞くぞ見るぞとテレビ拭く   前田四郎   金属地帯

除夜  除夜の鐘  除夜詣

作品
作者
掲載誌
掲載年月
禅僧の気魄の反り身除夜の鐘 森清信子 末黒野 201904
崩れたる篝の火の香除夜の鐘 森清信子 末黒野 201904
眠らざる街の灯や除夜の鐘 岡野里子 末黒野 201904
除夜の鐘一打に躍る篝の火 岡野里子 末黒野 201904
四方に散る篝の火の粉除夜の鐘 岡野里子 末黒野 201904
除夜の鐘神も仏も聞き居たる 小林清 末黒野 201904
音調は青年のもの除夜の鐘 升田ヤス子 六花 201904
思ひつきり除夜の鐘その一つ撞く 山内四郎 春燈 201905
万象の命とともに除夜の鐘 若泉真樹 201907
亡き友の呉れし賀状や除夜の鐘 延川五十昭 六花 202003
重ね来し齢しみじみ除夜の鐘 坂下成紘 202003
除夜の鐘秘色のひびきありにけり 阪倉孝子 202003
除夜の鐘想ひ出濡らす響きあり 平野多聞 202003
除夜の鐘一打は妻の撞きし音 田中臥石 末黒野 202004
除夜の鐘一打の余韻嫋嫋と 大川暉美 末黒野 202004
GOHSNGGONEと赤坂あたり除夜の鐘 田中信行 202004
除夜の鐘話し寝入りの幼顔 渡辺富士子 末黒野 202004
除夜の鐘煩悩一つ撞き忘る 高橋将夫 202104
悔ゆる事の数多ありけり除夜の鐘 内田梢 末黒野 202104
檀家寺妻の一打の除夜の鐘 田中臥石 末黒野 202104
除夜の鐘鳴らぬ寺町コロナ増ゆ 大山夏子 202105
除夜の鐘一里響きて禍を飛ばせ 七郎衛門吉保 あを 202202
除夜の鐘コロナウイルス消え去れと 本多遊方 春燈 202203
除夜の鐘三つ数へて筆を擱く 中内敏夫 202203
除夜の鐘渡るみ空や星の数 岡野里子 末黒野 202204
大寺の深閑として除夜の鐘 菅野日出子 末黒野 202204
悔ゆること十指に余り除夜の鐘 森清信子 末黒野 202204
仕舞湯に忘我貧り除夜の鐘 小林清彦 末黒野 202204
除夜の鐘撞くや鳥肌立つ余韻 谷口律子 末黒野 202204
天秤のひとつは希望除夜の鐘 辻量子 京鹿子 202204
除夜の鐘枕に聞かせ熟睡す 小島正士 京鹿子 202204
天平の音色正しき除夜の鐘 山本則男 202208
除夜の鐘 →1

 

2022年12月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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