冬銀河 5    88句

銀河 天の川 冬銀河 夏銀河

作品
作者
掲載誌
掲載年月
砂漠の夜は触れんばかりに冬銀河 水野恒彦 201902
誰か鳴らす金管楽器冬銀河 石田阿畏子 馬醉木 201902
大正モダンの大叔父の逝く冬銀河 江口九星 201902
冬銀河どつかり錨捨て置かれ 丸井巴水 京鹿子 201902
古希越えていま団塊の冬銀河 仲里貞義 201902
電子音に確かむ命冬銀河 岡本尚子 風土 201902
戸主となる覚悟あらたに冬銀河 柿沼盟子 風土 201902
無音という確かなる音冬銀河 笹村ルル 201903
冬銀河ヘップバーンの大きな目 波戸辺のばら 201903
本棚をあふれる本や冬銀河 たかはしすなお 201903
涙腺の熱くなりたる冬銀河 岩月優美子 201903
生れたての星の瞬く冬銀河 中島昌子 201903
晩節も尽きぬ夢あり冬銀河 水野恒彦 201903
冬銀河家紋のうさぎ跳びはねる たかはしすなお 201904
本棚の隙間のあっち冬銀河 おーたえつこ 201904
折鶴を折りつつ邪念冬銀河 はしもと風里 201904
冬銀河列車連結音響き 貫井照子 やぶれ傘 201904
冬銀河どの道行くも一人なり 水野恒彦 201904
生命の冷凍保存冬銀河 高橋将夫 201904
おほかたの星は名持たず冬銀河 近藤真啓 春燈 201904
たそがれの遠嶺にはかに冬銀河 水野恒彦 201905
今生に明けぬ夜はなし冬銀河 亀井福恵 京鹿子 201905
冬銀河二万六千光年の空 中川のぼる 201905
大空の紺紙金泥冬銀河 岡野里子 末黒野 201905
人生の影と耀き冬銀河 江口九星 201905
永却と刹那のながき冬銀河 水野恒彦 201905
人生の影と輝き冬銀河 江口九星 201907
永却と刹那のながき冬銀河 水野恒彦 201908
冬銀河ギリシャ神話を散りばめし 山内宏子 202001
氷張る岸辺もあらむ冬銀河 斉藤マキ子 末黒野 202002
まだ成さぬ大事のありて冬銀河 大畑善昭 202002
シャガールの青い馬跳ぶ冬銀河 鷺山珀眉 京鹿子 202002
シルル紀の羊歯の化石と冬銀河 武智由紀子 202003
ピアニストのエナメルの靴冬銀河 たかはしすなお 202003
樹海又見過してをり冬銀河 前田美恵子 202003
大いなる師を見失なふ冬銀河 岡田史女 末黒野 202003
冬銀河俳句一路の師の逝きて 高木邦雄 末黒野 202003
うすうすと風来る河原冬銀河 白石正躬 やぶれ傘 202003
冬銀河寄り道もして行きなはれ 藤生不二男 六花 202003
祈ること覚えしはいつ冬銀河 有松洋子 202003
冬銀河見果てぬ夢を追うてをり 寺田すず江 202003
旅立ちを見送る窓や冬銀河 加藤静江 末黒野 202004
冬銀河テレビを置かぬ島の宿 佐藤克江 202004
マドンナも鬼籍に入りて冬銀河 田中信行 202004
冬銀河静かに胸に燃ゆるもの 寺元流泉 京鹿子 202005
またともに季譜を探さむ冬銀河 布施由岐子 末黒野 202005
冬銀河はやぶさ二号一直線 大日向幸江 あを 202012
妹をずぶぬれにして冬銀河 井上菜摘子 京鹿子 202101
未知といふ無限の未来冬銀河 石原孝人 京鹿子 202101
冬銀河ハヤブサ2の玉手箱 出牛進 202102
冬銀河あふぐ吾はも宇宙の塵 鈴木直充 春燈 202103
風待ちの巨大風車や冬銀河 農野憲一郎 春燈 202103
冬銀河生は偶然死は必然 三木亨 202103
点さるる橋の欄干冬銀河 津野桂子 末黒野 202103
遺句集に男のロマン冬銀河 岩崎藍 末黒野 202103
冬銀河異国より来る子の写真 升田ヤス子 六花 202103
冬銀河光の粒が落ちてきさう 有賀昌子 やぶれ傘 202103
ハヤブサ2のカプセル帰還冬銀河 湯本実 やぶれ傘 202103
冬銀河病む夫へ文投函す 鈴木石花 風土 202104
冬銀河窓辺の珈琲カップかな 中田禎子 202104
忠敬の四千万歩冬銀河 澤田英紀 202104
祈る手はハライソヘ向け冬銀河 荒井千佐代 202104
しづけさの時を束ねて冬銀河 亀井福恵 京鹿子 202105
今生の別れに振る手冬銀河 宮元陽子 末黒野 202105
匠とて名を残さざる冬銀河 森村江風 202105
ホルンヘと吹きこむ息や冬銀河 田中とし江 202107
風待ちの巨大風車や冬銀河 農野憲一郎 春燈 202201
ピアニッシモの音の透明冬銀河 平松うさぎ 202201
忠敬の四千万歩冬銀河 澤田英紀 202201
冬銀河こぼるるあたりにて遊ぶ 町山公孝 202202
大人だけのトランプゲーム冬銀河 兵藤惠 202202
亡き兄の「生きろ」と叫ぶ冬銀河 大日向幸江 あを 202202
冬銀河土鈴鳴らして始発駅 阪倉孝子 202202
人類の野望の善悪冬銀河 由良則子 202202
冬銀河鬼籍に入りし友の数 菅野日出子 末黒野 202203
冬銀河白骨の湯の深き闇 内山みち 末黒野 202203
魂のかけら幾億冬銀河 坂井博 202204
霊山は闇を作らず冬銀河 太田良一 末黒野 202204
おほいぬもこいぬも駆ける冬銀河 小原芙美子 風土 202204
冬銀河絵本の中に眠りをり 松本胡桃 風土 202204
冬銀河合理の外に神が居る 中西厚子 202205
極むれば鬼となるらむ冬銀河 柴田佐知子 202205
開拓に始まりし村冬銀河 原友子 202205
冬銀河語るに足らぬ十年か 瀬戸美文 202206
晩学は果つることなし冬銀河 吉田悦子 202210
語られぬ血族ひとり冬銀河 永淵恵子 202210
階下までジャズ漏れきたり冬銀河 鈴木崇 202210
他所事のやうな還暦冬銀河 塙誠一郎 家系図 202211
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2023年2月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。