豊 年  79句

豊年や切手をのせて舌甘し   秋元不死男   万座

出来秋  豊年  豊作  豊の秋

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
たをやかに豊年踊身を反らし 前田まこと 円虹 199901  
豊年やもの背負ふとき声出して 樋口英子 朝桜 199904  
豊年といふになんたることぶれぞ 鷹羽狩行 199912 原裕氏を悼みて
獅子頭脱ぎ豊年の神酒受く 白鳥武子 酸漿 199912  
豊年の田明り抜けて着きし宿 橋本佐智 円虹 200001  
ともかくも豊年といふ稲田かも 能村登四郎 羽化 200110  
豊年の塗り直しきく漆椀 大嶋康弘 銀化 200111  
豊年や茂吉の寺に狐雨 寺崎美江女 春耕 200111  
豊年や空飛ぶ鷺の脚見えて 小山森生 200112  
豊年を見とどけ主逝きにけり 野澤あき 火星 200112  
豊年や藁屋の洩らす稽古笛 村上光子 馬醉木 200201  
豊年やすつとんでゆく紙袋 鷹羽狩行 200212  
豊年の棚田の稲穂天までも 小出昭夫 円虹 200301  
豊年や明日香を統べて飛鳥寺 遠藤若狭男 200301  
豊年や若さを競ふ嫁姑 保田英太郎 風土 200302  
豊年や雲の遊びも遠くまで 林昭太郎 200411  
豊年祭火袋白く貼り更へぬ 篠原木綿 200412  
豊年といはれをりしに風禍かな 稲畑汀子 ホトトギス 200510  
豊年やねずみ草紙の婿さがし 平野揺子 四葩 200512  
豊年のひかりとなれり最上川 中鉢時雨 200512  
豊年の唐箕の風を髪に受く 松本欣子 百鳥 200601  
豊年や膝まで浸かり洗ふ樽 宮城白路 風土 200601  
豊年の地を踏み軍鶏の強かりし 柴田佐知子 200602  
豊年や堰はいづこも音奏で 鷹羽狩行 200610  
豊年の真つ赤な化粧回しかな 河崎尚子 火星 200612  
月の宴豊年太鼓てらてらと 浜田南風 200701  
豊年や海鳴りとどく古墳帯 青山悠 200702  
豊年の綿菓子跳る綿菓子機 山田美恵子 火星 200711  
鳶ながれ村は豊年太鼓かな 益本三知子 馬醉木 200712  
豊年や樽の中なる人の声 八染藍子 200801  
豊年の風Tシャツをふくらます 辺見みち代 炎環 200812  
でんと構へて豊年の村の長 高橋将夫 200812  
豊年や川幅に海濁りたる 加藤みき 200812  
豊年や老宮守の襷掛け 齊藤實 200812  
豊年の若狭に一滴文庫あり 田中佐知子 風土 200812  
豊年や村のすみずみよく乾き 蘭定かず子 火星 200812  
豊年や聡き耳して岬馬 貝森光洋 六花 200812  
豊年や赤子にうすき眉があり 柴田佐知子 200812  
豊年や高野豆腐に味しみて 堀江惠子 200901  
豊年の穂波寄すれど基地の柵 瀧春一 深林 200901  
豊年祭風船玉を豪華に飛ばす 瀧春一 深林 200901  
豊年を約せる幅の大つらら 浅井青陽子 ホトトギス 200907  
豊年やスイッチ三分寝釈迦仏 神蔵器 風土 200910  
豊年のまんまん中のコンバイン 菅谷たけし 200912  
豊年や納屋に使はぬままの釜 井口光雄 201001  
豊年や日矢たつぷりと空知郷 三崎千恵子 ろんど 201001  
村挙げて豊年祭百人余 有元洋剛 201001  
みちのくは豊年夜々のいなびかり 神蔵器 風土 201011  
青年ら豊年の臼ころがし来 山本耀子 火星 201012  
豊年や醤油の香濃き裏通り 松井倫子 火星 201012  
豊年満作はしごはくさびゆるびけり 定梶じょう あを 201012  
豊年や押されて痛き足のつぼ 矢口笑子 春燈 201101  
豊年や雲の平らに流れゆき 大川ゆかり 201101  
初穂米つみて始まる豊年講 佐野和子 万象 201102  
豊年や馬の向うの海の照り 山尾玉藻 火星 201111  
豊年や戸口へつゞく月の径 田中文治 火星 201112  
なまはげも出でて豊年祝ひけり 杉山哲也 馬醉木 201201  
豊年や餡ころ餅を土産とせり 大西八洲雄 万象 201201  
豊年や美作かつて一揆の地 高村令子 風土 201201  
豊年祭勢ふ笛方太鼓方 椋本一子 雨月 201201  
うたせ湯に豊年の顔集ひ来る 城台洋子 馬醉木 201202  
豊年を射貫く新幹線鉄路 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
豊年や喪服重たく夜の街 布川直幸 201210 平成二十三年同人米山喜久子氏を葬送し
豐年の空飛んでくる寂聽尼 佐藤喜孝 あを 201212  
阿蘇湧水豊年の甘さと匂ひ 野上杳 201212  
豊年や土蔵大きく開かれて 樋口英子 201301  
豊年や漆器は両手もて運ぶ 柴田佐知子 201311  
豊年や赤子まるごと手の中に 雨宮桂子 風土 201312  
鴉二羽豊年の水浴びてをり 松井倫子 火星 201401  
豊年や刈田の風も浅間晴 水原春郎 馬醉木 201401  
豊年や湯気の中より蛸出づる 山本耀子 絵襖 201404  
豊年を呑み込んでゆくコンバイン 原田達夫 箱火鉢 201511  
豊年の畦にブルーのランドセル たかはしすなお 201512  
豊年に招かれ祝ぎの盃を受く 久保東海司 201601  
豊年を数多抜け来て誌齢祝ぐ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201609 「田鶴」五百五十号祝句
豊年の日出づる国といふ誇り 稲畑廣太郎 ホトトギス 201609  
豊年やゆつくり倒す指定席 篠藤千佳子 201612  
百畳に豊年の風吹き抜ける 加藤峰子 201612  
豊年や売約済みの札つけて 辻響子 201612  

 

2017年9月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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