時 鳥 1     100句

水晶を夜切る谷や時鳥    泉鏡花

杜鵑  ほととぎす  時鳥

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
還らざるもの呼びつづけ時鳥 山田弘子 円虹 199807  
山住のもてなししかと時鳥 山田弘子 円虹 199808  
パスポートの写真目を剥く時鳥 桐木榮子 船団 199812  
この山路はじめて通る時鳥 稲畑汀子 ホトトギス 199906  
高千穂の谺となりし時鳥 大和田鏡子 俳句通信 199906  
くつきりと撓ふ山みち時鳥 林翔 199907  
前山に月かくれけり時鳥 城戸愛子 酸漿 199908  
彩雲をまとひし月や時鳥 海上俊臣 酸漿 199909  
時鳥山ふところの未完の塔 環順子 遠嶺 199910  
河童の像と聴きて遠野の時鳥 佐藤史づ代 雨月 199910  
山荘は閉ざされしまま時鳥 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
富士の闇ほどかむと啼く時鳥 長山あや ホトトギス 200001  
山裾は石工村なり時鳥 岡井省三 200005  
四軒屋を村と呼びけり時鳥 内藤丈草 蝸牛社 200005  
時鳥ともなく遠くありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200006  
時鳥遅き夕餉を待ち居れば 勝又寿ゞ子 200008  
山に入り帰らざる人時鳥 大橋淳一 雨月 200009  
覚めやらぬ峡の戸毎に時鳥 河野扶美 ホトトギス 200011  
人の気の夫よりなくて時鳥 平居澪子 六花 200011  
鳥塚に山時鳥まづ聞こゆ 品川鈴子 船出 200104 椿園
時鳥本流にゐて見えぬもの 朱間繭生 銀化 200106  
托卵のみちすぢ飛べり時鳥 阿部ひろし 酸漿 200107  
十二戸の村に余りて時鳥 島玲子 風土 200108  
山間の今日と言ふ日よ時鳥 野口年江 酸漿 200108  
酒よしとふふみてあれば時鳥 細川コマヱ 雨月 200109  
ゆき過ぎし道は戻れと時鳥 竹内美知子 200109  
無住寺の忘れ箒や時鳥 金子きくえ 春耕 200109  
若き日のごとく聴きいし時鳥 北原志満子 海程 200110  
日輪に入る時鳥南谷 岡井省二 200110  
ひと声に応ふる木霊時鳥 山田弘子 円虹 200110  
拓本に浮かぶ碑文や時鳥 山田弘子 円虹 200110  
時鳥高野億万浄土より 山田弘子 円虹 200110  
病む母の言葉正しき時鳥 保田英太郎 風土 200201  
厚切りの鰹たたきや時鳥 板倉勉 六花 200204  
時鳥更けてしみじみ母恋へり 檀原さち子 酸漿 200205  
その中の一声時鳥であり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200206  
六甲山結界はなし時鳥 稲畑汀子 ホトトギス 200207  
時鳥鍬振りかざしたる時に 市川伊團次 六花 200207  
寺山の風に啼き交ひ時鳥 田村文江 春耕 200207  
うつし世にあしたあるなり時鳥 佐藤よしい 風土 200208  
時鳥深山月夜を啼き明かす 坂北濤 200208  
時鳥声渡り来る夜明け前 西田弘 築港 200208  
時鳥古墳に赤き乳房の絵 岡山裕美 雲の峰 200208 山鹿市
水甕に水あふれをり時鳥 柘植征四郎 風土 200209  
時鳥しづかな雨となる旅路 佐藤なか 遠嶺 200209  
葛城山の主たるごとし時鳥 足立典子 雨月 200209  
時鳥民族館に藁の馬 近藤幸三郎 風土 200210  
声のなき妻に明けゆく時鳥 佐藤正治 200210  
山住みに慣れて未明の時鳥 指尾直子 雨月 200210  
学校へ徒歩一時間時鳥 稲畑廣太郎 ホトトギス 200305  
時鳥帰心忘れてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200305  
時鳥武尊を統べる音色とも 稲畑廣太郎 ホトトギス 200305  
佇めば左右せせらぎと時鳥 稲畑廣太郎 ホトトギス 200305  
一幕は郭公二幕時鳥 稲畑廣太郎 ホトトギス 200305  
峡深きこけしの里や時鳥 河村岳葉 築港 200308  
満水のダムを巡つて時鳥 菅晴太 築港 200308  
中空に声を響かせ時鳥 大柳篤子 雲の峯 200308  
時鳥昼はパスタにしろと言ふ 泉田秋硯 200309  
風向きの変はりたるらし時鳥 伊藤敬子 遠嶺 200309  
参道の吾に言問ふ時鳥 神田一瓢 雨月 200309  
杉は杉に囲まれ育ち時鳥 藤田さち子 対岸 200309  
時鳥パンふんはりと焼き上がり 石川敬子 対岸 200309  
時鳥雨にえぐれし山路なり 堀義志郎 火星 200309  
「ちょと待て」と歩を急く吾に時鳥 武司琴子 ぐろっけ 200309  
句碑眠る砂丘の夜啼く時鳥 河野美奇 ホトトギス 200310  
城址の山懐や時鳥 青木民子 酸漿 200310  
神籠石囲む山より時鳥 十河波津 200310  
時鳥石垣高き柳生邸 井手由紀江 築港 200310  
見舞へざる圭二思へば時鳥 竹下陶子 ホトトギス 200312  
水分くる土嚢を置けり時鳥 岡井省二 省二全句集 200312  
脚強き芭蕉思へり時鳥 岡井省二 省二全句集 200312  
戸隠に木道断てり時鳥 小林優子 酸漿 200405  
時鳥谿のさみどり切り裂きし 山本耀子 火星 200408  
時鳥鳴きて靄濃き樹海かな 竪ヤエ子 雲の峰 200408  
寝つかれず真夜鳴きつげる時鳥 三浦カヨ子 酸漿 200408  
時鳥夜更の月のまどかなる 川合八重子 酸漿 200408  
ふと覚めし闇の彼方や時鳥 橋本光子 酸漿 200408  
明暗や谷の中より時鳥 市川伊團次 六花 200408  
目には目を声振り捨てて時鳥 泉田秋硯 200409  
随身門くぐれば鳴けり時鳥 大西八洲雄 万象 200409  
時鳥秩父連峰真向ひに 鈴木石花 風土 200409  
空白むしじまに声の時鳥 山村修 築港 200409  
一日の畑振りかへる時鳥 関戸国子 酸漿 200409  
時鳥足下に摩耶の景開け 桑田青虎 ホトトギス 200410  
倦む程に鳴く時鳥天上寺 桑田青虎 ホトトギス 200410  
ゆったりと鳴く時鳥家康忌 浅田光 八千草 200410  
時鳥暗きたかぶりしわが山廬 桑田青虎 ホトトギス 200411  
時鳥声の無尽に三瓶野は 桑田青虎 ホトトギス 200412  
岳麓の木々渡る風時鳥 稲畑汀子 ホトトギス 200506  
首なげて負はるる赤子時鳥 関戸国子 酸漿 200508  
時鳥われら昼餉のさなかなる 永田二三子 酸漿 200508  
病む人に思馳せをり時鳥 長澤健子 酸漿 200508  
噴煙は火口の太さ時鳥 藤田輝枝 対岸 200508  
時鳥きている筈と裏山へ 山本漾子 雨月 200508  
家族旅の朝寝を叱る時鳥 筏愛子 200509  
歳時記を閉ぢて聞き入る時鳥 杉本綾 200509  
天翔の声おとし過ぐ時鳥 長沼恒子 馬醉木 200509  
時鳥老いて教への筆をおく 堀田清江 雨月 200509  
時鳥奉行所跡の深木立 井手由紀江 築港 200509  
山刀伐峠亡き師と越えき時鳥 三宅句生 馬醉木 200510 時鳥2→

 

2020年5月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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