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ほととぎす 2     100句

京にても京なつかしやほとゝぎす    松尾芭蕉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
啼きに来て呉れし昼餉のほととぎす 伊藤多恵子 火星 200209  
三文も殖えぬ早起きほととぎす 泉田秋硯 200209  
夜の会の論客しのぶほととぎす 本郷桂子 円虹 200209  
昼も鳴き夜は切々とほととぎす 鷹羽狩行 200209  
座禅くむ雲水に鳴くほととぎす 末益冬青 雲の峰 200209 北陸
ほととぎす一声山の湖統べり 曷川克 遠嶺 200209  
川べりの一つ家にきてほととぎす 竹内悦子 200209  
山寺の耳の馳走やほととぎす 田中峰雪 雨月 200209  
宵月の空の明るさほととぎす 喜多初枝 雨月 200209  
虚子山盧その後はいかにほととぎす 松尾緑富 ホトトギス 200210  
ほととぎす雨雲いつか払はれし 大野ツネ子 酸漿 200210  
ほととぎす聞かまく天王山に向く 大橋麻沙子 雨月 200210  
徐々に明けいつきに明けてほととぎす 橋本絹子 円虹 200210  
ほととぎす向きかへししか鳴き近し 市掛基己 200210  
寝袋の目覚ましほととぎす一声 藤原照子 200210  
暁光の仏母の山やほととぎす 深川知子 雲の峰 200210  
魚道の杉の昏さやほととぎす 刈米美代子 200210  
仏間いま明け放ちたりほととぎす 浅井青陽子 ホトトギス 200211  
湯宿発つ腑抜け女とほとゝぎす 笹村政子 六花 200211  
ぐろっけは一〇〇号記念ほととぎす 蔵本博美 ぐろっけ 200211  
ほととぎすふるさといつか他郷めき 中杉隆世 ホトトギス 200212  
ほととぎす雨をこぼして雲過ぎぬ 飛高隆夫 万象 200212  
一山は日本女子大ほととぎす 斉藤和江 帆船 200301  
ほとゝぎす余命惜しめと聞こえけり 松本圭二 ホトトギス 200302  
空井戸と知りつつ覗くほととぎす 中村房枝 六花 200307  
臍の緒の箱開けてをりほととぎす 竹内悦子 200307  
杉山の夜気のそばだつほととぎす 鷹羽狩行 200308  
乳搾る牛舎の夜明けほととぎす 永井雪狼 200308  
西行の剃髪石やほととぎす 神蔵器 風土 200308  
ほととぎす水は水づれ山下る 丸山佳子 京鹿子 200308  
ほととぎす柳生旧道谷に沿ふ 米倉よしお 雲の峯 200308  
松林ぬけ杉林ほととぎす 堀内一郎 あを 200308  
ほととぎすあとは心の声として 渡邉友七 あを 200308  
ほととぎす鳴いて無住寺去り難し 水谷芳子 雨月 200308  
ほととぎす聾の母抱き眠る 谷榮子 雨月 200308  
ほととぎす窯の煙は山へ向く 平田倫子 百鳥 200308  
麺茹でるびっくり水やほととぎす 筏愛子 200309  
瀬を越えしカヌー憩へりほととぎす 藤原たかを 馬醉木 200309  
谿深きより啖呵切るほととぎす 有吉桜雲 200309  
二階には夫の書斎やほととぎす 宮川みね子 風土 200309  
七つ滝潰えしままやほととぎす 大橋淳一 雨月 200309  
ほととぎす背山に聞いて病み籠る 持舘美津恵 200309  
頭を割られてつぺんかけたとほととぎす 持舘美津恵 200309  
おしやべりな山ほととぎす有難し 中村恭子 200309  
ほととぎす竹のお椀に竹の箸 吉田明子 200309  
待人のいよいよ待たるほととぎす 丸田安子 酸漿 200309  
雨雲に乗りて声ゆくほととぎす 丸田安子 酸漿 200309  
商魂の鯖街道にほととぎす 丸山佳子 京鹿子 200309  
をちこちを飛びかつ啼けりほととぎす 武田ともこ ぐろっけ 200309  
ほととぎす棚田に雨の来る気配 三橋泥士 遠嶺 200310  
ほととぎす子に青雲の志 中島知恵子 雨月 200310  
便りもてほととぎすくる夕茜 横山迪子 六花 200310  
住み慣れぬ我が家を起すほととぎす 菊谷潔 六花 200310  
西行ははるかかなたのほととぎす 菊谷潔 六花 200310  
ほととぎす埴輪の眼一途なる 嶋崎茂子 百鳥 200310  
木の花のこまやかに散りほととぎす 藤井淑子 百鳥 200310  
ほとゝぎす翔け啼く山田夜明けたり 伊藤虚舟 円虹 200310  
ほととぎす縁切寺の深みより 島谷征良 風土 200310  
保安林にきく季外きはづれのほととぎす 丸山佳子 京鹿子 200310  
三瓶野の俄かに暗みほとゝぎす 桑田青虎 ホトトギス 200312  
ほととぎす青天鵞絨の湖凹む 山元志津香 八千草 200312  
谺して山ほととぎすほしいまま 杉田久女 河鹿 200406  
病院から最後の旅へほととぎす 堀内一郎 あを 200406  
悔悟せる背ナにはげしやほととぎす 谷榮子 雨月 200407  
ほととぎす畳二枚の玉座かな 関根洋子 風土 200407  
朝霧の濃き一渓をほととぎす 朝妻力 雲の峰 200407  
ほととぎす紅三郎も老いけらし 伊藤白潮 200408  
その問に答つまりしほととぎす 富沢敏子 200408  
奈良朝の古刹に聞くやほととぎす 神田一瓢 雨月 200408  
ほととぎす山頂見えてゐて遠し 綿谷美那 雨月 200408  
ほととぎす八幡平を右におき 神蔵器 風土 200408  
ほととぎす一声鳴けり井戸曲輪 門伝史会 風土 200408  
ほととぎす庭に暮色のただよひぬ 宮永順子 雲の峰 200408  
来るに聞き宿に又聞くほととぎす 茂里正治 200408  
ほととぎす聞きて臍噛む独りの夜 御橋忠一 200408  
対岸の舟呼びてゐるほととぎす 山内須磨子 草の花 200408  
法堂の暗さに声のほととぎす 湯浅康右 草の花 200408  
ほととぎす山の夜明けを告げてをり 田所節子 200408  
山景を深み谺すほととぎす 橘澄男 山景 200408  
裏山も麓も寺領ほととぎす 谷内順子 200409  
法堂の香華に座すやほととぎす 林田江美 馬醉木 200409  
古民家の渡り廊下やほととぎす 杉江美枝 百鳥 200409  
竹皮は狩衣のいろほととぎす 牧長幸子 対岸 200409  
火口湖の波に音なしほととぎす 三関浩舟 栴檀 200409  
ほととぎす英彦山の煙雨の直中に 笹倉さえみ 雨月 200409  
供華抱き通ふ句座なりほととぎす 落合絹代 雨月 200409  
暁の目醒め夕盃ほととぎす 山下圭三郎 築港 200409  
ほととぎす鳴いてこの世のさかいまで 菊谷潔 六花 200409  
ほととぎす湖の青さは計られず 淵脇護 河鹿 200409  
ほととぎす今宵限りの八十路かな 有島扇水 河鹿 200409  
六甲山の霧の切れ間やほととぎす 小林峰子 栴檀 200410  
ほととぎす鳴くといろめきたちにけり 安達風越 雨月 200410  
ほととぎす湖のまぶしくなるばかり 松原ふみ子 200410  
秩父嶺の夜明けを待たずほととぎす 中島知恵子 雨月 200412  
ほととぎすひとつ白ありいとほしむ 森佳子 遠嶺 200501  
中辺路の渓の底よりほととぎす 浅井青陽子 ホトトギス 200501  
ほととぎす啼くや弔辞のふと途切れ 細野恵久 ぐろっけ 200505  
校了を囃す屋島のほととぎす 品川鈴子 ぐろっけ 200506  
読初の書几に明治のほととぎす 木村享史 ホトトギス 200507  
ほととぎす真似てもつるる舌の先 長谷川千枝子 200507

 

2008年5月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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