鬼 灯 4        76句 

ほむらなす鬼灯幾夜ペルシャの壷に    高島茂 冬日

酸漿   ほほづき

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
鬼灯のくれなゐの闇鑑真忌 雨村敏子 201510  
甘受せり鬼灯市の人いきれ 田村園子 201510  
仏前に鬼灯供へ御明しと 大橋胱 雨月 201510  
鬼灯を鳴らし女の意地通す 尾野奈津子 春燈 201511  
鬼灯の彩をこぼして露地点す 松本鷹根 京鹿子 201511  
鬼灯を抱へ祇園の橋の上 雨村敏子 201511  
たましひの熱きをさらし虫鬼灯 近藤喜子 201511  
鬼灯市妻大胆に値切りをり 石黒興平 末黒野 201511  
軒に吊る青鬼灯や三味の音 福田禎子 末黒野 201511  
鬼灯に奥つ城所埋まりし 長崎桂子 あを 201511  
鬼灯や語れば嘘の厚み増す 山本無蓋 201511  
鬼灯の灯り父母ゐる気配 安居正浩 201511  
鬼灯を買うてほほづき色の空 田代貞枝 201512  
紐長き裸電球鬼灯売 杉田春雄 風土 201512  
鬼灯の彩づき省二の笑顔かな 前田美恵子 201601  
鬼灯の色深まりて忌日かな 野畑さゆり 201602  
鬼灯や永劫母はわたしのもの 吉田葎 201602  
ちんまりと青鬼灯の生れてあり 加藤みき 201607  
青鬼灯太宰忌子の忌近きかな 石橋邦子 春燈 201608  
鬼灯の日々成長の若緑 安部和子 雨月 201608  
鬼灯の花に伊吹のとの曇り 佐藤花木 雨月 201610  
鬼灯すだれ縁側に茶をいただきぬ 山田六甲 六花 201610  
鬼灯や虫食跡のうつくしき 廣畑育子 六花 201610  
鬼灯にまだ灯のつかぬ青さかな 竹内悦子 201611  
鳴らすため鬼灯ただ今熟成中 加藤峰子 201611  
鬼灯や大人になつて分かること 菊川俊朗 201612  
鬼灯の一つ灯りし庭の隅 岡淑子 雨月 201612  
鬼灯やこれから老いてゆくところ 高木晶子 京鹿子 201612  
ディオールの小袋に受く紅鬼灯 高橋道子 201612  
赤赤と鬼灯われに為すことあり 岩岡中正 ホトトギス 201612  
帰るさに請ひし鬼灯三つかな 赤座典子 あを 201610  
鬼灯をなだめて鳴らす暮つ方 赤座典子 あを 201610  
鬼灯にやつと灯のつく米寿かな 竹内悦子 201701  
鬼灯と木の実供ふる六地蔵 南雲秀子 万象 201701  
鬼灯の鉢抱き祈ることのあり 岡本まち子 馬醉木 201707  
鬼燈市職人の影折つて寄る 石川桂郎 風土 201708 『竹取』
葉とまがふ青さに揺るる青鬼灯 蒲田雅子 雨月 201709  
鬼灯や十六歳にて姉嫁きしよ 野沢しの武 風土 201710  
青鬼灯良辨ここに生を享け 岩木茂 風土 201710  
瓶にさす鬼灯の朱の日々に増す 近藤紀子 201710  
真青なる鬼灯風の湿りたる 稲垣佳子 末黒野 201710  
恋心ありて鬼灯ともるなり 高橋将夫 201711  
風騒ぐ鬼灯市の下駄の音 太田利明 末黒野 201711  
ひとところ鬼灯明り草の市 丸尾和子 雨月 201711  
鬼灯を鳴らし郷愁濃くしたり 稲岡みち子 雨月 201711  
鬼灯をもめば地軸の生臭き 山田六甲 六花 201711  
子ら巣立ち庭の鬼灯明りかな 今井吉子 馬醉木 201712  
今日よりは明日鬼灯明りかな 中山皓雪 201712  
デートさえ忘れ鬼灯鳴らし合い 中谷富子 201801  
鬼灯を鳴らし昭和の子となりぬ 須崎淑子 馬醉木 201802  
鬼灯の熟るる誰にも愛されず 田岡千章 201801  
笹舟を流す鬼灯ひとつ乗せ 天谷翔子 201803  
仏壇に鬼灯のみが残りけり 小林朱夏 201809  
幾百の鬼灯の赤鳴りにけり 雨村敏子 201809  
ありのまま見せれば我も虫鬼灯 近藤喜子 201811  
鬼灯の水絶ちしより紅深む 雨村敏子 201811  
一人はや鬼灯鳴らす遊びとて 日置游魚 201811  
胸に秘する鬼灯愛の責務とす 卯木堯子 春燈 201812  
鬼灯や鏡の中のもう一人 中田禎子 201812  
鬼灯の鳴る子鳴らぬ子頬赤く 池乗恵美子 末黒野 201812  
鬼灯の宇宙のなかの真理かな 中川のぼる 201904  
青鬼灯婚再びの友を訪ふ 池野つむぎ 馬醉木 201908  
鬼灯市袖笠雨となりにけり 広渡敬雄 201909  
鬼灯の一途に咲きし花の数 雨村敏子 201909  
入母屋の裏の鬼灯花あかり 黒滝志麻子 末黒野 201910  
鬼灯のさても大きく朱の濃し 大橋晄 雨月 201910  
あゝ今日は鬼灯市か浅草は 安藤久美子 やぶれ傘 201910  
鬼灯は死者のはにかむ色香らし 出利葉孝 201911  
鬼灯の灯れば黄泉路明るくて 高橋将火 201911  
鬼灯の落暉の色を我がものと 河崎國代 春燈 201911  
鬼灯市百の鉢よりひとつ選り 山本久枝 やぶれ傘 201911  
鬼灯の鬼の猛りの色なれや 辻田玲子 雨月 201911  
鬼灯や大事大事の一人っ子 金森教子 雨月 201911  
鬼灯の虫喰網目闘病記 中田みなみ 201912  
鬼灯揉むやさしくやさしく時かけて 森幸 雨月 201912  
軒先に鬼灯吊らる隣家かな 吉宇田麻衣 201912 鬼灯→1

 

2020年8月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。