灯涼し     58句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
全集の達治・中也と灯涼し 松岡隆子 199810  
新しき仲間にともす灯涼し 稲畑汀子 ホトトギス 199907  
さざ波はシュメール文字燈涼し 三神あすか ヒッポ千番地 200005  
燈涼し遺句の落款やゝうすれ 安田登志子 ぐろっけ 200009  
灯涼し脚たゝまれて経机 笹村政子 六花 200011  
青墨の匂ふ一机や灯涼し 小町美江子 ぐろっけ 200110  
原稿のほぼ仕上りぬ灯涼し 稲畑汀子 ホトトギス 200207  
墳丘に隣る生活の灯涼し 吉田節子 円虹 200209  
推敲は至福の刻よ灯涼し 山田弘子 円虹 200309  
灯涼し木に還りゆく円空仏 大沢美智子 200309  
囃子方待つ御簾内の燈涼し 能村研三 200407  
拭き減りし町屋の格子燈涼し 浅川正 雲の峰 200410  
灯涼し一見客は入れぬ店 島本知子 ぐろっけ 200410  
灯涼し空也の像に長居して 丸山照子 火星 200411  
灯涼し注射上手のナース来て 仙石君子 雨月 200508  
べた凪ぎの艫の灯涼し鉤結ぶ 塙三千男 馬醉木 200510  
またたく灯涼しと思ひ初めにけり 大橋麻沙子 雨月 200607  
こぼれたる糠に茄子色燈涼し 高木美波 万象 200610  
灯涼し白洲次郎の外厨 丸山照子 火星 200610  
灯涼し遺品の竿の手ずれかな 久保久子 春燈 200612  
燈涼し簿記帳繰れば夫の文字 福地初江 200709  
一夕を神楽に遊び灯涼し 安武晨子 200809  
灯涼し繋船一つ能登崎に 三浦正弘 200909  
灯涼し戦火くぐりし貯金箱 柴崎富子 春燈 200910  
灯涼し師のお言葉の精気かな 岸本久栄 雨月 200910  
灯涼し懐古は虚子へつながりて 千原叡子 ホトトギス 200911  
灯涼しドナウ河畔の塩の庫 能村研三 201007  
灯涼し昨日も今日も午前様 稲畑廣太郎 ホトトギス 201007  
ビルといふビルの灯涼し中之島 川下明子 雨月 201009  
厨の灯涼しく帰り待ちにけり 浅木ノヱ 春燈 201010  
夜は星と語る天守の灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201105  
美しき佳人の涙灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201106  
俳聖を偲ぶ本堂灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201107  
津波来し跡なきホテル灯涼し 稻畑汀子 ホトトギス 201207  
函館の百万ドルの灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
じやんけんにさつさと負けて灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
宝物めく天井の灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
灯涼し佳人がワイン注げばなほ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207

自宅近所の

バーに贈る

スカイツリーすつくと粋の灯涼し 座古稔子 201208  
クラシックホテルの威厳灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201208  
表札は未だ夫の名灯涼し 安田とし子 ぐろっけ 201210  
闇を行く沖の灯涼し崎泊 前川美智子 末黒野 201211  
虚子遺墨一字一字に灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201307  
真砂女師の思ひ出確と灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201405  
積み上がる高層ビルの灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201506  
のぼりきて闇に一つの燈涼し 柴田靖子 201509  
禁酒てふ齟齬を消し去り灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201607  
帰り来し友に乾杯灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705  
東京の下町といふ灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201707  
灯涼し俳諧飽きぬ遊びかな 大室恵美子 春燈 201709  
五十年は永久への一歩灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201805

「河内野」

五十周年記念

写生文作家で城主灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807  
灯涼しクイズ全問正解者 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807  
ランプの灯涼し客待ちのピアノ 辻水音 201809  
和紙に描くランプシェードや灯涼し 落合絹代 風土 201810  
新主宰囲みし縁灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201906  
大手町牧場ビルの灯涼し 平野無石 201909  
灯涼し瓦斯灯の街歩きけり 田中嘉信 春燈 201912  

 

2020年7月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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