昼 寝 5    100句

晝寢せる妻も叱らず小商ひ    高浜虚子

三尺寝   昼寝

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
わたくしに戻りつつあり昼寝覚 大川ゆかり 200807  
昼寝覚め携帯電話取り抑ふ 石田きよし 200808  
鉈豆の風音なりし昼寝覚 山尾玉藻 火星 200808  
昼寝覚め韓の国から白き雲 藤田宏 長城 200808  
シャツの胸に闘魂とあり昼寝せり 藤田宏 長城 200808  
足曲げてあんよの夢か昼寝の児 荻原美保子 春燈 200808  
風通るここぞ昼寝の指定席 伊庭玲子 200809  
手のひらに天使の羽根や昼寝覚 神山志堂 春燈 200809  
暗がりに二トロをさぐり昼寝覚 上原重一 200809  
引き汐の浜に鶏ゐる昼寝覚 杉浦典子 火星 200809  
平手叩きに昼寝顔起ききたり 浜口高子 火星 200809  
昼寝より覚めて独り身かと思ふ 戸栗末廣 火星 200809  
昼寝して囲碁の定跡たしかめむ 田中みのる 火星 200809  
モンローにほくろのありし昼寝覚 藤原冬人 火星 200809  
昼寝覚座敷童子に起こされし 石寒太 炎環 200809  
昼寝覚今朝の出来事早や遠し 唐鎌光太郎 ぐろっけ 200809  
昼寝覚母の膝より戻りけり 高倉和子 200809  
お見込のたふり昼寝の腕枕 篠田純子 あを 200809  
昼寝覚ところであんた何方です 定梶じょう あを 200809  
ウクレレの外れし音色昼寝覚 桑島啓司 200810  
まなこ二つ空を見てゐる昼寝ざめ 岩下芳子 200810  
陽の匂ひ髪に残して児の昼寝 大木清美子 200810  
古里や昼寝を覚ます風のこゑ 安立公彦 春燈 200810  
日当りの移つて来たる昼寝かな 吉川隆 春燈 200810  
昼寝覚めしばしば風のあやのなか 豊田都峰 京鹿子 200810  
空耳に母の声あり昼寝覚 金森教子 雨月 200810  
昼寝覚前頭葉の白紙めく 大槻きみ 200810  
積む本を増やしをんなの昼寝覚 荒木常子 200810  
水槽に藻がいつぱいや昼寝覚 青山丈 200810  
待つ人のつひに来ぬ夢昼寝覚 中納弓生子 200811  
うつつには戻りたくなし昼寝覚 北川とも子 ぐろっけ 200811  
昼寝人小流れに鎌冷やし置き 原田しずえ 万象 200811  
老荘に耽り百寿の昼寝覚 瀧青佳 ホトトギス 200812  
めざすベンチ昼寝の男に占拠さる 四葉允子 ぐろっけ 200901  
昼寝覚むる病者と犬が顔見合はす 瀧春一 深林 200901  
楓一樹犬の昼寝の地を冷やす 瀧春一 深林 200901  
杣木積み了へてトラツク昼寝せり 瀧春一 深林 200901 山峡三日 暖流俳句鍛練会にて
昼寝覚め平凡な頭かかへたる  瀧青佳 ホトトギス 200902  
鎖無き犬まで昼寝どきの島 品川鈴子 龍宮の客 200904  
丸の内ビジネスマンの昼寝時 稲畑廣太郎 ホトトギス 200906  
児ら昼寝母は八面六臂にて 品川鈴子 ぐろっけ 200906  
右頬のにきびを下にして昼寝 吉田希望 200907  
おもむろに足の先まで昼寝覚 鷹羽狩行 200907  
昼寝てふ不思議の国より戻りけり 鷹羽狩行 200907  
図体と言ふに似合へる昼寝かな ことり 六花 200907  
老犬のひるね虚空を蹴りつづけ 竹内弘子 あを 200907  
昼寝などしては旅路の無駄遣ひ 稲畑汀子 ホトトギス 200908  
異次元をすこし出入り昼寝覚 柴崎英子 200908  
変化身へんげしんくの字への字の昼寝かな 中島登美子 炎環 200908  
頼らるることなくなりて大昼寝 上田幸夫 ぐろっけ 200908  
かたはらに球児等坐せり昼寝覚 山本浪子 風土 200908  
読みあきた「奥の細道」昼寝しよう 新関一杜 京鹿子 200908  
犬ひるね嵩より小さくいびきして 森津三郎 京鹿子 200908  
昼寝のうつぼ尻尾は起きてゐるやうな 篠田純子 あを 200908  
電柱の鴉一声昼寝覚 早崎泰江 あを 200908  
葡萄棚を風抜けてくる昼寝覚 石田厚子 馬醉木 200909  
満室の熱気や昼寝許すまじ 小澤克己 遠嶺 200909  
昼寝覚め羽化せし如くすいと起つ 宮崎左智子 200909  
身の内に童の一分ゐて昼寝 前川明子 200909  
着替へする媼に手を貸す昼寝覚め 仁平則子 200909 認知症の媼二人と温泉へ
昼寝より覚めて続きを泣く子かな 東亜未 あを 200909  
昼寝覚いつか消されてゐしラジオ 橋本貞二 酸漿 200909  
昼寝覚め地球に一人残さるる 高倉和子 200909  
昼寝児の偏平足のならびけり 荒井千佐代 200909  
手に触れしものを枕に昼寝かな 永田圭子 ろんど 200909  
日食の肩すかし昼寝でもするか 千田百里 200909  
地軸ややゆがみてをりぬ昼寝覚 柴田近江 200909  
鴉鳴きのよき日と思ふ昼寝覚 竹内弘子 あを 200909  
抱く熊の手より離るる昼寝の子 田中浅子 200910  
悠長にテレビを供に昼寝かな 笹井康夫 200910  
昼寝長き卒寿の夫をかなしめり 木下ふみ子 馬醉木 200910  
大の字に出世忘るる昼寝かな 山野惣一郎 遠嶺 200910  
昼寝子の腕の日焼けを青畳 高野幸次 200910  
些かの昼寝の刻や通り雨 安藤久美子 やぶれ傘 200910  
向日葵や保育園今昼寝どき 江木紀子 雨月 200910  
残されて男ひとりの昼寝かな 樋口みのぶ 200910  
昼寝して腕に畳の跡刻む 秋田建三 200910  
はるかなる国にゐるらし昼寝言 沙羅夕子 200910  
天井のロールシャッハテスト昼寝覚 鈴木勢津子 樹間 200911  
天涯にひとり漂ふ昼寝覚 松本幹雄 馬醉木 200911  
はんざきに呑まれてゐるや昼寝覚 久津見風牛 200911  
昼寝癖置きっ放しの禅の本 松川悠乃 ろんど 200911  
下っ端の我が上座で昼寝覚 石川裕美 ぐろっけ 200911  
花芙蓉母の昼寝のさめやらず 三浦カヨ子 酸漿 200911  
水槽の亀のうごめく昼寝覚 若井新一 200912  
そらまめのやうな足裏や昼寝の児 大場ましら 200912  
秋の日の猫ゆつたりと昼寝して 池田いつ子 酸漿 200912  
昼寝覚めしばしは風のあやのなか 豊田都峰 土の唄 201002  
んつと声上げて昼寝の身を起こす ことり 六花 201006  
園庭はお昼寝時間雲ながれ 井上信子 201007  
まだ象に揺られてゐたる昼寝覚 秋千晴 201007  
浮世とはこんな日もある昼寝どき 丸山佳子 京鹿子 201008  
犬吼えて欠伸の中に昼寝覚め 中山静枝 201008  
近景も遠景も山昼寝覚 戸栗末廣 火星 201008  
かみの毛のそよいでゐたる昼寝の子 加藤みき 201009  
昼寝覚卑弥呼と逢ひし昏さかな 坂本哲弘 山ざくら 201009  
まだ寝てゐる人を見てゐる昼寝覚 谷田部栄 万象 201009  
推敲のいつしか昼寝タイムかな 千田敬 201009  
余生とはこんなものかも昼寝覚 折橋綾子 201009  
呼ばれたるやうに覚めたる昼寝かな 高倉和子 201009 昼寝→ 6

 

2019年7月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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