昼 寢 4           108句

あの世へも顔出しにゆく大昼寝    滝春一

三尺寝   昼寝

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
裏山の木々混みてくる昼寝覚
蓮尾あきら
風土
200509
栞して昼寝の前に読む一書
伊藤白潮
200509
昼寝覚とび箱跳んでゐしやうな
飛鳥由紀
200509
牛買ひの昼寝足裏白くあり
今瀬剛一
対岸
200509
昼寝覚替へし畳のよく匂ふ
広田和子
200509
母さんは疲れましたと昼寝中
堀井乃武子
ぐろっけ
200509
サラリーマン昼寝の足を椅子に投げ
三浦如水
ぐろっけ
200509
蕃茄まろび晝寢むさぼる家寂と
瀧春一
菜園
200509
一服と言うて昼寝の長すぎる
新子禎自
築港
200509
木の花の遠くに泛ける昼寝覚
高千夏子
200509
光化学スモッグ警報昼寝覚
早崎泰江
あを
200509
空海の風吹く中の昼寝覚
近藤公子
200510
水底をすべて見て来し昼寝覚
水野恒彦
200510
まだ島は浮かびてゐたり昼寝覚
本多俊子
200510
子が先に目覚めてゐたる昼寝かな
飯島きみい
対岸
200510
子と犬の同じ形の昼寝かな
南原正子
酸漿
200510
ふるさとの畳と気付く昼寝覚
川崎妙子
風土
200510
ガラパゴスのイグアナめきて昼寝覚
篠田純子
あを
200510
厭世など縁遠きこと大昼寝
塩路隆子
200511
昼寝覚頭の中を蝉が鳴く
大坪景章
万象
200511
娘の家に曾孫と猫と昼寝かな
波田美智子
火星
200511
ツタンカーメンのごとくに夫の昼寝かな
苑実耶
200511
二等船室新聞かぶり昼寝かな
中島小美
栴檀
200511
ぼんやりと電話の返事昼寝どき
柴田正子
築港
200511
昼寝顔波欄の人と思はれず
山中宏子
200512
二時間の昼寝を得たり船の旅
中里信司
酸漿
200512
片方の翼落として昼寝覚
鳴海清美
六花
200512
體から手を引拔けり晝寢覺
佐藤喜孝
あを
200512
昼寝していつより犬の寝言癖
岩岡中正
ホトトギス
200601
生き返る方をえらんで昼寝覚
井上菜摘子
京鹿子
200601
西窓の雨戸をして晝寢つぐ
瀧春一
常念
200606
秋風が扉を開けたままの晝寝夫婦
瀧春一
瓦礫
200606
わが額にケルトの落暉晝寢覺
吉村たけを
海市蝶
200606
囀に昼寝の父も目覚めたり
坂本知子
酸漿
200606
巻き戻すきのふが遠し昼寝の子
辻美奈子
200607
缶を蹴る音の過ぎゆく昼寝覚
山尾玉藻
火星
200607
昼寝の子西瓜の種を付けしまま
小林朱夏
200607
病菌と闘ふ顔の息子の昼寝
吉永寿美子
四葩
200609
子の絵本胸に伏せある昼寝かな
波田美智子
火星
200609
珊瑚礁打つ波音に大昼寝
山内なつみ
万象
200609
板の間に杣の昼寝の菅筵
山形悦子
万象
200609
昼寝覚め鏡の中に沼があり
佐山苑子
遠嶺
200609
昼寝して落ち着く虫の居所も
大畑善昭
200609
芋虫の蛾になるまでを昼寝かな
大島雄作
200609
廬山の口いぶせき店に昼寝人
松崎鉄之介
200609
近づきて母の昼寝を確かむる
三井孝子
六花
200609
海光のひろごりやまぬ昼寝覚
水野恒彦
200610
母さほど遠くへ行かず昼寝覚
杉浦典子
火星
200610
預かりし子のあつけなき昼寝かな
戸栗末廣
火星
200610
どこまでの真直乳牛の昼寝
数長藤代
200610
昼寝覚時計の国へ戻りけり
宇垣みきえ
200610
雨音に呼び戻さるる昼寝覚
田村園子
200610
約束をころりと忘れ昼寝せり
伊藤通友
200610
モナリザの微笑の動く昼寝覚
伊藤通友
200610
ももいろの頬を潰して昼寝の子
小林朱夏
200610
書留便留守居の昼寝起さるる
秋田直己
ぐろっけ
200610
閑居とは誰はばからぬ大昼寝
野崎真一
200610
みどりごの欠伸を貰ひ昼寝覚
中山勢都子
200611
昼寝覚しばらく続く浮遊感
丹生をだまき
京鹿子
200611
病室の広さしみじみ昼寝覚め
山田をがたま
京鹿子
200611
時間去り時間あらはるまで昼寝
蔦三郎
ホトトギス
200611
我が魂に昼寝の顔を見られけり
増田整歩
遠嶺
200611
清拭のあとの一睡秋昼寝
村越化石
200611
死と生の境をのぞき昼寝覚
中島知恵子
雨月
200611
三時草母の昼寝の続きけり
島崎勇作
酸漿
200611
園児らの縦横斜め昼寝のとき
秋千晴
200611
昼寝覚め小舟を下りしここちして
安達実生子
200612
児の昼寝ポッポ屋絵本聞かせつつ
筏愛子
200612
今日はしも昼寝いましめ句会なり
桑田青虎
ホトトギス
200612
グラナダは昼寝(シエスタ)の刻星月夜
片山タケ子
200612
淵明の昼寝の場所の廬山にあり
松崎鉄之介
200612
『陶淵明』を読む
きらきらと鱗粉の降る昼寝覚め
荒井千佐代
200612
夫と犬ならび昼寝の四日かな
伊勢きみこ
火星
200704
蛸釣つて礁に昼寝してゐたり
百瀬七生子
海光
200705
草ふぐを水槽に飼ひ昼寝せる 
百瀬七生子
海光
200705
淡海を珠といだきて昼寝せり
百瀬七生子
海光
200705
糞船を守りて昼寢の老ひとり
瀧春一
200706
一日の順路のなかの昼寝かな
鷹羽狩行
200708
片頬のいささか重き昼寝覚
鷹羽狩行
200708
昼寝覚め故障知らずの古時計
藤井佐和子
200708
母留守の父に昼寝の支度あり
山尾玉藻
火星
200708
熱帯魚のぞく昼寝の過ぎし貌
山尾玉藻
火星
200708
子の家と気付くに間あり昼寝覚
森茂子
火星
200709
昼寝海女十尋の海を潜りきて
大西八洲雄
万象
200709
昼寝覚捜してゐたる智恵袋
貴志桂
200709
昼寝より目覚めて新たなる己
丸山敏幸
200709
胎内の斯くの如しと昼寝覚め
布村松景
春燈
200710
恐竜の骨鳴り止まぬ昼寝覚
天野きく江
200710
保育所の昼寝を雀砂浴びる
森山暁湖
万象
200710
昼寝覚め無意識に佇つ厨かな
田原陽子
200710
昼寝すや四方より風の高山寺
高久清美
200710
力点を平らに均し昼寝せる
辻直美
200710
昼寝覚夫に起こされしと思ふ
城戸愛子
酸漿
200710
昼寝児の丈の長さに見惚れけり
田中峰雪
雨月
200710
三従の余禄と思ふ昼寝かな
田中峰雪
雨月
200710
昼寝せるままに死すとも悔なしや
細川コマヱ
雨月
200710
身の一部蠅に慕はれ昼寝覚め
渡邉友七
あを
200710
昼寝覚そこに父なく母もなく
山下佳子
200711
泰然と百寿の昼寝三時間
瀧青佳
ホトトギス
200711
わが城の本の谷間の昼寝かな
西山春文
200711
せせらぎに足かけ渡し昼寝かな
西田たかこ
万象
200711
背の窪に砂粒つきしまま昼寝
馬越幸子
ぐろっけ
200711
地の果のしづけさにをり昼寝覚
松原仲子
200711
懐かしき顔うすれつつ昼寝覚
林敬子
酸漿
200711
白雲のあとかたもなし昼寝覚
糸井芳子
200711
大の字になるくせありぬ昼寝の子
筏愛子
200712
遠雷に耳そば立てつ昼寝犬
大山妙子
酸漿
200801
日がさして昼寝の妻の土踏まず
坪内稔典
坪内稔典句集U
200804

 

2014年7月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。