昼 寢 3           100句

永遠に見下ろしていた昼寝覚め    津沢マサ子

三尺寝   昼寝

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
腹を見せ木陰のパンダ大昼寝
小林佐江子
雨月
200211
カーテンの波打際の昼寝覚
中島たまな
200211
昼寝して宝籤でも当てようか
森下康子
200212
身ごもりのうつらうつらと昼寝かな
平山真弓
円虹
200212
お昼寝の首へ座蒲団二つ折り
磯部静歩
京鹿子
200212
「食休み」と云ひて真面目な晝寝かな
向江醇子
ぐろっけ
200212
昼寝覚母の亡きこといまさらに
長井順子
200302
恥骨仙骨尾骨貝塚乙女昼寝
佐藤喜孝
青寫眞
200304
葛飾や畳の奥の昼寝人
須佐薫子
帆船
200306
手につかむものの脆さや昼寝覚
岡部名保子
馬醉木
200308
新しき畳の匂ひ昼寝せり
甲斐ゆき子
百鳥
200308
昼寝して脳の制御の乱れけり
木全由美子
200309
ガリバーの国より覚めし昼寝かな
遠藤若狭男
200309
みな先に逝つてしまひぬ昼寝覚
川島真砂夫
200309
あし裏に大きな黒子昼寝海女
川島真砂夫
200309
百姓の極楽どきの昼寝とな
下平しづ子
雨月
200309
いにしへに置かれたるごと昼寝覚
森田博
200309
昼寝してほんの五分の夢永し
笹原紀世子
200309
現世の妻の名を呼ぶ昼寝覚
丸山敏幸
200309
「昼寝禁ず」の貼紙がある無人駅
永野秀峰
ぐろっけ
200309
揺籠に赤子昼寝の無垢の顔
池部久子
酸漿
200310
昼寝子のプールのにほふ頭かな
山田美恵子
火星
200310
ジョギングも昼寝も池の風の中
谷野由紀子
雲の峰
200310
方丈の奥の一畳昼寝の場
遠藤止観
200310
野遊びの気怠さ残る昼寝覚め
堀田政弘
200310
佳き人と行方くらます昼寝路
片山タケ子
200310
男女別なく大の字の子の昼寝
小澤友江
築港
200310
かたはらに夫在るやうな昼寝覚
高野日佐子
200310
また話蒸し返されし昼寝覚
安里道子
200311
昼寝覚女の一生途中なり
木村みかん
200311
昼寝より覚め高き日は高きまま
島谷征良
風土
200311
先陣の鴨の昼寝や熔岩の磯
浜明史
風土
200311
幼らに顔のぞかるる昼寝覚
永岡セツ
酸漿
200311
向日葵が昼寝の園児のぞきゐる
三嶋隆英
馬醉木
200311
抗へど連れて行かるる昼寝かな
篠田純子
あを
200311
この美貌いかに育てむ昼寝の児
吉田裕志
200312
保育所のお昼寝タイム赤とんぼ
長田曄子
火星
200312
昼寝して夢に山河のはるかなり
福西政子
200312
大昼寝小さき児童より起き出しぬ
吉村紀代子
京鹿子
200401
昼寝なぞしたき合掌作りかな
原田喜久子
八千草
200401
真青なる空に浮きをり昼寝覚め
藤井美智子
対岸
200402
犬も牛もサイカーも晝寢の町
佐藤喜孝
あを
200404
鴨昼寝日の岸にゐて楽しめり
市場基巳
200405
菩薩とはかくも身近に大昼寝
今井みつ子
帆船
200405
藤房の下で昼寝のホームレス
田中呑舟
火星
200406
呆け犬朝寝昼寝に夜は吠えて
築城百々平
馬醉木
200406
今日も又昼寝の刻を逃しけり
稲畑汀子
ホトトギス
200407
あづまやに昼寝人居り杉落葉
岡本眸
200407
納得の昼寝や寝首かかれても
細井才司
200407
この世よりあの世よかりし昼寝覚
鷹羽狩行
200407
木曽駒の風の道なる昼寝宿
高野清風
雲の峰
200407
ジグソーの何か欠けたる昼寝覚め
井上紘
雲の峰
200407
疎水そば画架立てしまま昼寝人
長谷川鮎
ぐろっけ
200407
敷台に庭師は大の字に昼寝
長谷川鮎
ぐろっけ
200407
山の影きて散村の昼寝どき
平子公一
馬醉木
200408
昼寝覚しばらく惚けてゐたりけり
奥村光子
築港
200408
子の昼寝確かめ吾も添寝せり
奥村光子
築港
200408
時間だと言はれたやうな昼寝覚
松本圭司
200408
光陰をかろがろしくも大昼寝
橘澄男
山景
200408
昼寝覚めまたも濁世に戻り来し
橘澄男
山景
200408
昼寝の子胸に伏せたる参考書
中田寿子
ぐろっけ
200408
独り居を思ひ知つたる昼寝覚
小泉三枝
春燈
200409
昼寝覚めこの世の水に喉鳴らす
杉江茂義
京鹿子
200409
厨椅子並べて妻の昼寝かな
杉江茂義
京鹿子
200409
珊瑚樹の垣根の内や鵜の昼寝
辻恵美子
栴檀
200409
昼寝ざめ田の面に夕日大きかり
神山テル
栴檀
200409
応へなき昼寝の夫の頼りなき
中山富子
築港
200409
入院の鞄枕にひと昼寝
中村邦彦
200409
時々は雲の隅にて大昼寝
吉弘恭子
あを
200409
蹼を晝寝せし間に偸まれし
八田木枯
夜さり
200409
晝寝より覚めしところが現住所
八田木枯
夜さり
200409
白洲にて晝寝の母をゆりおこす
八田木枯
夜さり
200409
水色の過去となりけり昼寝覚
瀬下るか
200410
読みかけの絵本の猫と昼寝の児
邑橋淑子
遠嶺
200410
手枕の手の痺れゐる昼寝覚
松崎雨休
風土
200410
昼寝覚テレビが鍋を売つてゐる
林昭太郎
200410
客席の昼寝の姉妹ローカル線
加藤二三子
帆船
200410
パライソを地獄へ落ちて昼寝覚
小田元
六花
200410
昼寝の子目覚むる頃や雨上る
藤森万里子
百鳥
200410
トラックの窓に片足昼寝人
久保田妙
百鳥
200410
昼寝覚握られゐしよな手の痺れ
篠田純子
あを
200410
山腹に小山のやうな昼寝熊
赤座典子
あを
200410
五体なべて蘇りたる昼寝覚
梁瀬照恵
ぐろっけ
200410
風の道見つけし犬の昼寝かな
並木重助
酸漿
200411
小雪や石に昼寝の蝮をり
長田秋男
酸漿
200411
昼寝ぐせ植田の風の涼しさに
小池槙女
火星
200411
胸の本ことりと落ちて昼寝覚
伊藤以玖子
対岸
200411
大昼寝ダンプカーより足出して
清水雅子
栴檀
200411
世が世なら居れぬ座敷の昼寝かな
林裕美子
六花
200411
昼寝覚め鼻に残りし夢の葱
松波幹治
万象
200412
昼寝覚め少しずれたる裏の山
長谷川春
200412
一本の縄垂れてをり昼寝覚め
長田等
200412
昼寝の子エンジン響く舟の底
馬場秀
万象
200503
昼寝覚め永六輔がラジオより
須佐薫子
帆船
200506
竿売の声漂ふや昼寢覚
渡邉友七
あを
200507
昼寝子の大の字すぐに裏返る
一民江
馬醉木
200508
カンガルーの袋大事に昼寝せり
三上程子
春燈
200508
電車の子昼寝してゐる膝枕
斉藤裕子
あを
200508
あちこちに猫昼寝せり海の町
早崎泰江
あを
200508
洪水の碑のたかだかと昼寝村
山尾玉藻
火星
200509

 

2014年6月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。