昼 顔 (浜昼顔)2    24句

昼顔やこの道唐の三千里   蕪村

昼顔  ひるがほ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
引く波の鞣す浦曲や浜昼顔 菅野日出子 末黒野 201908
昼顔や釣竿立てて握り飯 須山漁師 末黒野 201908
昼顔の渚の少女走り出す 田中臥石 末黒野 201909
貝拾ひをり昼顔の渚べり 田中臥石 末黒野 201909
ポンプ小屋こはれたるまま小昼顔 大島英昭 やぶれ傘 201910
昼顔や岸に朽ちたるいさり舟 松本三千夫 末黒野 201910
浜昼顔揺れて波音風の音 岡野里子 末黒野 201910
昼顔のからむ自転車錆著し 斉藤マキ子 末黒野 201910
昼顔にもらひし欠伸噛みころす 井上菜摘子 京鹿子 201910
浜昼顔砂やはらかく崩れけり 住田千代子 六花 201910
靴跡は浜昼顔のところまで 住田千代子 六花 201910
浜昼顔トランペットの音がとどく 山崎正子 202009
流刑地の浜昼顔や砂を這ふ 三代川玲子 春燈 202011
浜昼顔ここに始まる九十九里 鈴木和江 202108
昼顔の砂に咲かぬは淋しかり 山田六甲 六花 202108
浜昼顔午後より白き沖つ波 黒滝志麻子 末黒野 202109
自然守る人人や浜昼顔の海辺 長崎桂子 あを 202109
昼顔の咲くバス停に人は無く 枝みや子 やぶれ傘 202110
朽舟に浜昼顔の咲き出でし 笹村政子 六花 202110
時計回りのひとと逆行昼顔咲く 井上菜摘子 京鹿子 202207
腰かがめ浜昼顔をながめやる 秋山信行 やぶれ傘 202209
芙蓉峰浜昼顔に寄する波 長尾タイ 末黒野 202209
昼顔の明日咲く蕾歩をとどむ 坂入喜代枝 202211
浜昼顔踝あたりこそばゆき 岸本順子 京鹿子 202212
昼顔 →1

 

2023年6月20日 作成

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