ひるがほ(ひるがお)     20句

ひるがほに電流かよひゐはせぬか    三橋鷹女

昼顔  ひるがほ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
人の世へひるがほが見送ってくれる 松林尚志 海程 199910
ひるがほに昼来て義足うつくしき 鳥居真里子 船団 199912
真向へば大きく円かひるがほは 阿部ひろし 酸漿 200007
ひるがほや海苔どき過ぎし粗朶積まれ 新井田操 酸漿 200009
ひるがほや油を注せば鳴らぬなり 小山森生 200010
トルソーの臀の断面ひるがほよ 小山森生 200011
ひるがおがひるの蛍をかなしめり 三宅やよい 船団 200011
ひるがほの流儀で余生行かうかと まついひろこ 銀化 200209
ひるがほの吹かれどほしや汐見町 宮尾直美 200210
川音のひびく岸辺や小ひるがほ 山口トシ 酸漿 200310
ひるがほの早くも咲けり朝曇 阿部ひろし 酸漿 200408
ひるがほや中仙道へ渡る橋 穴澤光江 遠嶺 200410
ひるがほやおもひのたけはかなもじで 野口香葉 遠嶺 200609
ひるがほや遠のけば濃き海のいろ 真保喜代子 200610
ひるがほに花こそ似たれ甘藷の花 福盛悦子 雨月 200712
あした咲くひるがほの闇ありにけり 阿布里唯 炎環 200909
火事跡のひるがほに風ありにけり 根本ひろ子 火星 200909
ひるがほや砲台に火と風の跡 杉浦典子 火星 200910
道端のひるがほ軽き埃立ち 藤井美晴 やぶれ傘 201507
ひるがほのくわつと赤子よいつまで泣く 南うみを 風土 201610

 

2023年6月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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