緋寒桜    18句

朝の日にほころぶ緋寒桜かな    野上研一カ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
青空を引き寄せ緋寒ざくらかな 鷹羽狩行 200004
緋寒桜上野に根づく青テント 松林尚志 200005
恤ぬりし野万朶の緋寒桜かな 桑田青虎 ホトトギス 200106
緋寒桜の並木を抜けて耳朶熱し 川上恵子 雨月 200207
緋寒桜海のあをさを引き寄する 鈴木とおる 風土 200304
海輝りて緋寒櫻を浮彫に 高木智 京鹿子 200305
緋寒桜これが満開ぽつり咲く 岡田有峰 築港 200405
緋寒桜咲く美ら海に浮かぶ島 河合佳代子 栴檀 200604
沖縄戦緋は悲の色に緋寒桜 中野英歩 八千草 200607
鐘鳴つて色めく緋寒櫻かな 小宮山勇 遠嶺 200705
緋寒ざくら本陣山の沼に映ゆ 深野カツイ 200707
緋寒桜六番札所安楽寺 佐田昭子 ぐろっけ 200906
塀越しの緋寒桜や寺の町 長濱順子 201106
基地の村緋寒桜の紅の濃き 中村阪子 万象 201305
触れてみむ緋寒桜のふふめるを 荒井千佐代 201503
大室山緋寒桜の灯を点す 吉永すみれ 風土 201504
雲垂れて緋寒桜も項垂れ 伴秋草 末黒野 201806
緋寒桜世界遺産の磴続く 小笠原妙子 201907

 

2020年12月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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