蓮の花 5   145句

大紅蓮大白蓮の夜明かな    高浜虚子

蓮植う  蓮の花  蓮見  蓮池  蓮の浮葉  蓮葉  蓮の露  蓮の実  蓮の飯  蓮根掘 敗蓮  枯蓮

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
近江富士従へてゐる大蓮田 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
白蓮のうしろの紅蓮くづれけり 山尾玉藻 火星 201208  
蓮咲いて池に角度の生れ初むる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201208  
八一歌碑蓮の夕影風の出て 橋添やよひ 風土 201209  
田にあふれ白蓮ひとつ畦に咲く 谷村幸子 201209  
逆光の葉裏脈打つ蓮かな 宮井知英 201209  
白蓮の空に丹塗りの大鳥居 國保八江 やぶれ傘 201209  
蓮の花広がる池を浄土とも 安藤虎酔 かさね 201209  
抜き出たる蓮の蕾の天を指し 五十嵐勉 201209  
薄紙をはがすごとくに蓮開く 大橋晄 雨月 201210  
ご訃報の唯々悲し蓮の花 大橋敦子 雨月 201210  
今し咲く蓮訃報に見つめゐる 大橋敦子 雨月 201210  
刻をりしも咲きし一花の蓮見て 大橋敦子 雨月 201210  
我が机上蓮の一花の咲きゐたり 大橋敦子 雨月 201210  
みそぎ場に蓮の花びら二三片 山田春生 万象 201210 深大寺
曇天のいよいよ低し蓮の花 藤田素子 火星 201210  
白蓮に近づく鯉の耀よへり 志方章子 六花 201210  
心耳にて聴くべし蓮の開花音 和田紀夫 201210  
愛されてをり平成の大賀蓮 中山酷霊 201210  
早起きす蓮音聞かんと思ひゐて 上辻蒼人 風土 201210  
うす紅を秘めて開かむ蓮の花 布施まさ子 風土 201210  
大賀蓮一如存問の寺に咲く 橋添やよひ 風土 201210  
開かむと白き秀をたて蓮の花 美田茂子 末黒野 201210  
蓮浄土生き物のゐて水動く 松本三千夫 末黒野 201210  
金の日を浴びて白蓮宝珠解く 松本三千夫 末黒野 201210  
大蓮咲かせをとこの瞳のやさし 塩貝朱千 京鹿子 201210  
水に降る光に開く蓮の花 中野京子 201210  
蓮ひらき生(しょう)あるものの浄土かな 西村純太 201210  
蓮の花歳月かたる光あり 水野恒彦 201210  
古事記より古き話よ大賀蓮 浅野吉弘 201210  
花あげて涯なく続く蓮田かな 米尾芳子 馬醉木 201210  
庫裡うらは風の抜け道蓮咲けり 川村清子 馬醉木 201210  
白蓮を染むる夕陽や暮れの鐘 川井素山 かさね 201210  
青女の滝流るる先の白き蓮 西垣順子 201210  
薄明を纏ひ開花の蓮の香 西垣順子 201210  
代はるがはる牛を撫でをり蓮の花 谷村幸子 201211  
海望む普門寺に尚蓮二輪 赤座典子 あを 201211  
角櫓ある濠にして蓮の花 酒井秀郎 返り花 201211  
池の黙蓮の白の一際に 川上久美 ろんど 201211  
極楽にもエデンにも蓮色違ひ 藤田かもめ ぐろっけ 201211  
一望の蓮の合掌まだ解かず 藤井久仁子 ぐろっけ 201211  
真如蓮剪り麻沙子師の供華となす 味村志津子 雨月 201211  
観音の慈眼の中に蓮開く 川上恵子 雨月 201211  
騒音さけ自分見つめ蓮の花 東秋茄子 京鹿子 201211  
蓮咲いて遠くの白のよく見ゆる 十川たかし 201211  
蓮の花ま顔でまはす念珠石 谷村幸子 201211  
蘇る千古の蓮や紅淡き 小倉純 末黒野 201211  
咲き分けて源平池の蓮の花 岡田史女 末黒野 201211  
蓮開く木魚たたける音出して 安藤虎酔 かさね 201211  
蓮の花開かんとして茎動く 瀧澤伊代次 瀧澤伊代次自註句集 201212  
八橋の覚束なしや古代蓮 武田紀久 やぶれ傘 201301  
古代蓮傾ぎ地底の声を聞く 神田恵琳 跫音 201303  
團十郎蓮のうてなに二の替 高木健吉 雨月 201305  
白蓮の一片ずつの光り合ふ 来海雅子 201306  
大蓮鉢おたまじやくしを養生中 中島讃良 ろんど 201306  
大池のすきまもあらず蓮の花 伊勢きみこ 火星 201309  
運命のいたづら蓮の玉に風 山田六甲 六花 201309  
花蓮や水を落とせし櫓石 松本文一郎 六花 201310  
蓮四日風のままなる乱れやう 塩貝朱千 京鹿子 201310  
酔妃蓮つぼみを誰も覗きゆく 塩貝朱千 京鹿子 201310  
紅蓮それと分らぬ水の音 山本久江 201310  
蓮咲いて鯉の跳躍城下町 山本草風 かさね 201310  
大賀蓮トラウマが頭を擡げさう 田中貞雄 ろんど 201310  
息抜きの半東さんに蓮の花 鳥井美智子 ろんど 201310  
一片は剃髪のごと蓮の花 鈴木直枝 ろんど 201310  
佳きことを聞きたし見たし古代蓮 河村啓花 ろんど 201310  
帆のごとく蓮の立ち葉のゆらぎかな 神田恵琳 春燈 201310  
揚貴妃もかくやと思ふ濠の蓮 長谷川友子 春燈 201310  
咲ききつて矜持くづさぬ濠の蓮 長谷川友子 春燈 201310  
まみえたき人あり蓮の花一面 中田禎子 201310  
未来への入口に咲く蓮かな 近藤喜子 201310  
花園てふ町に蓮の花育つ 山口キミコ 201310  
蓮咲けり色つきの夢さめるなよ 村田岳洋 ろんど 201311  
鉢植ゑの水澄む蓮の咲きにけり 吉田克美 ろんど 201311  
酔妃蓮ほのと眉目のくづれをり 土居通子 ろんど 201311  
紅蓮の咲いて彩よし蕾よし 滝沢いみ子 末黒野 201311  
静けさや池一面の古代蓮 滝沢いみ子 末黒野 201311  
白蓮の暮れ残りをり平家池 原和三 末黒野 201311  
舟出して仏供の蓮の花刈れり 阿部月山子 万象 201311  
絵筆とる池を満たせる紅の蓮 西垣順子 201311  
あかつきの深田分け入り蓮を剪る 倉谷紫龍 万象 201312  
見納めとなりし蓮華の惚けぶり 神田小夜子 ろんど 201312  
夕しぐれ止みぬ紅蓮の雲の縁 小川玉泉 末黒野 201403  
舟とめてしばし蓮の花の中 正谷民夫 末黒野 201404  
夢の世の蓮は音立て開きけり 宮井知英 201404  
蓮の花志城柏師を佇たせたし 佐藤三男 万象 201408
大屋根に鳩鳴くこゑや蓮の花 廣瀬雅男 やぶれ傘 201408  
三日なほ雨に矜恃の古代蓮 能村研三 201408 千葉公園・大賀蓮
古代蓮抽んでて宙ヘメールすや 茂木なつ 春燈 201409  
大賀蓮見る廻廊の昼下り 河口仁志 201409  
先駆けて紅蓮開く四つ五つ 大橋晄 雨月 201409  
静かなる池に水音蓮揺るる 木戸宏子 201409  
沼底の泡立ち上る古代蓮 河口仁志 201409  
蓮ひらく風の神とは透明な 辻美奈子 201409  
蓮ひらく瞬の吐息を聴きもらす 藤原照子 201409  
蓮の花池いつぱいに揃ひ咲く 佐藤健伍 201409  
蓮の花これからパッチリ咲くところ 大日向幸江 あを 201409  
葉隠れの苔紅濃き古代蓮 宮内とし子 201409  
謀叛めく一ひらに蓮くづれ初む 田所節子 201409  
二千年の風の記憶か蓮揺るる 栗原公子 201409  
蓮の花ひらくとたより中尊寺 神蔵器 風土 201409

藤原四代泰衡の首級

の中から出土した蓮の

種から育てられ、見事

に大輪の花を咲かせ

た貴重な蓮の花である。

雲割れて日矢の差し入る古代蓮 河口仁志 201409  
暁光の風に秘色の蓮咲けり 河口仁志 201409  
雨音は冥加のしらべ蓮の池 石川寿夫 ろんど 201409  
大賀蓮悠久の刻流れけり 宮内とし子 201409  
池の面に古代の吐息大賀蓮 内山照久 201409  
抽んでて蓮の蕾宝珠上ぐ 宮原悦子 雨月 201409  
おかげ以て天下の寺の蓮見かな 山崎靖子 201410  
厳かに勤行の声蓮の花 渡部法子 201410  
葬のあと蓮田に花を見て通る 小林愛子 万象 201410  
極楽を存分に見せ古代蓮 宮内とし子 201410  
幾仏こころに蓮の花を見る 室伏みどり 雨月 201410  
鐘の音の朝の蓮池わたりきる 佐藤喜孝 あを 201410  
巻葉日を反し大賀の蓮咲く 大島寛治 雨月 201410  
腥き身を紅蓮の香にさらす 近藤喜子 201410  
凛と咲く蓮叢がりぬ浄土とも 竹内悦子 201410 草津烏丸半島
蓮蕾すつくと夢をはらみつつ 山崎靖子 201410  
蓮池にあふるる生気浄土かな 渡部法子 201410  
蓮花会の一つ目蛙跳ぶや跳ぶ 川井秀夫 ろんど 201410 高野山
蓮の花まつすぐ天を向きにけり 石川幸子 万象 201410  
蓮の花どの畦からも届かざる 笹村政子 六花 201410  
夕蓮の閉ぢ忘れゐる一花かな 尾野奈津子 春燈 201410  
日照雨来る音のはじめの蓮かな 高久正 201410  
万本の莟の祈り蓮の花 青木朋子 201410  
蓮咲きて朝の参拝賑はへる 渡部法子 201410  
みづうみに紅蓮揺るる風起こり 竹内悦子 201410  
愛西市見渡す限り蓮の花 大橋淳一 雨月 201410  
ひら坂の風とも蓮に佇ちをれば 山崎靖子 201410  
みづうみの一隅占むる蓮奢り 小澤菜美 201411  
大池や蓮の蕾の二つほど 加藤静江 末黒野 201411  
遺影笑む壷に大きな紅蓮 岡野ひろ子 201411  
蓮の花この世の風にさからはず 河村啓花 ろんど 201411  
百千の蓮の花咲く谷崎忌 山田春生 万象 201411  
蓮開くなびけ古代の茜雲 齋藤晴夫 春燈 201411  
蓮ひとつポンと咲かせて非公開 鈴鹿けい子 京鹿子 201411  
蓮の蕊輝く寺に夫眠り 上村富美子 雨月 201411  
純白の蓮と対峙し無我となり 山本漾子 雨月 201411  
閉苑の刻延びて蓮静まれり 坂根宏子 201411  
ゆつたりとゆつたりと雲蓮真白 忽那みさ子 やぶれ傘 201412  
前掛の母より知らず花蓮 園部早智子 ろんど 201412  
前掛けの母より知らず花蓮 園部早智子 ろんど 201412  
蓮咲くや嘴だけをうごかせる 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
藤原四代泰衡公の蓮ひらく 神蔵器 風土 201412  
合掌の手を解くごとく蓮開く 槇野あさ子 風土 201501 蓮の花→ 6

 

2019年8月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。