春障子　5　　　　122句

竹林があれば風湧き春障子 　　本橋仁 　　露光

障子 　　春障子　　春の障子
作品
作者
掲載誌
掲載年月
春障子開くるや中庭にほひ立つ 前田美恵子 槐 201906
枝ぶりの鋭き影現(あ)るる春障子 善野行 六花 201906
結納の口上確と春障子 石黒興平 末黒野 201906
素謡の羽衣もるる春障子 高木邦雄 末黒野 201906
父と子の会話の弾む春障子 有賀昌子 やぶれ傘 201907
水かげろふゐつづけてをり春障子 小原芙美子 風土 202001
法堂に陰影を深き春障子 間島あきら 風土 202002
女中部屋隣る書斎や春障子 山田六甲 六花 202004
鳥過ぐる気配を背に春障子 久保寺眞佐子 末黒野 202005
閉めきつて鴎外荘の春障子 水沢和世 鴻 202005
ひとり居の終の栖よ春障子 亀井福恵 京鹿子 202006
ご本尊見えるほど開け春障子 瀬島洒望 やぶれ傘 202007
雪洞の淡き影ある春障子 山田佳乃 ホトトギス 202008
赤べこに安寧願ふ春障子 七郎衛門吉保 あを 202103
春障子水かげろふを踊らせて 堺昌子 末黒野 202105
春障子呵々大笑の気楽坊 土田野里子 萱 202105
庭師の鋏の音を聞きゐる春障子 種田利子 春燈 202106
門限は破るためかや春障子 高野昌代 槐 202107
春障子開け雨の音確かめぬ 森高武 風土 202107
竹の葉のさゆらぐ影や春障子 東小薗美千代 末黒野 202204
身心を濾過されてをる春障子 阪倉孝子 槐 202205
病棟に霊安室や春障子 和田照海 京鹿子 202205
夕さりの竹の葉ずれや春障子 本郷公子 京鹿子 202207
久女読む闇の深さや春障子 赤堀美恵子 風土 202207
灯りゆらゆら禅寺の春障子 北村操 鴻 202207
春障子 →1

2023年2月15日 作成

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