春 曙     61句

春の朝  春暁  春曙  春の夜明け

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
春は曙梢はキスの匂いして 小枝恵美子 ポケット 199911  
つかぬこと聞きそこね侯春曙 藤岡紫水 京鹿子 200001  
ビルの街にもほのぼのと春曙 長谷川登美 ぐろっけ 200006  
春曙一戸に一個牛乳壜 佐藤真次 200007  
夫ありて春は曙命惜し 高橋照子 雨月 200105  
春曙五線紙に音生まれつぐ 久保田哲子 百鳥 200107  
春は曙ためらひ傷の二つ三つ 稲見光 船団 200109  
唐絵めく春曙の原野かな 水見壽男 円虹 200204  
春曙覚めて黄泉ともこの世とも 藤井晴子 200206  
春曙キャニオンの雲朝焼けて 桑田青虎 ホトトギス 200210  
春は曙一茶の里は夫の里 池田冨美 帆船 200210  
春の曙ひとあさ三あさなほ続く 阿部ひろし 酸漿 200304  
何か知ら春曙をヘリ響く 森理和 あを 200304  
春は曙魞汲む舟を漕ぎ出だす 駒井でる太 200305  
春は曙切符販売機の点字 矢島三榮代 帆船 200305  
春は曙大往生は父の夢 須佐薫子 帆船 200404  
春は曙女竹の揺れのきはやかに 大島翠木 200405  
春は曙なあんてトースト焦がしてる 山元志津香 八千草 200409  
みよし野の春曙の月うつつ 安原葉 ホトトギス 200409  
物言はず春曙の訣れとは 松尾緑富 ホトトギス 200501  
春は曙耳さとくなりにけり 宮地れい子 春燈 200504  
雨なれば雨の音聴く春は曙 木村みかん 200505  
春曙マンモス目覚む異郷なり 竹村尚紘 200507  
高嶺はや春の位に即く曙光かな 秋葉雅治 200604  
春は曙あけぼの色に児の歩む 代田幸子 200605  
春は曙大地ひそかな香を持てり 勝見玲子 200605  
春曙野阜めける白登山 松崎鉄之介 200707  
春は曙正直すぎ鏡かな 大島翠木 200805  
春は曙笑壺に入りし鳥のこゑ 瀬川公馨 200905  
春は曙隣合せの部屋に寝て 次井義泰 200906  
烏鳴くやうやう春は曙に きくちきみえ やぶれ傘 200906  
春曙窓に海ある島泊り 伊藤紫都子 200908  
夢の尾のしばらく残り春曙 小川匠太郎 201002  
人も無き春曙の磴降る 小野木雁 酸漿 201005  
春暁の曙杉の高さかな 中川悦子 酸漿 201005  
春曙けふの時また刻み初む 安立公彦 春燈 201006  
春は曙鶏鳴のゆるやかに 鈴木良戈 201006  
春は曙鶏が鳴き牛が啼き 彦根伊波穂 201007  
心地よき夢は現や春曙 近藤豊子 雨月 201105  
孟宗のいみじき粉や春曙 大島翠木 201105  
やはらかき雨のにほひの春曙かな 松本三千夫 末黒野 201105  
被災地の春曙の夢ならず 稻畑汀子 ホトトギス 201204  
春は曙犬の転がしゐる食器 白石正躬 やぶれ傘 201206  
春は曙おれは総理に向いてゐる 小堀寛 京鹿子 201206  
春曙「おむつ交換」近づき来 酒井秀郎 返り花 201211  
春は曙とどなたの言ひし熟寝かな 七田文子 201304  
春なれや曙を見る床の中 四條進 201306  
春は曙光源氏の去ぬるころ 千田百里 201405  
春は曙清少納言もこの空を 水谷直子 京鹿子 201406  
良き目覚め春曙の鳥の声 小川玉泉 末黒野 201406  
春曙スクランブルエッグ二人分 吉田政江 201504  
友来たる春曙の光り負ひ 田中臥石 末黒野 201506  
春は曙影ゆらしつつ露天風呂 児玉有希 京鹿子 201507  
春は曙ルンバは踊るスペースを 長沼佐智 船団 201508  
春は曙その中にある赤信号 きくちえみこ 港の鴉 201510  
白みつつ春曙の明けてゆく 佐藤淑子 雨月 201705  
春は曙急ぐことなき齢かな 石川充 馬醉木 201705  
みよし野の春は曙寝てをれず 安原葉 ホトトギス 201810  
妻はしき春曙の九十九髪 田中臥石 末黒野 201906  
春曙書き直したき文のあり 山田正子 201909  
たっぷりと春曙に接岸す 陽山道子 船団 201910  

 

2020年3月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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