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こぼるゝにつけてわりなし萩の露    上島鬼貫

  枯萩  山萩

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
白萩の庵の尼僧に過去を聞く 平松薫 六花合同句集 200205  
紅白の萩のこぼるる盥かな 波田美智子 をりをりに 200208  
新は深なり子規偲ぶ萩の寺 稲畑廣太郎 ホトトギス 200209 子規百回忌糸瓜供養
抱き起したくなるほどの乱れ萩 杉良介 200209  
屋上は芭蕉の世界萩の花 稲畑廣太郎 ホトトギス 200210  
双蝶の縺れて萩の縺れざる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200210  
萩咲きて句碑除幕の日待つ寺に 岡本直子 雨月 200210  
鶏の蹴り歩きして萩か庭 山田六甲 六花 200210  
立ち尿る子供の肩や萩の花 中村房枝 六花 200210  
地下室へ風の階風の萩 山田弘子 円虹 200210 虚子記念文学館
萩の丈見上ぐるほどの乱れかな 渡辺昭 200210  
白萩や猿戸をくぐり叔母見舞ふ 朝妻力 雲の峰 200210  
地に触れてこそ紅萩のうつくしく 堀内一郎 あを 200210  
階にこぼれ萩とも松葉とも 吉弘恭子 あを 200210  
風にふれすすきに触れし萩の道 吉弘恭子 あを 200210  
萩くぐり肩ぬらしけり杣の道 鎌倉喜久恵 あを 200210  
水音に誘はれほろと萩の花 斉藤静枝 あを 200210  
庭下駄が踵に余る萩の雨 品川鈴子 ぐろっけ 200210 釣月菴
背のまろき己れを糺す風の萩 鈴鹿仁 京鹿子 200211  
萩の露ひとひら毎にある神意 鈴鹿仁 京鹿子 200211  
わびさびの画境呟く萩の風 林日圓 京鹿子 200211  
旅終へて萩咲く風につつまれぬ 佐藤よしい 風土 200211  
萩咲いて母の忌夫の忌近づきぬ 井口ふみ緒 風土 200211  
軒端まで樽積まれあり萩の花 柿沼盟子 風土 200211  
咲き乱る萩を括つて道通す 塩川雄三 築港 200211

豊中萩の寺

高浜虚子句碑除幕

萩の寺野点の席の赤床几 塩川雄三 築港 200211  
子規修す寺にて萩の乱れをり 塩川雄三 築港 200211  
七堂の萩に埋るる日の近し 小西石蕗 円虹 200211  
ゆつくりと仏めぐりし後の萩 廣畑忠明 火星 200211  
水平に捧ぐ出棺走り萩 長谷川春 200211  
子のぽつり優しきことばこぼれ萩 福山悦子 200211  
一線を越えればこぼれ萩となる 篠鳳俊博 銀化 200211  
萩の風割れどふたつにならぬもの 佐藤多恵子 銀化 200211  
雲南の萩も仏籬に子規祀る 大橋敦子 雨月 200211  
紅萩や晩年の身の自愛こそ 大橋敦子 雨月 200211  
日の本の古典の花と萩を愛づ 高橋照子 雨月 200211  
世に出づる仰臥漫録萩咲いて 片山喜久子 雨月 200211  
尼寺に掛れる一句萩こぼれ 中村公代 雨月 200211  
萩の風水分宮の紙垂旧りて 中御門あや 雲の峰 200211  
萩こぼる降嫁の宮の石畳 立脇操 雲の峰 200211  
白萩を仰げば雨の落ちきたる 阿部ひろし 酸漿 200211  
まどろむやささやく如き萩紫苑 杉田久女 ぐろっけ 200211  
萩の風すすきの風と今日を生く 川崎俊子 馬醉木 200212  
月代の萩のうねりとなりにけり 前田青紀 馬醉木 200212  
旅心いざなふ萩の風立ちぬ 石本百合子 馬醉木 200212  
師の家を辞するにこぼす宮城野萩 松崎鉄之介 200212  
宝戒寺白萩ゆらす風に会ふ 陣野今日子 風土 200212  
虚子館のさみだれ萩に降り立ちし 今井千鶴子 ホトトギス 200212  
故郷塚のこぼるる萩を栞とす 川端実 遠嶺 200212  
禅寺さまと呼ばるる管主萩の花 上田祥子 遠嶺 200212  
崩れたる土塀に萩の盛りなり 岩崎真理子 遠嶺 200212  
緋の僧に萩の風来る句碑披き 山田弘子 円虹 200212

曽根萩の寺

虚子句碑披き

名水の暗き飲み場やこぼれ萩 小田道知 円虹 200212  
乱れ萩触れつゝ登る百の磴 黒川悦子 円虹 200212  
句に馴染む心に萩を咲かす庭 利根里志 円虹 200212  
しろじろと神の目覚めは萩明かり 豊田都峰 京鹿子 200212  
吐月峯今宵は萩の白さかな 豊田都峰 京鹿子 200212  
乱れ萩くくりこのごろ不眠症 小倉ナミ 帆船 200212  
風立ちて女人高野の萩の花 雲所誠子 帆船 200212  
しだれ萩風に優しく七草寺 柿沼利男 帆船 200212  
萩すすき万葉学をうちたてし 中村雅樹 百鳥 200212  
安けしや萩のトンネルくぐりたる 船山博之 百鳥 200212  
わかち合ふゆとり谷中の萩の風 上野孝行 百鳥 200212  
人絶ゆる家となりけりこぼれ萩 滝本香世 百鳥 200212  
萩の寺土鈴乾びし音たてる 三代川次郎 雲の峰 200212  
白萩や叡山文庫静もりて 岡田万壽美 雲の峰 200212  
紅萩や寄木細工の小箱買ふ 忽那保 雲の峰 200212  
瓔珞や回廊わたる萩の風 谷村幸子 200212  
御詠歌に面影しのぶこぼれ萩 河野友子 六花 200212  
禅林の萩の盛りや句碑除幕 大堀鶴侶 雨月 200212  
句碑一つ増えたる寺の萩浄土 古田考鵬 雨月 200212  
堂縁にとどきて萩のうねり咲く 吉田眞弓 雨月 200212  
萩の花風のうねりに身をまかせ 河合笑子 あを 200212  
安息の渚地なりけりこぼれ萩 近藤季美 銀化 200212  
こぼれさうな萩のトンネル抜けにけり 小峯雅子 酸漿 200212  
萩わけて思惟仏お顔覗きけり 小峯雅子 酸漿 200212  
石垣に残りの萩の揺れてゐし 小峯雅子 酸漿 200212  
萩むらの花待つ雨のきのふけふ 松原ふみ子 200212  
紅萩の揺れやまざるを揺らし通る 濱地恵理子 200212  
伎芸天拝すと萩の門をくぐる 藏本博美 ぐろっけ 200212  
枝垂れたる枝先擡げ萩の花 坂口三保子 ぐろっけ 200212  
山裾の無人の駅にこぼれ萩 鈴木てるみ ぐろっけ 200212  
谷へ向く炭焼きの小屋萩の花 浜和佳子 百鳥 200212  
追分宿古りし旅籠の乱れ萩 木暮剛平 万象 200212  
萩芒峠を雲の崩れゆく 藤田輝枝 対岸 200212  
能楽殿は戸を閉ざしをり萩の昼 村上和子 対岸 200212  
悌に出会へる萩の小径かな 三沢蘭 遠嶺 200212  
萩の花仏にも慈悲忿怒相 目黒慧 遠嶺 200212  
乱れ萩括り和尚の忌を修す 野田梅月 遠嶺 200212  
萩の咲く日々倍増といふぺース 浜田南風 200301  
入念に空巣の捜査こぼれ萩 北尾章郎 200301 萩 5→

 

2019年9月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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