萩 2    93句

押分けて行けは行かるゝ萩の原  正岡子規  俳句稿

  枯萩  山萩

作品
作者
掲載誌
掲載年月
咲き満つといふは乱れて萩の寺 坂井建 ホトトギス 200003
路地裏にあんまの掛け札こぼれ萩 辻享子 六花 200003
片恋に萩がこぼれる手で受ける わたなべじゅんこ 鳥になる 200003
にんげんが壊れる予感萩揺れる わたなべじゅんこ 鳥になる 200003
萩の門より次々とけふの客 安原葉 ホトトギス 200004
この庭の萩に仏心風に仏心 後藤比奈夫 ホトトギス 200006
萩の戸を押せば洩れくる五楽章 稲畑廣太郎 ホトトギス 200009
萩の宿句碑の宿とてもてなされ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200009
荒るる空着きし安堵や萩の宿 稲畑廣太郎 ホトトギス 200009
初萩の小さき花穂紅帯びて 能村登四郎 200009
萩芒湯加減もよき朝にして 能村登四郎 200009
花眼寄す桂郎句碑に萩の花 神蔵器 風土 200010
まっすぐに歩く七条萩の花 中原幸子 遠くの山 200010
発つ前の一浴いで湯萩・尾花 能村登四郎 200010
萩の花地中へ水の落つる音 山田六甲 六花 200010
括られてなほ風通す残り萩 内山和江 奧嶺 200010
くちびるに初萩の彩もらひけり 天野きく江 200011
盗人萩おほ岩風呂のまはりかな 有本恵美子 200011
さきがけのほつほつ萩の愁ひ咲き 小澤克己 遠嶺 200011
咲かんとす萩に天地乾ききる 吉年虹二 円虹 200011
一雨ほし色あきらかに旱萩 吉年虹二 円虹 200011
初萩に会ひ名水も賜はりし 吉年虹二 円虹 200011
野の残る一劃御所に盗人萩 吉年虹二 円虹 200011
盗人萩群れ御所にある隠れ径 吉年虹二 円虹 200011
白萩の白を惜しまず水の上 鷹羽狩行 200011
人に墓参たのんで臥しぬ萩のころ 能村登四郎 200011
口紅はイタリアみやげ萩を見に 鶴田武子 俳句通信 200011
初萩のはや夕風をまとひけり 當麻幸子 俳句通信 200011
白萩を風吹き抜くる翁堂 中御門あや 俳句通信 200011
身から出た爪切り参上萩まつり 丸山佳子 京鹿子 200011
通せんぼ何の理由でぶりつこ萩 丸山佳子 京鹿子 200011
彩まして初萩ゆらす神の風 鈴鹿仁 京鹿子 200011
白萩の夕べの風を欣べり 荒井正隆 200011
くろもじを懐紙にくるむ萩猥ら 中原道夫 銀化 200011
雨後の萩かはくを待たず濳りゆく 中原道夫 銀化 200011
初萩や茂林寺の道風粗し 小菅高雪 春耕 200011
初萩と呼ぶ一点の紅をもて 八染藍子 200012
抱擁の解かれて括り萩となる 八染藍子 200012
蓑虫の登りつめたるしだれ萩 八染藍子 200012
萩の餅配るならひも廃れけり 和田祥子 馬醉木 200012
萩の風余すことなく背戸の納屋 鈴木とし子 遠嶺 200012
擬宝珠まで埋めつくしけり萩の寺 磯野たか 風土 200012
肩すべる萩の風ある久女句碑 林裕子 風土 200012
まんだら堂萩の日暮れとなりにけり 武井美代子 風土 200012
起き抜けの力仕事に萩白し 石川久子 200012
こぼれ萩片寄りそめし獣みち 青木直子 200012
登り来て島を見てをり萩の丘 伊沢山ウ 酸漿 200012
家の影木の影淡し萩の咲く 秋山義彦 酸漿 200012
湖北路の萩のゆたけし石仏 三澤福泉 俳句通信 200012
憂ひもて盗人萩の花こぼる 高橋照子 雨月 200012
長政に市に白萩はらはらと 密門令子 雨月 200012
白萩や高野を守る坊の数 池田草 雨月 200012
乱れ萩揚舟ひとつぽつねんと 保坂加津夫 いろり 200012
萩の月足音しのんで僧もどり 藤原紅 いろり 200012
出棺や白萩はらりはらり散る 安藤浄子 ぐろっけ 200012
萩括るには荒縄の太すぎる 松崎幹 200101
宅急便ですと若者萩見てる 柳生千枝子 火星 200101
猫抱いて猫の重さや萩の庭 柳生千枝子 火星 200101
夕萩や足早といふほどでなく 杉浦典子 火星 200101
萩刈りしあとに錆びたる花鋏 木野本加寿江 火星 200101
萩を画く筆先おろす息なりし 小池槇女 火星 200101
この寺の昔業平と散る萩と 大久保廣子 火星 200101
白萩や掌に添ふ帛紗掌に流し 小島美智子 風土 200101
俳磚を探してをれば萩の風 岩瀬操舟 円虹 200101
着こなしの洒然と萩の風の中 小山徳夫 遠嶺 200101
みだれ萩おのが心を読まれをり 佐々木溪村 遠嶺 200101
萩活けてわが句も鋏入れなくば 下山戸深雪 遠嶺 200101
萩の家かすかに人の気配あり 鎌倉喜久恵 あを 200101
靴先を水に過つ乱れ萩 安田登志子 ぐろっけ 200101
萩叢に猫の声する空耳か 坂口三保子 ぐろっけ 200101
白萩に紙燭ともして伎芸天 竹村良三 200102
萩を刈るための半日予約せり 神蔵器 風土 200102
裏口の神官の靴乱れ萩 阿部昭子 遠嶺 200102
年ごとの恥らい熱く萩の紅 金子皆子 海程 200102
盗人萩誰彼なしに飛びつける 金森教子 雨月 200102
七騎落の口伝の稽古萩の風 星佳子 200102
砂に書く文字切れぎれに萩の風 山口夏枝 船団 200102
結界といふ白砂や萩こぼる 能勢京子 船団 200103
白萩の一枝に触れし指の濡れ 高沢友子 200103
ゆらゆらの萩よりのかぜ帯に芯 池田澄子 船団 200105
枯萩を焚き一年の時を焚く 稲岡長 ホトトギス 200105
山中や萩咲き私の座敷のよう 齋藤一湖 海程 200107
萩がもと掃かれてありし嫁が来て 能村登四郎 200108
よくものを忘れてやすし萩のころ 岡井省二 200108
萩の風母の泪をいま思ふ 石田邦子 祭笛 200109
老いて知る老の諸もろ萩の花 大平保子 いろり 200109
さ走れる萩に白花かくし哉 神蔵器 風土 200110
昼よりも白きうねりの萩月夜 鷹羽狩行 200110
乱るるは乱るるままに萩の園 前田達江 200110
乳母車萩のトンネル抜けて来る 阿部悦子 春耕 200110
卯辰山そびらの寺や萩の花 富田房子 春耕 200110
さみだれ萩ときどき油断してをりぬ 岡井省二 200110
天国に結ぶ恋てふ乱れ萩 保坂加津夫 いろり 200110
萩 3      

 

2021年9月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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