16  200句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
青萩の風が風呼ぶ書斎かな 浅木ノヱ 春燈 201409
萩黄葉には孤高なる光置く 稲畑汀子 ホトトギス 201411
通り抜け出来ずと塀に萩の路地 松本三千夫 末黒野 201411
風に合ひ楚楚とこぼれる萩の花 大木清美子 201411
萩の花宗長座せし吐月峰 四條進 201411
括られてより不機嫌に萩乱る 池田崇 201411
次もまた通過電車やこぼれ萩 会田三和子 201411
山蟻が萩のうねりを這ひのぼる 南うみを 風土 201411
萩乱れ寝釈迦は永久に横たはる 碇天牛 雨月 201411
まどろめば囁くやうに萩の花 辻香秀 201412
白萩のうねりの阻む砦みち 片岡久美子 201412
萩の散る橋桁あらは流れ橋 山本孝夫 201412
初萩や水琴窟に耳すませ 石川かおり 201412
赤白の萩咲き溢れ尼の寺 木戸宏子 201412
萩叢の大きうねりに月かくれ 岡田和子 馬醉木 201412
通り抜け出来ずと塀に萩小路 松本三千夫 末黒野 201412
萩の路地鞄鳴らして子の走り 松本三千夫 末黒野 201412
白萩を活けて皆川白陀師忌 田中臥石 末黒野 201412
師恩に謝し詑び句帳閉づこぼれ萩 菅野蒔子 末黒野 201412
白萩や大河を前に芭蕉の碑 小田嶋野笛 末黒野 201412
萩咲いて売地の木札新しく 田村加代 末黒野 201412
作務衣着て和尚出てくる萩の花 小池一司 やぶれ傘 201412
熊野古道まほろばとなる萩の花 鈴木初音 201412
戻りきて部屋にこぼせる萩の花 田中藤穂 あを 201412
竹箒さらさらと寄す萩の花 田原陽子 201412
築地塀覆ふ白萩重く揺れ 川上久美 ろんど 201412
酔芙蓉萩ときそへる純子句碑 原田しずえ 万象 201412
追慕濃し亡き師の萩の句碑を撫で 磯野しをり 雨月 201412
白萩の守り咲く子規の句碑拝す 磯野しをり 雨月 201412
懸崖に乱るる萩や奥の院 碇天牛 雨月 201412
ここまでの日々かへりみる萩の径 菅野蒔子 末黒野 201412
山風に葉をひるがへす萩の花 杉本綾 201412
息弾ませ天空の城萩垂るる 岩梶隆子 201412
菩提寺の塀に見越しの萩白し 田中富有能 風土 201412
ブラッドムーン大甕に白き萩 佐藤凉宇子 ろんど 201501
こぼれ萩父母に詫びたきことばかり 小泉三枝 春燈 201501
手に余る子供抱くごと萩括る 長谷川歌子 春燈 201501
裏木戸の萩に拒まる里帰り 久染康子 201501
萩揺るる喜寿の思はれにきびかな 杉本光 201501
萩刈つて風ゆく道の広ごれり 本池美佐子 201501
萩括る亡き白陀師へ語りつつ 田中臥石 末黒野 201501
雨後の延べ段に散り萩白し 岡野里子 末黒野 201501
名ばかりの平城跡やしだれ萩 菅野日出子 末黒野 201501
平石の参道濡らし萩の雨 加P伸子 末黒野 201501
台風に備へ白萩括りけり 千葉惠美子 末黒野 201501
壺の萩しきりに零る招き猫 湯谷良 火星 201501
花散りし萩のうねりも野分前 岩木茂 風土 201501
飛び石のほどよき間合ひ萩の寺 内海良太 万象 201501
鎮魂のチェロの流れて萩白し 原田しずえ 万象 201501
隧道を抜け来し風や萩の花 加山ひさ子 万象 201501
しろじろと神の夕風萩こぼる 本多俊子 201501
剥落にふんばる仁王こぼれ萩 田中一美 ろんど 201501
萩叢や結界風を許したる すずき巴里 ろんど 201501
濃く淡く面影を追ひ萩今宵 北川孝子 京鹿子 201501
谷間の細き流れや萩の叢 上田由姫子 京鹿子 201501
白萩に隙なし抹茶すすりゐる 小山和男 京鹿子 201501
荒縄を二本わたせる萩のみち 戸栗末廣 201502
黒檀の欄間の彫りや萩の宿 山崎稔子 末黒野 201502
コスモスと萩を括りて里暮らし 正谷民夫 末黒野 201502
眩暈や萩のほころびはじまれり 木戸渥子 京鹿子 201502
紅萩や枝垂れの中に黄蝶揺れ 沢辺たけし 万象 201502
萩往還木の葉しぐれに志士の影 川村欽子 雨月 201502
廓あと川風に起つ残り萩 山崎靖子 201502
鳥発ちて水面に波紋こぼれ萩 有賀昌子 やぶれ傘 201502
萩は白うつかり恩を着てしまふ 鳥居真里子 船団 201502
風立つや風に頷くこぼれ萩 池田光子 201504
面影の風に乱れぬこぼれ萩 佐渡谷秀一 対座 201505
鎌倉やさはさは暮るる萩の径 佐渡谷秀一 対座 201505
ぶつぶつと根を切り萩を根分けせり 池田崇 201506
老い母の記憶まだらやこぼれ萩 白神知恵子 女坂 201508
萩の戸を入れば京極杞陽展 稲畑廣太郎 ホトトギス 201509
萩育て一書上木されしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201509
萩に来て風は僕となりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510
萩に来て固まつてゆく羽音かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510
白萩を抜け紅萩に辿り着く 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510
これよりは白萩こぼれゐる磴を 大崎紀夫 虻の昼 201510
先んじて萩の花咲く西の京 落合絹代 風土 201510
萩むらに今年の色の顕ちにけり 菅谷たけし 201510
奔放な萩を宥むに紐一本 久染康子 201510
萩に寝て梵字一つの遊女塚 山田六甲 六花 201510
むら萩や二つに割れしをみな塚 山田六甲 六花 201510
萩すすき夢二に生けてありにけり 山田六甲 六花 201510
雨風の意に逆らはず萩こぼれ 斉木永久 馬醉木 201511
風待ちの頷く雨後の萩一叢 赤岡茂子 春燈 201511
萩咲いてたちまち風の道となる 佐藤博重 春燈 201511
初心とは布石を打たぬ萩の道 鈴鹿呂仁 京鹿子 201511
萩満ちて昨日の如し野風呂の句 鈴鹿仁 京鹿子 201511
流れ行く刻を追ひたり萩の月 寺田すず江 201511
風立ちて関守石にこぼれ萩 藤田裕子 万象 201511
臥す姉の庭に白萩こぼれ萩 荒井千佐代 201511
萩の花縁切寺に咲ききつて 大日向幸江 あを 201511
その中に父と子の句碑萩の寺 山本喜朗 雨月 201511
白萩かうねりにまかせ身を隠す 能村研三 201511
被り咲く萩を零して築地塀 能村研三 201511
萩の影障子に揺れてゐる日和 大畑善昭 201511
恥ぢらひの色して萩の乱れやう 小松誠一 201511
もの干しに運動靴も萩さかり 岡部玄治 201511
荒括りされしままなる雨後の萩 能村研三 201512
萩の花風に飽きれば波になり 安居正浩 201512
萩寺は紅萩九分白一分 鈴木良戈 201512
しばらくをタイムドラベル萩の園 七田文子 201512
萩叢に戯れゐる風の一頻り 赤岡茂子 春燈 201512
萩の寺維新の弾痕古りにけり 溝越教子 春燈 201512
~前の無辺のひかり萩白し 門馬貴美子 京鹿子 201512
里訪へば亡母の白萩咲きこぼる 野村鞆枝 京鹿子 201512
夕萩や背高きひとのゐるやうな 高島正比古 京鹿子 201512
手土産の紐のあや取り萩の庭 高尾寛美 京鹿子 201512
萩月や千木を越えゆく笛の音 竹中一花 201512
点滴や花萩こぼるここちすら 高野昌代 201512
木曾駒の頬よせきたる萩日和 山田春生 万象 201512
滝壺の真上の暗さ乱れ萩 佐藤三男 万象 201512
溝萩や吊るされて錆ぶ鋤と鍬 佐藤三男 万象 201512
赤々と峡に落暉や萩の宿 堀岡せつこ 201512
托鉢僧行き交ふ街やこぼれ萩 臼井珊瑚 201512
送迎のデイサービス車萩盛ん 宮崎靖夫 201512
苔生うる石山白し萩の雨 松本三千夫 末黒野 201512
紅萩の雨に打たるる風情かな 松本三千夫 末黒野 201512
熱々のおしぼりが出て萩の宿 松田泰子 末黒野 201512
萩の花松陰邸の肖像画 小沼ゑみ子 末黒野 201512
萩咲けば又夭折の友のこと 内田梢 末黒野 201512
萩の花うち敷く風の夕べかな 中春江 末黒野 201512
萩の枝をくぐりて辿る寺の門 塚篤子 末黒野 201512
きりぎしの高きに萩の花垂るる 中村洋子 風土 201512
初萩のよべの雨滴でありにけり 水田むつみ ホトトギス 201601
雨の萩蝶の宿つてをりにけり 古賀しぐれ ホトトギス 201601
俳諧の雨に濡れゆく萩の道 古賀しぐれ ホトトギス 201601
萩の寺なれ萩咲いて萩の句碑 大橋晄 雨月 201512
石に置く影を揺らして萩の風 三輪温子 雨月 201512
萩に句碑披く余慶の散華享け 溝内健乃 雨月 201512
浄苑の枝垂れの萩に句碑披く 溝内健乃 雨月 201512
こぼれつつこぼれつつ咲き庭の萩 服部珠子 雨月 201512
庭萩を好みし母の忌の近し 服部珠子 雨月 201512
夕風にこぼるる萩を掃き寄する 服部珠子 雨月 201512
萩添へて仏花に秋の風情かな 堀田こう 雨月 201512
乱れ咲く萩や浪士の遺髪塚 堀田清江 雨月 201512
師の句碑に適ふみ寺の萩盛り 武生喜玖乃 雨月 201512
句碑披く慶びに萩華やぎぬ 山田由利枝 雨月 201512
見そなはせ先師よ今日の萩の句碑 横山昭子 雨月 201512
句碑披き丈余の萩をくぐり来て 佐藤貞子 雨月 201512
姿よき風を選びて萩の花 高村令子 風土 201512
白萩の白を尽して零れけり 津川かほる 風土 201512
堂つなぐ渡り廊下の萩の風 渡会昌広 馬醉木 201601
今われを叱る人なし萩ゆるる 大政睦子 京鹿子 201601
相容れぬ意見庭萩白々と 山内洋光 201601
白萩に心の糸のほぐれけり 山内洋光 201601
小流れへ午後の日撥ぬる枝垂れ萩 上原重一 201601
青山の地の海鳴りや枝垂れ萩 田中臥石 末黒野 201601
聴き取れぬ老僧の経乱れ萩 菅野日出子 末黒野 201601
駅訊かれあの萩曲り道形に 松浦哲夫 末黒野 201601
行き合ひて袖すり合ふや萩こぼる 今野明子 末黒野 201601
閻王の萩を散らすや龍の風 竹中一花 201601
揺れてまた咲き増ゆるかに風の萩 今橋眞理子 ホトトギス 201602
萩括りたるより日差あり余る 湖東紀子 ホトトギス 201602
焼香の指に残り香萩の風 元橋孝之 京鹿子 201602
萩刈られくろぐろ在す石仏 今井妙子 雨月 201602
萩刈って方丈さまは留守といふ 今井妙子 雨月 201602
来意告ぐ間も門前の萩こぼれ 大島寛治 雨月 201602
耳たぶを休めに君と萩の花 林田麻裕 201603
萩に雨しとど砕けて音となる 稲畑汀子 ホトトギス 201609
えにしとはつながりゆける萩芒 稲畑汀子 ホトトギス 201609
雪を待つ斜面ただあり萩芒 稲畑汀子 ホトトギス 201609
スキー客来るはまだ先萩芒 稲畑汀子 ホトトギス 201609
萩の風今更に知る弱さとも コ田千鶴子 馬醉木 201609
晩秋の萩の夜明けの遅くとも 稲畑汀子 ホトトギス 201610
はつかにも紅を揺らしぬ萩の径 永井恵子 春燈 201611
かひなとは白きものなり乱れ萩 佐藤喜孝 あを 201611
池の面に塔の倒影乱れ萩 木戸渥子 京鹿子 201611
ちはやぶる神へ一言萩こぼる 鈴鹿仁 京鹿子 201611
萩ゆるる翅あるものの息をつぐ 鈴鹿仁 京鹿子 201611
神鈴のひびきは吉言(よごと)萩月夜 鈴鹿仁 京鹿子 201611
神触らば巫女の鈴なる萩の宮 鈴鹿呂仁 京鹿子 201611
白萩の咲いて博士の歌碑と知る 杉本薬王子 風土 201611
萩咲くと新婦の影や控室 杉本薬王子 風土 201611
秋成の塚に掛かれる萩の枝 杉本薬王子 風土 201611
老僧の白眉にまみゆ萩の風 浜福惠 風土 201611
小流れやひかりの中へこぼれ萩 石本百合子 馬酔木 201611
萩の風写経の穂先よ<すべり> 錫木妙子 馬酔木 201611
句碑いくつ声あげて読む萩の寺 中原吟子 雨月 201611
萩の花縁者減りゆく法事なり 中原吟子 雨月 201611
百歳の姑の起居美し枝垂れ萩 田川美根子 201611
骨壺の姉ぎゆつと抱く萩の坂 下村辰枝 201611
石庭の石の雨滴や萩乱る 田中臥石 末黒野 201611
萩の風もののあはれを揺らしゐる 望月晴美 201611
海風を吸ひゐるごとく咲いて萩 嶋田一歩 ホトトギス 201611
日表に萩は長寿でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611
萩芒競ふことなく揺れてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611
白萩の風吹く中央分離帯 つじあきこ 201612
萩は実に紬織り継ぐ傘寿かな 井村和子 万象 201612
会場に月山よりの萩すすき 内海良太 万象 201612
風の萩考ふること止めにけり 浅木ノヱ 春燈 201612
ひとむらの萩が身をもむ風の息 藤丸誠旨 春燈 201612
萩の風ベッドの窓へ届けかし 田村園子 201612
萩の露ひとつぶづつに日を孕み 升田ヤス子 六花 201612
人去りて風とりもどす寺の萩 池田光子 風土 201612
がやがやと萩擦つて来る万歩会 池田光子 風土 201612
萩→17      

 

2021年10月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。