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萩を刈る一個の固き頭なり    飯島晴子

  枯萩  山萩

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
つないだ手離さぬ夫婦萩の庭 沖倉好秋 酸漿 201010  
床の間にこぼれて美しき萩の花 山田六甲 六花 201010  
嘗めて子を育てる犬やこぼれ萩 山田六甲 六花 201010  
椅子軋む音に眠かり萩の庭 山田六甲 六花 201010  
毛氈に白萩零れ散りゐたる ことり 六花 201010  
はるかより秘め事色の萩の風 遠藤実 あを 201010  
戸を叩く風音に覚め萩の宿 宇治重郎 201011  
剥落の唐門くぐる萩の風 徳田千鶴子 馬醉木 201011  
ゆつたりと括られてゐる萩の風 柴田久子 風土 201011  
父子三代萩詠みつづけ宮の鈴 鈴鹿仁 京鹿子 201011 萩まつり
ひとすぢの風のささやき萩招く 鈴鹿仁 京鹿子 201011 萩まつり
禅院の石積高ししだれ萩 阿部ひろし 酸漿 201011  
萩少し揺らすばかりの風の佳き 中原敏雄 雨月 201011  
萩に風書に倦みし目を向けにけり 中原敏雄 雨月 201011  
素気なき別れもありて萩日和 鎌倉喜久恵 あを 201011  
萩咲きて看取りし母の項思ふ 坂上香菜 201012  
飛び石の向かうは寺苑萩の花 山口キミコ 201012  
呟きは濁世のことよ萩の風 阪本哲弘 201012  
名水に人絶え間なし萩の道 三川美代子 201012  
年経ては朽ちるがならひこぼれ萩 和田森早苗 201012  
紅白の萩の花めで閻魔堂 谷村幸子 201012  
さまざまな岩塩並ぶ萩の庭 松下八重美 201012  
山寺へ萩のトンネルくぐりけり 佐々木新 春燈 201012  
こぼれ萩うちに秘めたる熱きもの 清水美子 春燈 201012  
さりげなき別れの言葉風の萩 布村松景 春燈 201012  
萩括る正装なれど手を貸して 泉田秋硯 201012  
萩括るここは七卿落ちし宮 藤岡紫水 京鹿子 201012  
円満を一つ加へて萩の月 伊藤希眸 京鹿子 201012  
萩の寺小路せばめし巾なりし 原田俊子 京鹿子 201012  
括られし萩の間を郵便車 天野正子 201012  
みのむしの此奴は萩の花衣 阿波野青畝 風土 201012  
萩一枝盗みし罪をもち歩く 西村雪園 風土 201012  
大橋を渡りて離宮萩と月 西村雪園 風土 201012  
萩こぼる空へ蹴り出す缶ひとつ 鴨下昭 201012  
萩すすき活けて九体寺の柱 大山文子 火星 201012  
綾子忌や雀の散らす萩の露 鎌須賀礼子 万象 201012  
道了尊大遠忌とて萩咲けり 大橋晄 雨月 201012  
萩の風織部灯籠消して過ぐ 中原吟子 雨月 201012  
萩の風枝伸びて道撫でてをり 武智恭子 ぐろっけ 201012  
萩揺るる夜やうすべにの月泳ぐ 梶浦玲良子 六花 201012  
通夜に並ぶ若き日の妹萩の花 斉藤裕子 あを 201012  
白萩や修行の僧の猫背なる 篠田純子 あを 201012  
うねりては風にこぼるる萩の花 東芳子 酸漿 201012  
女医の庭萩のみだれをそのままに 濱田カノエ 酸漿 201012  
劇場に華やぐ人や白き萩 池田加寿子 201101 国立劇場
園遊会の名残の池やこぼれ萩 清水美子 春燈 201101  
萩の風大衝立に「夢」一字 田中芳夫 201101 高台寺
萩叢のうすもも色の風まぶし 近藤きくえ 201101  
葛城の連峰はるか萩の道 谷村幸子 201101  
萩叢の風押し戻す力あり 久保東海司 201101  
風去りて足元の萩弧を正し 吉田順子 201101  
幻想の構図の中の白い萩 藤兼静子 201101  
白萩の彩際立たす常夜灯 占部美弥子 末黒野 201101  
一陣の風の無情や萩の花 新堀満寿美 末黒野 201101  
雨脚の萩を散らしてしまひけり 亀卦川菊枝 末黒野 201101  
本堂は入母屋造り萩真白 浅川幸代 末黒野 201101  
萩刈るも括るも乾く音の中 橋添やよひ 風土 201101  
いちはやく夕来てをり萩の花 島谷征良 風土 201101  
脇道へそれてぬすびと萩は実に 大竹淑子 風土 201101 奥州勿来関趾
石組を落つる水音残り萩 大坪景章 万象 201101  
萩の花束ねし昭和昼と夜 鴨下昭 201101  
萩群れて下校の子等の声高に 池田光子 201101  
限りある生命思ひつ萩刈れり 飯田ひでを 201101  
九品寺や括らぬ萩の垣に沿ひ 深澤鱶 火星 201101  
並び座す仏の膝や萩の風 西村節子 火星 201101  
萩散つて一つの過去が扉を閉ざす 松田都青 京鹿子 201101  
語らひや萩の葉裏のうすあかり 北川孝子 京鹿子 201101  
閂をきしませてをり萩月夜 佐藤千恵 京鹿子 201101  
平城宮の萩大らかに咲き盛る 大橋晄 雨月 201101  
人声の磴登り来る萩の寺 丑久保勲 やぶれ傘 201101  
白萩の磴に枝垂るる男坂 丑久保勲 やぶれ傘 201101  
萩尾花壺へ投入れひとりなる 安藤久美子 やぶれ傘 201101  
焼き団子匂ふ街道萩は実に 廣瀬雅男 やぶれ傘 201101  
白萩や異人屋敷に和室あり 入江節子 ろんど 201101  
萩の花こぼれ池畔を染めゐたり 小泉和代 酸漿 201101  
白萩や枯山水の景の中 内藤美重子 酸漿 201101  
わが服よりこぼれ畳に紅の萩 田中藤穂 あを 201101  
髪濡らす雨となりけり萩白し 國保八江 やぶれ傘 201101  
草庵の手水の鉢に萩の花 秋山信行 やぶれ傘 201101  
萩咲きて優しき言葉自づから 岡佳代子 201102  
来し風の細かくなりて萩の花 嶋田一歩 ホトトギス 201102  
揺れ乱れしばらくありてこぼれ萩 嶋田一歩 ホトトギス 201102  
萩の風より立ちあがる天守閣 今村征一 ホトトギス 201102  
在釜ざいふ」てふ城下の町の萩の秋 山本町子 風土 201102  
市振や萩括られて芭蕉句碑 内海保子 万象 201102  
白萩や聖観音のひねり腰 丹生をだまき 京鹿子 201102  
風に乗り祥子の丘へ萩の声 吉田克美 ろんど 201102  
亡き夫へ姉の一途や萩の庭 滝川あい子 雨月 201102  
御僧の先づ申されし萩不作 上﨑暮潮 ホトトギス 201103  
白萩を分けて分けて阿弥陀さま 鎌倉喜久恵 あを 201103  
杞陽師を語るわが師と萩の雨 竹下陶子 ホトトギス 201104  
水亭の萩刈り始む夕まけて 浅井靑陽子 ホトトギス 201104  
萩の花こゑ朗々と緋の僧衣 長憲一 201104  
雲切れて煙めく野川萩の風 中野久雄 末黒野 201104  
萩叢のわけても雨に濡るるかな 成瀬櫻桃子 成瀬櫻桃子俳句選集 201105  
短冊に詩を咲かせて萩の宮 高谷栄一 嵯峨野 201107  
何もかも過ぎたる萩を括るかな 安住敦 春燈 201109 『午前午後』
萩咲いてカレーの匂ふ喫茶店 稲畑廣太郎 ホトトギス 201110  
萩刈りし跡にひそめし命あり 稲畑汀子 ホトトギス 201110  
やがて焚くつもりの萩を刈り置きぬ 稲畑汀子 ホトトギス 201110 萩→ 14

 

2014年10月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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