萩 11     99句

柔かに萩をもたげて通りけり   富安風生   母子草

  枯萩  山萩

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
くれなゐの萩の先触れ母の忌来 後藤眞由美 春燈 200812  
こぼれ萩魁夷館の庭にかな 湯上稔子 春燈 200812  
つつましくやがて乱るる萩の花 伊藤節子 200812  
くぐりゆく萩のトンネル雨しづく 荒木常子 200812  
七七日日の翳さやぐ萩の径 荒木甫 200812  
もつれ糸指先で断つ萩の花 猪爪皆子 200812  
先見えず萩のトンネル見頃なる 折橋綾子 200812  
休耕田盗人萩に占められて 三川美代子 200812  
穏やかな仏足石やこぼれ萩 中川すみ子 200812  
萩の名を知らぬ夫なり京散歩 石川かおり 200812  
白萩や妻の遺影のネックレス 岡田荘一 炎環 200812  
白萩や秩父困民党碑文 辺見狐音 炎環 200812  
ねんごろに萩括られし門構へ 吉沢陽子 200812  
うきうきと蝶の浮きたる萩むぐら 吉沢陽子 200812  
萩こぼれ日の裏返る波間かな 竹中一花 200812  
五合庵の囲炉裏へ散りぬ萩の花 佐藤三男 万象 200812  
庭下駄の白緒ゆるびし萩の雨 佐藤雄二 万象 200812  
祇王寺へ竹林の径萩の径 大島寛治 雨月 200812  
追慕濃し宮城野萩のさゆれにも 磯野しをり 雨月 200812  
萩の風渡る御堂に経写す 山本漾子 雨月 200812  
修復のなりし山門萩白し 山本漾子 雨月 200812  
師の句碑に紫深むこぼれ萩 出口貴美子 雨月 200812  
歳重ね人それぞれの萩の花 三由規童 雨月 200812  
萩くぐり登る石段白毫寺 鈴木とおる 風土 200812  
しばらくは勢至菩薩と萩の寺 鈴木とおる 風土 200812  
萩の花注連縄太き御師の家 門伝史会 風土 200812  
丹波まで萩見に行つてきたと云ふ 栗田武三 ぐろっけ 200812  
そここゝに残る萩叢ニュータウン 栗田武三 ぐろっけ 200812  
萩叢の傍に重機の座してをり 栗田武三 ぐろっけ 200812  
路地奥の稲荷に通ふ萩の風 栗田武三 ぐろっけ 200812  
うすべにの初萩夫の夢もなし 浜口高子 火星 200812  
白萩や蛇笏龍太の生家なる 青木政江 酸漿 200812  
白萩に触れつこぼしつ禅堂へ 久保田嘉郎 酸漿 200812  
萩ちりぬジグソーパズルの最後のピース 田岡千章 200812  
帚目を定かに立てて萩の寺 船越和香 馬醉木 200901  
白萩のこぼるるままにかくれんぼ 近藤きくえ 200901  
色の浜や翁の句碑に萩の風 谷村幸子 200901  
菩提寺の千年の松萩の風 醍醐季世女 200901  
夜叉王の打ち割る面萩の月 鈴木清子 遠嶺 200901  
乱れ萩括れば真失せにけり 石山雅之 遠嶺 200901  
山萩の万葉仮名のごと枝垂れ 布川直幸 200901 勿来の関四句
すぐ其処と言はれて遠し萩の寺 小城綾子 200901  
物の怪の潜むごとしよ乱れ萩 上原重一 200901  
仏みち富貴寺の萩にはじまれり 柴崎英子 200901  
こぼれ萩石の狸もほろ酔いて 前田玲子 ぐろっけ 200901  
萩素風まつ先に問ふつつがかな 北川孝子 京鹿子 200901  
神将に喝入れらるる萩の寺 丹生をだまき 京鹿子 200901  
黙祷のあとしばらくは萩でゐる 松田都青 京鹿子 200901  
尼寺の小さきくぐり戸萩白し 西本輝子 雨月 200901  
本降りの雨音となる萩の花 丑久保勲 やぶれ傘 200901  
名も萩のトンネルならばくぐりもす 松本正生 やぶれ傘 200901  
紅萩に白萩に人遥かなり  今井千鶴子 ホトトギス 200902  
夕づつや白萩はくしゆゆらりと人を恋ふ 窪田米子 遠嶺 200902  
傘に聞く雨音もよし萩の道 北畠明子 ぐろっけ 200902  
冷泉家の畳滑らか萩の庭 小林玲子 ぐろっけ 200902  
子規庵の残りの萩に咲く力 西山美枝子 酸漿 200902  
咲きし萩直ぐ散り入院騒ぎの家 嶋田摩耶子 ホトトギス 200903  
萩の花石垣下にこぼれをり 宮下倫一 やぶれ傘 200903  
萩括り直して径広げたる 稲畑汀子 ホトトギス 200909  
萩括り風の道草遠ざくる 稲畑汀子 ホトトギス 200909  
萩活けて和服の似合ふ起居かな 稲畑汀子 ホトトギス 200909  
もたらせし庭を偲ばん萩芒 稲畑汀子 ホトトギス 200909  
小流れに咲きこぼれたる乱れ萩 吉成美代子 あを 200909  
紅は日を白は風恋ふ萩なりし 稲畑廣太郎 ホトトギス 200910  
庭の萩咲きて且つ散る頃となる 鷹羽狩行 200910  
白萩や風吹き上ぐる千曲川 片山由美子 200910  
根元から刈られし萩に惑ふ風 山仲英子 200910  
どうしても水へ傾く括り萩 山尾玉藻 火星 200910  
白萩のしだるる揺ぎおさめつつ 阿部ひろし 酸漿 200910  
潮騒の吹きつけらるる萩の叢 伊藤敬子 200910  
いにしへの悌重ね萩の塵 伊藤敬子 200910  
古本の余白に日付こぼれ萩 森理和 あを 200910  
ほの白くのびる二の腕みだれ萩 佐藤喜孝 あを 200910  
束ねぬが萩の風情よ寺の門 中川すみ子 200911  
CT検査結果待ちなり萩の花 吉田晴子 200911  
くぐり行く萩のトンネル未だ二分 西田史郎 200911  
白萩の垂れて嬰児を擽れる 西田史郎 200911  
伎芸天の豊かさ仰ぎ萩の風 田下宮子 200911  
休まする萩の主の草ばうき 水谷洋子 十進法 200911  
萩の駅アタッシェケースの僧降りし 石寒太 炎環 200911  
父の忌やくるぶしに受くる萩の風 毛利すみえ 炎環 200911  
萩咲いて観音さまも道しるべ 神蔵器 風土 200911  
月よりの風奔放の白萩に 大島翠木 200911  
石垣の石のまろみや萩真白 林友次郎 遠嶺 200911  
括られてなほ風に添ふ萩の花 佐藤喜仙 壁炉 200911  
えぷろんのままで詣でる萩の寺 吉沢陽子 200911  
裏木戸の押し戻さるる萩の叢 久染康子 200911  
古琴のゆるびし弦や萩の風 大川ゆかり 200911  
風呼んで神の意となる萩ごよみ 鈴鹿仁 京鹿子 200911 萩まつり
白萩やことばの善意聞きしとき 鈴鹿仁 京鹿子 200911 萩まつり
子規の忌の萩苑情ありにけり 大橋敦子 雨月 200911  
初萩の揺れ戻る枝の速さかな 笹村政子 六花 200911  
書を読めば疲るる瞼萩の風 鵜野達二 200911  
参道の萩のそよぎや放光寺 小林優子 酸漿 200911  
萩咲きて志摩に古りゆく芝居小屋 小山香月 酸漿 200911  
雨上り白萩道をふさぎをり 坂本知子 酸漿 200911  
萩揺れる坂は変らぬ麻布かな 赤座典子 あを 200911  
雨上り一山清し萩の寺 横田矩子 200912  
余生なほ託す夢あり萩の花 大島みよし 200912

萩 → 12

 

2015年9月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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