葉牡丹 1   215句

葉牡丹や遠くの道を郵便夫   深見けん二

葉牡丹  葉ぼたん

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
茎立ちの葉牡丹いぢめやすきかな 折原あきの 船団 199811  
葉牡丹を囲む葉牡丹友癒えよ 神蔵器 風土 199901  
葉牡丹の真ん中白きやさしさは 加藤かな文 199903  
大葉牡丹端は北斎の波頭 頓所敏雄 199903  
葉牡丹に陽はほほゑみを尽しけり 長谷川千枝子 199904  
葉牡丹の渦の芯より眼ぬく 神蔵器 199905  
ふたたびを愛づ葉牡丹の茎立の 大橋敦子 雨月 199905  
歯を削る音脳天に葉牡丹に 佐々木峻 ヒッポ千番地 199905  
茎立ちて葉牡丹せいせいしてをりぬ 浜口高子 火星 199906  
葉牡丹の渦発砲はまだ秘して 三神あすか ヒッポ千番地 199910  
葉牡丹やいよよ寂びゆく山の駅 新井田操 酸漿 200001  
茎立ちて葉牡丹の息ゆるやかに 田中藤穂 水瓶座 200002  
葉牡丹を美しと見る距離にをり 塩田博久 風土 200003  
葉牡丹の渦にわが影かさねけり 阿部ひろし 酸漿 200003  
父の忌の葉牡丹の渦緊まりくる 光枝晴子 200003  
葉牡丹や四角に並ぶ出荷前 三井孝子 六花 200003  
葉牡丹の真顔・ほほえみ・独居して 北原志満子 海程 200005  
葉牡丹を見飽きて民主主義といる 立岩利夫 海程 200006  
葉牡丹の螺子巻き直す千年紀 北条巽 船団 200006  
薹に立つ葉牡丹の声きく日なり 北原志満子 海程 200007  
葉牡丹になろうと丸まる鉋屑 富沢秀雄 船団 200007  
葉牡丹の面影姉の匂いかな 延原ユキエ 船団 200008  
葉牡丹の畑に近く牛生まる 夏秋明子 ヒッポ千番地 200010  
葉牡丹や三浦の路地のトロ箱に 中川冬紫子 春耕 200101  
葉牡丹を鬼門に置きし別れかな 堀内一郎 あを 200102  
間隔を置きて葉牡丹植ゑらるる 鶴目鯛遊子 六花 200103  
葉牡丹にブラインドの灯漏れきたり 飯塚ゑ子 火星 200104  
葉牡丹の丸みに冬の名残見ゆ 阿部ひろし 酸漿 200104  
葉牡丹の陰の雑草素手で引く 三井孝子 六花 200104  
畑まで友来て葉牡丹選びけり 三井孝子 六花 200104  
昼告げるラジオ葉牡丹植ゑ了る 三井孝子 六花 200104  
墓山の裾の葉牡丹畑かな 津田経子 火星 200105  
葉牡丹や天神うらは路地ばかり 石山惠子 遠嶺 200105  
葉牡丹の畝真直ぐなり夕日落つ 小泉晴露 酸漿 200105  
立ち上る力溜めてる葉牡丹 井尻妙子 京鹿子 200201  
葉牡丹に写生のちから問はれゐる 亀丸公俊 銀化 200202  
一輪車葉牡丹の土こぼしけり 松本恭昂 火星 200203  
日の当る葉牡丹の渦あふれけり 東芳子 酸漿 200203  
葉牡丹や五歳の記憶鮮明に 滝口滋子 百鳥 200203  
葉牡丹の茎の長きは新種てふ 二瓶洋子 六花 200203  
葉牡丹の渦巻く底の紅すこし 東芳子 酸漿 200204  
葉牡丹の渦平らなることに倦み 足立幸信 200205  
葉牡丹を跳び越えて猫白くなる 山田六甲 六花 200212  
葉牡丹や螺子に右ねじ左ねじ 大野里詩 帆船 200302  
植うるべく葉牡丹を地に並べゐる 田中美智代 200302  
葉牡丹や路地の奥なる催合井戸 安陪青人 雨月 200302  
葉牡丹の渦うら冥土にぎやかに 柳川大亀 銀化 200302  
葉牡丹に渦巻く風となりにけり 小島紅雅 雲の峰 200302  
混迷の世や葉牡丹の渦密に 吉村春風子 遠嶺 200303  
巻き時間止まる葉牡丹曼陀羅図 岸直人 築港 200303  
葉牡丹の渦のひかりに観世音 水井千鶴子 風土 200303  
葉牡丹や星雲の渦こんとんと 佐藤みほ 200303  
葉牡丹を平手で撫でておめでたう 泉田秋硯 鳥への進化 200303  
葉牡丹や時空の旅の発着所 宮澤さくら 遠嶺 200304  
葉牡丹は納めの花壇丘公園 丸山冬鳳 京鹿子 200304  
あかねさし葉牡丹堅き渦を解く 吉田多美 京鹿子 200304  
救急車来て葉牡丹の渦狂ふ 和田照海 京鹿子 200304  
花時計の葉牡丹すべて茎立てり 酒井ひろ子 200305  
葉牡丹の渦曖昧に昏れゆけり 青砥真貴子 200401  
葉牡丹や師と話をり嬉しき日 デニス・ホームズ 草の花 200401  
一列に葉牡丹ならべ歯科医院 佐藤彰 築港 200402  
しばらくは葉牡丹の渦にまかれけり 後藤志づ あを 200402  
葉牡丹の渦にかくれし陽のかけら 後藤志づ あを 200402  
葉牡丹ミニ一間間口で味噌漬売る 下条みね子 200403  
葉牡丹の渦の中より交響曲(シンフォニー) 小澤克己 遠嶺 200404  
葉牡丹に笑ひ皺とてありにけり 齋藤實 200404  
葉牡丹の渦まだ若く日を恋へり 林美水流 河鹿 200404  
葉牡丹の桃色の渦娘の二十 川崎幸一郎 京鹿子 200404  
金蠅の葉牡丹に来て落ちつかず 菅原光恵 百鳥 200404  
葉牡丹の渦に日差しのありにけり 浦松静子 築港 200404  
葉牡丹の渦人の訃を巻きこみし 前田倫子 百鳥 200404  
葉牡丹やふつくら齢重ねたし 阿部正枝 遠嶺 200406  
葉牡丹の渦の水玉空の青 東福寺碧水 万象 200502  
葉牡丹の渦にしあはせみつけたり 田村七三栄 築港 200502  
葉牡丹の渦と絵解説法と 延広禎一 200503  
沿道の花葉牡丹に変へられし 高木昌子 築港 200503  
葉牡丹や博物館へ郵便夫 河合大拙 百鳥 200503  
葉牡丹に囲まれ丘の時計塔 石田邦子 遠嶺 200503  
葉牡丹やアンドロメダの渦紅し 森竹昭夫 遠嶺 200503  
葉牡丹や織部灯籠白々と 田中章子 酸漿 200504  
葉牡丹にさして輝く二月の日 永田あき 酸漿 200504  
葉牡丹のちぢれつぱなし去年今年 浜口高子 火星 200504  
葉牡丹のひぐれもあたりふくらます 豊田都峰 京鹿子 200504  
葉牡丹やむらさきの闇抱いて咲く 鎌倉喜久恵 あを 200504  
デジタルの世や葉牡丹の花時計 阿部敬子 百鳥 200505  
葉牡丹の茎立ち店のさびれをり 池田倶子 雨月 200506  
葉牡丹や医院の多き城下町 藤田佑美子 栴檀 200506  
葉牡丹の寄せ植え三株オランダ美人 中野英歩 八千草 200506  
茎立ちて葉牡丹に花見えて来し 平フミ子 酸漿 200506  
葉牡丹の茎立ち色を失ひぬ 早崎泰江 あを 200506  
葉牡丹も茎立つものや丈揃へ 嶋田摩耶子 ホトトギス 200509  
どの家もガーデニングに葉牡丹増ゆ 田口俊子 200602  
葉牡丹の渦にあまたの光満つ 橋口礼子 河鹿 200603  
葉牡丹に伴天連襟の気品あり 齊藤實 200603  
葉牡丹や押合ひ育つ鉢の中 広瀬栄子 四葩 200603  
葉牡丹の紅の濃くなり弥増して 池崎るり子 六花 200603  
葉牡丹の土を拂うてをりにけり 安岡房子 200604  
凍りたる葉牡丹畑に日の当たり 松山直美 火星 200604  
葉牡丹の渦に日射のあふれをり 兼子栄子 酸漿 200604  
葉牡丹や退屈な日と思ひをり 仲村洋子 百鳥 200604  
納税期終へて葉牡丹茎立てり 松崎鉄之介 200605  
葉牡丹の渦の真白き始発駅 高橋照葉 ぐろっけ 200605  
葉牡丹を見てゐてわが眼渦となる 有働亨 馬醉木 200606  
古墳圏葉牡丹渦を解きはじむ 角直指 京鹿子 200606  
葉牡丹や夕べ老人性微熱 吉村たけを 海市蝶 200606  
葉牡丹の茎立つ晶子旧居跡 大石喜美子 雨月 200606  
葉牡丹の茎立つはこれ麟麟かな 雨村敏子 200608  
ひと雨に渦くつきりと白葉牡丹 宿谷晃弘 200611  
傾きて葉牡丹の渦崩れざる 宿谷晃弘 200611  
葉牡丹の渦のしだいに葉を溢れ 宿谷晃弘 200611  
葉牡丹に触るゝ短針花時計 稲畑廣太郎 ホトトギス 200701  
菰脱いでより葉牡丹の色となる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200701  
色進み葉牡丹まさに牡丹なり 原田敦子 酸漿 200702  
葉牡丹の部屋に枕をならべけり 丸山照子 火星 200703  
日を溜めて葉牡丹の渦もり上がる 門伝史会 風土 200703  
葉牡丹の渦中に秘めしこころざし 大石たか 遠嶺 200703  
鉢植の葉牡丹の白輝やけり 池崎るり子 六甲 200703  
葉牡丹の渦ゆるみたる日和かな 西面和子 200704  
夫見舞ふ葉牡丹の渦まだ固し 吉田多美 京鹿子 200704  
寄せ植ゑの葉牡丹影をかばひあふ 村田冨美子 京鹿子 200704  
同心円のゆるみそめ大葉牡丹 足立幸信 200705  
葉牡丹で干支の字を書く花時計 松下幸恵 六花 200705  
晩成の入口に坐す白葉牡丹 山元志津香 八千草 200705  
葉牡丹の八等身に茎立ちぬ 藤原りくを 八千草 200709  
葉牡丹も茎立ちまさに塔と咲く 阿部ひろし 二の杉 200710  
葉牡丹の渦を小雨の濡しをり 菊地惠子 酸漿 200712  
渦ほどきゆく葉牡丹の大きさよ 稲畑汀子 ホトトギス 200801  
葉牡丹と分りはじめて玄関に 稲畑汀子 ホトトギス 200801  
葉牡丹に結びし露の水晶めく 山本とみを 200802  
畑の日にほっこり出荷待つ葉牡丹 足立典子 雨月 200802  
葉牡丹の干支一巡り地震跡 品川鈴子 ぐろっけ 200802  
洋服リフオームします葉牡丹売る 松本桂子 200803  
葉牡丹の渦や頭の中も似る 宮津昭彦 200803  
葉牡丹のあやなすままに茎立てり 阿部ひろし 酸漿 200804  
葉牡丹の尻より萎えのはじまりぬ 吉田明子 200805  
葉牡丹のむらさき緊むる朝の雨 柴崎英子 絹の波 200806  
葉牡丹や都電終点三ノ輪橋 吉成美代子 あを 200902  
葉牡丹の色良き渦や白と紅 富田志げ子 酸漿 200902  
葉牡丹の一つ横向く怠け癖 和田政子 200903  
葉牡丹の中央にある矜持かな 高橋将夫 200903  
葉牡丹や少し忘れし母のこと 環順子 遠嶺 200903  
葉牡丹の泣き顔ひとつ雨もよひ 吉田空音 炎環 200903  
葉牡丹に日の回り来る庭の隅 豊谷青峰 春燈 200903  
葉牡丹の渦を覗きに蜂通ふ 若島久清 万象 200903  
葉牡丹を植ゑ日本の臍あたり 菅谷たけし 200903  
葉牡丹のどこまで芯の深きかな 坂本幸子 酸漿 200903  
葉牡丹のあふるる渦に日影あり 兼子栄子 酸漿 200903  
葉牡丹や渦の深みに力溜め 永島雅子 春燈 200904  
葉牡丹の牛の皃撫づ花時計 川合まさお ぐろっけ 200904  
塔頭の要所要所に葉牡丹を 野沢光代 ぐろっけ 200904  
葉牡丹の塔むらさきに立ちにけり 阿部ひろし 酸漿 200904  
福相の大葉牡丹にも時が来て 丸山佳子 京鹿子 200905  
葉牡丹の茎立ち風を通しけり 前田忍 火星 200906  
葉牡丹の中央にある矜恃かな 高橋将夫 真髄 200907  
穏やかな日々葉牡丹の渦解れ 布川直幸 201002  
葉牡丹の葉とも花とも知れぬ憂さ 竹内弘子 あを 201002  
のぞかれて葉牡丹のなほ艶めけり 谷村幸子 201003  
葉牡丹の縮れに宿る雫かな 藤田千枝子 末黒野 201003  
葉牡丹を抱いて乗り込むエレベーター 戸田春月 火星 201003  
村人が葉牡丹競ふ直売所 佐方敏明 ぐろっけ 201003  
葉牡丹の紅白並べ福を呼ぶ 石川政男 201003  
葉牡丹や嶺の夕日を芯におく 林友次郎 遠嶺 201004  
ちぢれては湖の日差しの葉牡丹に 堀江惠子 201004  
葉牡丹の下葉摘みをり割烹着 堀志皋 火星 201004  
葉牡丹の真中の露の凍つるかな 久保村淑子 万象 201004  
定位置に葉牡丹飾り門を掃く 松本鷹根 京鹿子 201004  
葉牡丹を坂本宿の花とせり 永田二三子 酸漿 201004  
茎立ちてより葉牡丹の息づかひ 小山紫乃布 末黒野 201005  
葉牡丹を真中に花を寄せ植ゑす 有賀昌子 やぶれ傘 201006  
活断層の葉牡丹干支を一巡り 品川鈴子 ぐろっけ 201102  
葉牡丹の筋を残して喰はれけり 常田創 201103  
葉牡丹の渦の迷路となりにけり 植田利一 春燈 201103  
葉牡丹の笑ひの渦を笑ひをり 延広禎一 201103  
葉牡丹のオセロゲームは白優位 久米なるを 201104  
大輪の葉牡丹いのち真つ盛り 上原重一 201104  
京格子葉牡丹でんと紅白に 北村淳子 ろんど 201104  
平穏な日々や葉牡丹色深む 小倉正穂 末黒野 201105  
紅白の葉牡丹庭を飾りけり 能勢栄子 201202  
葉牡丹の渦あしたへと緩びけり 堀田順子 馬醉木 201202  
液状化癒えず葉牡丹渦密に 湯橋喜美 201202  
葉牡丹や心に白き渦の巻く 竹中一花 201203  
猫かじる玄関に置きし葉牡丹を 本郷宗祥 かさね 201203  
葉牡丹に円座組みたる花時計 白石善子 雨月 201203  
覗かれて葉牡丹のなほ艶めけり 谷村幸子 201204  
葉牡丹の渦より湧いて来る日差し 古川忠利 ろんど 201204  
たひらなりけり葉牡丹を抜きし跡 小林成子 火星 201204  
葉牡丹の渦をほどける日差かな 平野千恵子 雨月 201204  
茎立ちの葉牡丹渦を緩めけり 加藤八重子 末黒野 201207  
葉牡丹に遊ぶ甥の娘三人かな 北崎展江 くりから 201209  
葉牡丹の紫の渦年はゆく 大橋敦子 雨月 201301  
葉牡丹の黄の兆しきてやや侘し 大橋敦子 雨月 201301  
葉牡丹の縮緬渦や小宇宙 田中浅子 201303  
葉牡丹の渦に陽女の大欠伸 和田政子 201304  
葉牡丹のクッション二つ門前に 藤井久仁子 ぐろっけ 201304  
葉牡丹の渦の幾重の深さかな 塚越弥栄子 末黒野 201304  
葉牡丹の渦の固きを買戻る 鈴木一三 末黒野 201304  
葉牡丹へ影刻みゆく花時計 藤本節子 万象 201305  
戦跡の地に葉牡丹の渦眞白 高橋照葉 ぐろっけ 201305  
葉牡丹に午後の日差の集ひけり 乗光雅子 雨月 201305  
葉牡丹の渦より新しいわたし 中井保江 船団 201306  
その中の葉牡丹殊に茎立てる 宮原悦子 雨月 201306  
葉牡丹の古代紫茎立ちぬ 瀧春一 花石榴 201312  
葉牡丹の花は菜の花暮の春 瀧春一 花石榴 201312  
葉牡丹に雨粒ひとつふたつ百 池田かよ ぐろっけ 201403  
葉牡丹の寄植市や福を買ひ 藤本秀機 201403  
葉牡丹の紅白庭の華やげり 田村加代 末黒野 201403  
葉牡丹や胸平らなる母とをり 竹中一花 201403  
葉牡丹の笑顔をもらふ日向かな 犬塚芳子 201403  
入口に葉牡丹ならぶ動物園 有賀昌子 やぶれ傘 201404  
葉牡丹に瑠璃の玉置く昨夜の雨 菅野日出子 末黒野 201404  
葉牡丹や珈琲の渦ほどけつつ 中村洋子 風土 201404  
葉牡丹の渦の探険多彩なる 伊藤憲子 201404  
わが庭に葉牡丹ひとつ際立ちて 松村光典 やぶれ傘 201406  
葉牡丹の茎立ち兆す日和かな 外山生子 末黒野 201406  
死が必要なとき葉牡丹の濃むらさき 堀内一郎 堀内一郎集 201412 葉牡丹 →2

 

2016年2月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。