墓 参 2     17句

家はみな杖にしら髪の墓参    芭蕉  続猿蓑

展墓 墓洗ふ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
高野槙のみ供へけり墓参り 善野行 六花 201812
墓参する時間やりくりしてをりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 201908
その日より心に重ね来し墓参 稲畑汀子 ホトトギス 201908
心もちうつむきがちの墓参かな 藤生不二男 六花 201911
水洩れを知らずに使ひ墓参桶 佐津のぼる 六花 201911
墓参すませ地下ホームの奈落 川崎真樹子 春燈 201911
告げぬこと一つありたる墓参かな 阪上多恵子 雨月 201911
菊の香を抱きて子らの墓参せり 松本幹雄 馬醉木 201912
父に酒母に玉露の墓参り 小沢えみ子 201912
著莪の花俄かに墓参にぎはひぬ 出牛進 202006
墓参二つ果たし故郷をあとにする 田中佐知子 風土 202010
恨みなどなかつたやうに墓参 江島照美 202011
初顔の茶髪加はる墓参かな 太田良一 末黒野 202011
薄板の重き塔婆や墓参 新倉ゆき江 末黒野 202011
家ごもりを解きて無沙汰の墓参り 平野無石 202011
にぎやかに孫の先達墓参 山口郁子 末黒野 202104
子と孫と墓参の坂道桜咲く 落久保万里 春燈 202106
ちちははの墓参怠る盆終る 田中臥石 末黒野 202111
出会ひたくない人と会ふ墓参り 岡田桃子 202111
久しくも茅淳の海風墓参り 農野憲一郎 春燈 202111
参道の日陰いただく墓参り 梅原ひろし 京鹿子 202111
墓参り缶ビール添へ花を添へ 大日向幸江 あを 202112
墓参 →1      

 

2022年8月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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