展 墓     16句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
山峽を雲湧き流る展墓かな 田中藤穂 あを 200310
波音の空より聞こゆ展墓かな 水野恒彦 200311
林中に声ちらちらと展墓かな 大島翠木 200411
展墓行すぐにあがりし夕の雨 犬塚芳子 200511
展墓行徳用燐寸買ひにけり 定梶じょう あを 200809
脛長き甥の先ゆく展墓かな 冨山俊雄 山居抄 201008
父母よりも長生きしたる展墓かな 古田考鵬 雨月 201010
幼子の提灯ゆるる展墓かな 高村和子 春燈 201111
宿とつて三日がかりの展墓かな 三屋英俊 万象 201401
追善の余韻時雨の展墓かな 中野京子 201402
誰彼と挨拶交す展墓径 鈴木鳳来 故山 201505
ふりむいてまだ海見ゆる展墓かな 木下夕爾 春燈 201508
ふりむいてまだ海見ゆる展墓かな 木下夕爾 春燈 201508
ひとひらの雲のたゆたふ展墓かな 犬塚李里子 201601
墓守るを継ぎくれしとて告ぐ展墓 溝内健乃 雨月 201711
生き生きと混み合ってくる展墓みち 近藤綾 201912

 

2021年8月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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