ビール 2    106句

冷え過ぎしビールよ友の栄進よ    草間時彦

麦酒  ビール

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
ミャンマーへ歩いて着きしビール飲む
佐藤喜孝
あを
200311
ベビーカーを覗いて見ればビールなり
尾本美恵子
200312
黄泉の国父のビールは誰がつぐ
小林朱夏
200312
地ビールのうすき濁りも小春かな
中尾杏子
200402
来れば直ぐビールといふも習ひかな
稲畑廣太郎
ホトトギス
200405
地ビールのラベルばら色放哉忌
竹田圭子
帆船
200406
生ビール禁酒もとより承知にて
高根照子
200407
黒ビール飲みし昂ぶり知らるまじ
望月晴美
200407
ビール飲むなまぬるき世とつき合ひて
酒井多加子
雲の峰
200408
地ビールやホツプ発見されし地の
宮永順子
雲の峰
200408
ゑびすビール大黒さまに注ぎもらふ
山田六甲
六花
200408
南国のビールグラスの大きさよ
赤座典子
あを
200408
山旅の汗を量ほどビールかな
橘澄男
山景
200408
生ビール憂鬱だけを飛ばす泡
玉川梨恵
200409
ビールジョッキの中の幸せ水中花
秋岡朝子
200410
週二日禁酒日を決めビール酌む
鵜飼紫生
雨月
200410
喉仏あるごと女ビール飲む
原和善
築港
200410
地ビールの銀河高原一気飲み
田中英子
200410
愛国心育つサッカー缶ビール
瀬下るか
200411
久闊を叙す友の老い生ビール
藤田京子
ぐろっけ
200411
ビール園いつか皆気宇壮大に
渡辺隆
遠嶺
200412
日程も決まり乾杯生ビール
品川鈴子
ぐろっけ
200412
懐旧のビール必ずほろ苦し
後藤比奈夫
ホトトギス
200502
梅園の地ビールに頬染めにけり
西出俊子
酸漿
200506
ビールしか考へてはらへんのかい
稲畑廣太郎
ホトトギス
200507
湯づかれや水のごと飲む缶ビール
有島夛美
河鹿
200508
忌明けや姉と分けあふ缶ビール
吉田明子
200508
海霧の夜の根室に船のビール干す
蓮尾あきら
風土
200509
さりげなく飲む退院のビールかな
山中宏子
200510
今日生きし証のビール飲み干せり
石川多歌司
ホトトギス
200510
腹割つて弾む話や生ビール
岡久枝
酸漿
200510
開眼の墓前に供ふ缶ビール
杉山瑞恵
雨月
200510
エビスビールもて乾杯や誕生日
二村蘭秋
雨月
200510
ビール酌む夕勤行を終へし身に
細川コマヱ
雨月
200510
初恋を語れる婆よ生ビール
岡久枝
酸漿
200511
すててこの行儀許せやビール抜く
達山丁字
200512
泡消えしビールに繋ぎゐし思ひ
市場基巳
200601
九十二の乾杯ビール飲めずとも
原三猿子
ホトトギス
200602
早よ来いやビールの泡が消えんうち
稲畑廣太郎
ホトトギス
200607
コリドー街あなぐらに酌む生ビール
伊賀山ひでを
春燈
200607
五十年相性あはずビールの泡
堀内一郎
あを
200607
口角の泡も生きいき生ビール
坂本京子
200608
ビールつぐ幼は泡を呉れといふ
三嶋隆英
馬醉木
200609
十九番ホールと呼んで生ビール
鷹羽狩行
200609
一缶のビールに夫の語りかな
上村葉子
風土
200609
ビール党八寸柱褒めてをり
伊藤早苗
200609
饒舌も無口も姉妹生ビール
鎮田紅絲
200610
家移りにビール注ぎ合う義兄弟
大空純子
ぐろっけ
200610
冷えしビールの倖せに居り敗戦忌
田中芳夫
200611
優勝校確かめビール酌み交はす
田中芳夫
200611
中元のビール券とは心憎く
二村蘭秋
雨月
200612
美濃焼にビールの泡のやさしかり
池崎るり子
六花
200704
郎女に植疱瘡が生ビール
佐藤喜孝
あを
200705
ビール酌むまでに選句は済まさねば
稲畑廣太郎
ホトトギス
200708
ぶり返す死化粧の話生ビール
折橋綾子
200708
夫の忌の墓に子が置く缶ビール
関口昌代
200708
ビールの泡いつきに溢れ足袋はだし
三枝正子
万象
200708
倍働けと言ってゐた父生ビール
篠田純子
あを
200708
早苗饗と言へど一菜缶ビール
清水幸治
200709
肘打つて電気が走る生ビール
吉岡一三
200710
小躍りをして泡上り来るビール
葛西茂美
200710
生ビールまづ一口に声を上げ
葛西茂美
200710
ビール酌み三百人の祝ぎ心
岸本久栄
雨月
200710
晩酌といふもまづはと缶ビール
布川直幸
200711
丘は黄にビールの国の麦の秋
山本吉人
200711
ビール置き拍手に組すバラライカ
大西まりゑ
酸漿
200711
月蝕の宴となりたり缶ビール
村田とくみ
ぐろっけ
200712
お人柄と冬至ビールに胸襟を
丸山佳子
京鹿子
200803
深川地ビールお披露目の旗翻る
長谷川歌子
春燈
200806
ビール干す下戸には下戸の作法かな
稲畑廣太郎
ホトトギス
200807
乾杯のビールに話長過ぎる
稲畑廣太郎
ホトトギス
200807
ふるさとに絆うれしくビール酌む
芝宮須磨子
あを
200807
正論を煙たがられて生ビール
柴田良二
雨月
200808
採れたてのそらまめ甘きビールかな
竹内慶子
春燈
200808
過去よりも短き未来ビール愛す
渡部磐空
200809
鈴懸の若葉やさしや黒ビール
大坪景章
万象
200809
トランプの終りしあとのビールかな
山田孝枝
酸漿
200809
ボタ山が見えてビールとそら豆と
坪内稔典
船団
200809
献杯のビール湖辺の四姉妹
小林成子
200810
問題は何ひとつ無い生ビール
小形さとる
200810
憂きことの晴れてビールの旨さかな
大木清美子
200810
天保山渡し短し生ビール
深澤鱶
火星
200810
釣堀のビールケースに坐りけり
根橋宏次
やぶれ傘
200810
山の水受けて馬穴の缶ビール
きくちきみえ
やぶれ傘
200810
まず半分父から子への初ビール
岡敏恵
ぐろっけ
200811
一日を仕切り直して生ビール
葛西茂美
200812
焦げ色の豚の丸焼きビール注ぐ
三好かほる
万象
200812
筑紫野の清水に生るビールかな
金澤明子
200908
演歌よき昭和の町の生ビール
穐好樹菟男
馬醉木
200909
豊後高田
風車村カフエテラスの生ビール
神田惣介
京鹿子
200909
ビール酌む迎ヘ火終へし仏間にて
中山静枝
200909
リハビリにビール恋ひしき療養棟
藏本博美
ぐろっけ
200909
海を見て老いたる蜑のビール酌む
能勢栄子
200910
森深く隠れ地ビールレストラン
森下康子
200910
ビール飲むアドリア海を眼中に
所山花
200910
夫の顔すこし忘れて生ビール
和田政子
200910
手拭は鉾名入りなり缶ビール
山本耀子
火星
200910
ビール呷る敵の一人はうからかな
呂秀文
春燈
200910
憧れの男にビール溢れさせ
佐田昭子
ぐろっけ
200910
体中欲しがつてゐるビールかな
涌羅由美
ホトトギス
200911
ここだけの話佳境や生ビール
大西よしき
ろんど
200911
ビール飲み自慢の喉を披露する
島内美佳
ぐろっけ
200911
青島のビールに酔いし月の宴
伊地知冶江子
201001
羽田にてワイン千歳にて生ビール
大久保白村
ホトトギス
201002
二日目は牧にビールの酔を抜く
大久保白村
ホトトギス
201002
その先はビール一杯飲んでから
稲畑廣太郎
ホトトギス
201003

 

2020年6月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。