薔 薇 7   256句

薔薇熟れて空は茜の濃かりけり   山口誓子

薔薇  バラ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
際立ちて薄紅の薔薇微笑めり 長崎桂子 あを 201207  
風来たり薔薇園騒ぐ香の坩堝 長崎桂子 あを 201207  
薔薇園にユトリロ・ルノワールの名前 赤座典子 あを 201207  
演壇に作家昂り薔薇赤し 中原吟子 雨月 201207  
天に金環「クレオパトラ」の薔薇は地に 新実貞子 201208  
里に咲けば更に気高くアンネ薔薇 片岡久美子 201208  
唄ひだしさうな紅薔薇マリアカラス 横田矩子 201208  
川風が薔薇の香運ぶ中之島 増田一代 201208  
薔薇園に浪速夫人のエレガント 増田一代 201208  
水の街満開の薔薇華やかに 増田一代 201208  
薔薇の香を纏ひて宿の温泉に浸る 中川すみ子 201208 熱海
最古なる電話ボックス薔薇の町 中川すみ子 201208  
紅薔薇を残して赤きバスに乗る 中川すみ子 201208  
東雲や身に覚えなき薔薇の棘 西村純太 201208  
白薔薇に唇よせて吸ふエスプリ 犬塚李里子 201208  
薔薇園は幾何学模様雨止まず 米田文彦 かさね 201208  
朝露に濡れし薔薇の香仄かなり 丸山酔宵子 かさね 201208  
薔薇の坂神父さまより三歩あと 荒井千佐代 201208  
薔薇真紅本日夫婦四十余年 杉本薬王子 風土 201208  
薔薇の香やひとりの闇に匂ひたつ 中村喜美子 春燈 201208  
紅薔薇こころ燃ゆるが生くること 吉澤恵美子 春燈 201208  
歳月や妻の遺愛の薔薇香る 土屋光男 春燈 201208  
ぎこちなく孫を抱くや薔薇の昼 土屋光男 春燈 201208  
アールデコの家具売る店や薔薇活けて 松本三千夫 末黒野 201208  
プリンセスミチコてふ薔薇紅を濃く 松本三千夫 末黒野 201208  
園内の薔薇や一万本の空 黒滝志麻子 末黒野 201208  
薔薇園め白きベンチや人を待つ 岡田史女 末黒野 201208  
木香薔薇垂る水面のゆらぎかな 西田美ち ろんど 201208  
薔薇の香も知らず戦に征きしまま 田原陽子 201208  
薔薇の門くぐり回覧板まはす 大西八洲雄 万象 201208  
薔薇の門潜れば王侯貴族なり 貝森光洋 六花 201208  
姉の許父の好みし薔薇剪つて 平居澪子 六花 201208  
薔薇を見にゆくステッキを磨きをり 田中藤穂 あを 201208  
女優の名の薔薇ざくざくと剪られ 篠田純子 あを 201208  
初恋や蕊の色香の白薔薇 吉弘恭子 あを 201208  
喧騒のなか古河庭園の薔薇の蕊 吉弘恭子 あを 201208  
母と子の連弾薔薇の花明り 鈴木照子 201209  
番犬とセコムのラベル薔薇の家 和田郁子 粥の味 201209  
セピア色古き街並み薔薇香る 後藤克彦 かさね 201209  
日蝕の金環今し薔薇匂ふ 佐々木みどり 馬醉木 201209  
薔薇五月無常の世とは言ふけれど 犬塚李里子 201209  
薔薇挿して気持ばかりの先走る 太田慶子 春燈 201209  
薔薇園の香に酔ひ少し喝きをり 田所節子 201209  
六十本深紅の薔薇を贈りけり 林いづみ 風土 201209  
咲ききりし紅薔薇一指怖れたる 伊藤希眸 京鹿子 201209  
紅白の薔薇垣の家人住まず 水野範子 ぐろっけ 201209  
薔薇が香や六十歳は通過点 頓所友枝 冬の金魚 201209  
金環蝕薔薇色のばら総立ちに 河村啓花 ろんど 201209  
木香薔薇聖母は白き手を合わす 古川忠利 ろんど 201209  
植ゑかへし薔薇によき雲生れにけり 坂口夫佐子 火星 201209  
目もあやな小雨の薔薇刺は鋭し 小林美登里 かさね 201210  
ウェディングドレス裾引く薔薇の道 中野匡子 ホトトギス 201210  
薔薇の香のフラワーシャワー二人の歩 中野匡子 ホトトギス 201210  
濃き色に疲れて薔薇を離れけり 山下美典 ホトトギス 201210  
薔薇園の甘き香りを奪ふ風 山下美典 ホトトギス 201210  
この生を深く愛しむ夏の薔薇 本多俊子 201210  
白薔薇の花弁しんじつ透き通る 渡辺安酔 201210  
紅白に薔薇の彩る朝の庭 渡辺安酔 201210  
古机薔薇一輪の挿されあり 塩田博久 風土 201210  
通り過ぐ人白薔薇を誉めてゆく 久世孝雄 やぶれ傘 201210  
薔薇の香のアロマキャンドル涼新た 菅野日出子 末黒野 201211  
リハビリの窓に深紅の薔薇の花 佐竹千代 やぶれ傘 201211  
薔薇園の閉門真近烏寄る 吉田和子 ぐろっけ 201212  
地下道に一瞬走る薔薇の香 赤座典子 あを 201212  
薔薇の風懈怠の我を持て余す 神田恵琳 跫音 201303  
手掬ひに花びら呉れる薔薇園丁 品川鈴子 ぐろっけ 201305  
独居に薔薇撒き睡る匂姥 品川鈴子 ぐろっけ 201305  
薔薇の苑予後は嗅覚甦り 品川鈴子 ぐろっけ 201305  
lDK枕辺に撒く薔薇花弁 品川鈴子 ぐろっけ 201305  
薔薇苑に余生くつきり金環蝕 品川鈴子 ぐろっけ 201305  
オーラきらきら薔薇の名はプリンセスミチコ 布川直幸 201305  
一本の薔薇の品格身を正す 諸戸せつ子 春燈 201306  
花瓣と花瓣紅をたがへて紅薔薇 佐藤喜孝 あを 210305  
六月の薔薇と宇宙と渦を卷く 佐藤喜孝 あを 210305  
黄薔薇のひらかんとして朱を帶びし 佐藤喜孝 あを 210305  
一本の薔薇の品格身を正す 諸戸せつ子 春燈 201306  
水の面のふいに眩みし薔薇サラダ 山尾玉藻 火星 201306  
薔薇の芽の無傷かがよふ野辺送り 河村啓花 ろんど 201306  
退職の朝外つ国の薔薇届く 江見悦子 朴の青空 201307  
手の触れて崩るる薔薇を惜しみけり 西郷慶子 201307  
屋上は光の渦や薔薇の園 伊藤純子 201307 屋上庭園
ばら眺め薔薇の字画を思ひけり 大越義雄 201307  
薔薇垣を遠くに眺めゐたりけり 神田恵琳 春燈 201307  
咲かぬ薔薇思ひ切りよく鋸で 吉成美代子 あを 201308  
薔薇園の夜はビロードの風となり 福永尚子 ろんど 201309  
その刺に薔薇の本音のありにけり 湖東紀子 ホトトギス 201310  
薔薇の咲きホテル時間のモーニング 伊東和子 201310  
薔薇の花束贈る子も古希誕生日 茂木なつ 春燈 201310  
テラスより見渡す湖や紅薔薇 森清信子 末黒野 201310  
薔薇の棘ありてこそばらの矜持かな 平城靜代 201310  
コンパクト薔薇の香を入れて閉づ 山中志津子 京鹿子 201310  
薔薇咲いて無人の庭の昼さがり 藤波松山 京鹿子 201310  
もの言へば薔薇のかをりの壊れさう 岩田公次 ホトトギス 201311  
甘言と薔薇の百本受け取りぬ 荒井千佐代 201311  
薔薇たちのシャワーを浴びし午後の彩 上家弘子 ろんど 201311  
公園のヘプバーンなる薔薇は海 辻村拓夫 船団 201401  
かすかにも薔薇のにほへり大晦日 中山純子 万象 201403  
ばつさりと薔薇伐り詰める三日かな 小林愛子 万象 201404  
薔薇園の蕾固しと戻り来し 稲畑汀子 ホトトギス 201405  
香をほどくより薔薇園の人動く 稲畑汀子 ホトトギス 201405  
どの薔薇の香といひ難し花巡る 稲畑汀子 ホトトギス 201405  
薔薇散るや死とねむりとは似て非なる 竹貫示虹 京鹿子 201405  
蔓薔薇の散るに音なし老いもまた 竹貫示虹 京鹿子 201405  
薔薇の芽や胸の奥処の炎立つ 後藤眞由美 春燈 201405  
薔薇の芽や文学館の石の裸婦 松本三千夫 末黒野 201405  
赤々と薔薇の芽育つ雨上り 須賀敏子 あを 201405  
薔薇の芽や雨の雫に紅ほのか 石川倜子 馬醉木 201406  
蔓薔薇をすつぽり包み雨匂ふ 布川直幸 201406  
黒薔薇や頑張れと言ふ占ひ師 中島玉五郎 201406  
朗らかに山椒薔薇の開きをり 井上石動 あを 201406  
薔薇の窓よりの光やウエデイング 今井春生 201406  
薔薇の芽や已に人刺す棘持ちて 松本三千夫 末黒野 201406  
薔薇園のばらの芽吹きに囲まるる 川村文英 ろんど 201406  
定年の父薔薇の花束抱へ持つ 西郷慶子 210405  
薔薇園のばらの芽吹きに囲まるる 川村文英 ろんど 201406  
薔薇の鉢日々意に適ふ置きどころ 植村よし子 雨月 201406  
薔薇の窓よりの光やウエデイング 今井春生 201406  
薔薇の芽や已に人刺す棘持ちて 松本三千夫 末黒野 201406  
薔薇の芽や雨の雫に紅ほのか 石川倜子 馬醉木 201406  
薔薇の芽はや王女の気品そなへをり 神田恵琳 春燈 201406  
蔓薔薇をすつぽり包み雨匂ふ 布川直幸 201406  
黒薔薇や頑張れと言ふ占ひ師 中島玉五郎 201406  
朝風や母帰る円に薔薇の咲く 田中信行 201407  
退院し帰る我家に薔薇香る 飯田美千子 201407  
薔薇苑のアーチをくぐる尖り鼻 高橋泰子 201407  
薔薇園へ一駅歩くこと一致 村上倫子 201407  
薔薇の紋米寿迎へし女王なり 田中信行 201407  
薔薇といふ活字笑つてゐたるなり 菅谷たけし 201407  
モナリザの笑みに漂ふ薔薇の刺 大日向幸江 あを 201407  
薔薇香り人を欺くかもしれず 村上倫子 201408  
薔薇垣の陰の子何に耽りゐし 山田美恵子 火星 201408  
薔薇園の百万本に惑ひけり 大西由美子 春燈 201408  
薔薇の香やマイナス思考払拭す 綱徳女 春燈 201408  
薔薇の花表の貌と裏の貌 寺田すず江 201408  
薔薇に朱のさしてわが道人の道 西谷良樹 春燈 201408  
咲き誇る薔薇は真紅のバーグマン 高谷栄一 201408  
佇むや夫の遺愛の薔薇ひらく 大嶋洋子 春燈 201408  
祝米寿湯槽一面薔薇の花 本多正子 雨月 201408  
薔薇の庭やっと見つけたベネシア家 山崎里美 201408  
薔薇垣の牧師の家に稚のこゑ 山田美恵子 火星 201408  
薔薇挿しぬ母の好みの備前焼 渡辺数子 火星 201408  
お近付きにと一輪赤き薔薇賜ばる 江木紀子 雨月 201408  
日の差して雨滴の黄薔薇ほどけさう 片山煕子 京鹿子 201408  
最古なる電話ボックス薔薇の町 中川すみ子 璦別冊 201408  
赤き薔薇へ脇目も振らず退院す 松本峰春 春燈 201408  
演奏の余韻にひたる薔薇の雨 礒貝尚孝 201408  
好きな薔薇マクロに撮りて空の青 宮地静雄 末黒野 201408  
大勢に訪はれて薔薇の寂しめり 石田きよし 201408  
雨を載せ繚乱たりし薔薇の園 原田達夫 201408  
ひとときを薔薇のアーチの木洩れ日に 石黒興平 末黒野 201409  
ばら色のスカーフを巻き薔薇を見に 西垣順子 201409  
はらはらと薔薇のハートを掌に受けむ 塩貝朱千 京鹿子 201409  
訣れまだうべなひ切れず薔薇深紅 白井友梨 馬醉木 201409  
触れてみるヘップバーンといふ薔薇に 石黒興平 末黒野 201409  
薔薇抱く山懐の文学館 野村重子 末黒野 201409  
薔薇数多片仮名文字の読み難し 山口キミコ 201409  
薔薇真紅うしろに立てる人のあり 布施まさ子 風土 201409  
薔薇一輪以下省略といふ本気 佐々木紗知 京鹿子 201409  
薔薇の門シヨパン洩れ来て朝散歩 神田惣介 京鹿子 201409  
老園丁薔薇の中より現るる 吉田葎 201409  
開きかた考へてをり夜の薔薇 河村啓花 ろんど 201409  
目を凝らす薔薇のくづるる音かとも 河村啓花 ろんど 201409  
お辞儀するメートヒェンめく薔薇の園 田中涼平 201409  
番犬の真面目に守る薔薇の家 柴田佐知子 201409  
オンザロックの氷つぶやき夜の薔薇 楠原幹子 201409  
組む足も組まれし足も薔薇の前 熊谷ふみを ろんど 201410  
軍港や薔薇のアーチに艦収め 森清堯 末黒野 201410  
重なれる影からも薔薇香りけり 佐津のぼる 六花 201410  
目交に潜水艦や薔薇の苑 安斎久英 末黒野 201410  
紅薔薇やベルサイユの夢のせて咲く 池田光子 201410  
口づけに薔薇のひと片くづれけり 大木清美子 201411  
薔薇窓へ祈り涼しき朝の弥撒 小河原清江 201411  
薔薇の棘指に一夜を明かしけり 小川凉 201412  
薔薇の実の赤さや孤独じんじんと はしもと風里 201412  
獣性のくち薔薇色に青葡萄 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
心臓病棟コツプに白き薔薇呼吸 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
惜別の紅薔薇を抱きサイン会 鴨下昭 201412  
薔薇活けてブロンズの猫振り向きぬ 鴨下昭 201412  
白薔薇嘘つくことの難しく 神山 節子 201501  
薔薇園に紙飛行機の飛び来る 吉田万喜子 雨月 201501  
ユトリロの孤独黒薔薇咲きにけり 間島あきら 風土 201501  
薔薇園のヒューマニティーは枯れてをり 赤座典子 あを 201502  
残る薔薇病む間に活けて十二月 塩千恵子 201502  
薔薇香る風の喝采日のかつさい 中山皓雪 201502  
誕生日十一月の薔薇小さし 半田稜 ろんど 201503  
薔薇の香燻らせ夫を待つ霜夜 岡崎春菜 万象 201503  
眩しさに疲れる薔薇の大アーチ 布川直幸 201505  
くれなゐにたぢろぐ齢くわつと薔薇 布川直幸 201505  
心地よく疲れ補ふ薔薇の径 布川直幸 201505  
薔薇の芽の棘の勢に割り込みぬ 湯川雅 ホトトギス 201506  
薔薇の芽や園入り口にキユーピッド 塩田杉郎 風土 201506  
空港に青年薔薇の束抱へ あさなが捷 201506  
薔薇の芽のやんちや盛りの狭庭かな 辻美奈子 201507  
武蔵野の相聞歌より薔薇開く 安永圭子 風土 201507  
薔薇咲いて石の天使に石の羽根 水井千鶴子 風土 201507  
逆光のとき黄の薔薇を昂らす 塩貝朱千 京鹿子 201507  
青年は薔薇はバラいろ好きという 塩貝朱千 京鹿子 201507  
薔薇揺らしやさしき言葉待つてゐし 塩貝朱千 京鹿子 201507  
もえ尽きて火の粉を散らす風の薔薇 塩貝朱千 京鹿子 201507  
薔薇の香や門限の無き夜の園 松嶋一洋 201507  
黒薔薇を手折り口つくタンゴかな 和田政子 201507  
亡き人の窓辺に添へる薔薇赤し 大橋晄 雨月 201507  
子の声の聞ゆる木香薔薇の窓 安部和子 雨月 201507  
眼帯の重し術後の薔薇匂ふ 鈴木漱玉 馬醉木 201508  
白薔薇や聖女と言ふは味気なし 宮井知英 201508  
軒先の高さに咲きて薔薇の花 國保八江 やぶれ傘 201508  
薔薇の字のやうなる薔薇の開きけり 岡井マスミ 末黒野 201508  
紅薔薇夫の遺愛の香なりけり 大嶋洋子 春燈 201508  
初咲きの薔薇惜しげなく剪り呉れし 長谷仁子 春燈 201508  
片思ひ犬にもありて薔薇の門 平野みち代 201508  
選るならば燃ゆる真紅の薔薇一本 七田文子 201508  
聖五月薔薇園にある募金箱 田中佐知子 風土 201508  
巡り終ヘアンネの薔薇に戻り来る 田中佐知子 風土 201508  
薔薇咲くや改めてまた辞書をひく 鈴木阿久 201508  
薔薇の香や煌く水の中之島 山田由利枝 雨月 201508  
忽然と庭に人ゐる朝の薔薇 小林愛子 万象 201508  
一日を薔薇吹く風の中にあり 小林愛子 万象 201508  
薔薇ひらく傷つけること怖れつつ 有松洋子 201508  
一言は薔薇の風ほどまぶしかり 阪倉孝子 201508  
薔薇湯入る気楽さにあり万媚かな 阪倉孝子 201508  
薔薇の香を纏へる人とすれちがひ 吉田順子 201508  
虹色の薔薇に匂ひのなかりけり 田禎子 201508  
ピアニストピアノの上に薔薇を置く 八木健 八木健俳句集 201509  
空海や薔薇の散華は貝の道 中島陽華 201509  
北大の蕾の薔薇を賞でにけり 田中信行 201509  
薔薇苑のあるじ老舗のこんにやく屋 時澤藍 201509  
薔薇垣や窓の小さき女学院 黒滝志麻子 末黒野 201509  
洋館の鉄扉の残り薔薇の園 森清信子 末黒野 201509  
洋館の灯りて暗し薔薇の園 石黒興平 末黒野 201509  
蘂見えぬほどの開きの薔薇が好き 石黒興平 末黒野 201509  
連れ立ちて海見る丘の薔薇の花 吉田きみえ 末黒野 201509  
薔薇根付く優しき人に貰はれて 中村月代 末黒野 201509  
新しきフリルの針刺し薔薇の窓 寺沢千都子 万象 201509  
淡く濃く鴇色の薔薇時計塔 紅谷芙美江 万象 201509  
主治医より自信持てとや薔薇薫る 長谷仁子 春燈 201509  
昂りながら大輪の薔薇を剪る 平居澪子 六花 201509  
日々庭に安らぎ得たり薔薇の風 水野節子 雨月 201509  
みことばは天より薔薇は地より咲く 岩岡中正 ホトトギス 201510  
薔薇咲かせ薔薇に酔ふ日々はじまれり 宮井知英 201510  
シスターと積もる話や薔薇の園 森清信子 末黒野 201510  
薔薇ひとひら記憶の欠ら零れけり 高橋和女 春燈 201510  
腕に抱く真紅の薔薇の秘密かな 鴨下昭 201510  
薔薇の白ただようてゐる暮色かな 今橋眞理子 ホトトギス 201511  
薔薇真つ赤やはらかき香を脱ぎ捨てて 鴨下昭 201511  
四季咲の薔薇や台風沖へ逸れ 田中臥石 末黒野 201512  
炎天の大輪の薔薇棘隠し 谷貝美世 末黒野 201512  
薔薇の昼シフオンケーキにローズテイー 岸本順子 京鹿子 201601  
薔薇科の木に林檎の実る不思議かな 大橋伊佐子 末黒野 201601  
薔薇の実の枝を紅茶のテーブルヘ 丑久保勲 やぶれ傘 201601  
薔薇届く天地無用の顔をして 大山夏子 201602  
緩やかに癒ゆる兆しや薔薇芽ぐむ 間宮あや子 馬醉木 201604  
散り際の強き香放ち紅薔薇 波多野孝枝 末黒野 201604  
夢語る真紅の薔薇のやうな君 稲畑廣太郎 ホトトギス 201605  
薔薇園の華やぎまとひ来し人も 稲畑汀子 ホトトギス 201605  
何色の薔薇が好きかと問ふ園に 稲畑汀子 ホトトギス 201606  
紅薔薇の視力戻らぬ目に優し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201606 薔薇→ 8

 

2017年6月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。