バ ラ   103句

雨宿りしてしばらくはバラの前    山口青邨

薔薇  バラ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
バラの赤バラの黄バラの白 岩田浩明 船団 199811  
バラに来て神父のように歩くとは 坪内稔典 船団 199811  
超音して真白なバラが傾ぐ昼 中林明美 船団 199811  
蔓バラや少年が為す棒登り 中林明美 船団 199811  
バラ園の黄バラの側の猫車 中林明美 船団 199811  
バラ園を出て海鳥のこと想う 中林明美 船団 199811  
バラ一輪二人の会話セリフめく 大倉郁子 船団 199812  
夏が走って来た バラの花の間から私を見ていた メラニー・マギエ 船団 199903  
ベランダへ登りしバラよ風に揺れ 大内裕家 酸漿 199908  
バラ園の日差し眩しい2人です 朝倉晴美 船団 199908  
還暦の鼻に立てたるバラの棘 中谷まもる 火星 199909  
バラ園にゐてロシアだのコスボだの 中谷まもる 火星 199909  
舟形の島の舳先のバラ満開 中谷まもる 火星 199909  
バラに背を向けて釣果を尋ねをり 中谷まもる 火星 199909  
バラ咲いて言葉が欲しい日曜日 田中藤穂 水瓶座 200002  
バラ剪って深手負ひたる手首かな 田中藤穂 水瓶座 200002  
薬がバラ色というのが詩的。 志方桜子 六花 200005  
バラの苗町の入口にて買へり 仲村青彦 200006  
バラ咲いてつぎつぎ浮かぶ友の顔 篠田三七子 いろり 200007  
洋バラのウェディングドレスごと 中野辰子 いろり 200008  
天鵞絨のバラを育てし西洋館 稲岡達子 円虹 200010  
バラ咲かすついでの風に吹かれおり 中原幸子 遠くの山 200010  
青色を全て埋ずめてバラを挿す 北原武巳 船団 200010  
パラパラとジャズ聞いているバラは実に 星野早苗 空のさえずる 200002  
指先は頭に直結バラ芽立つ 小枝恵美子 ポケット 199911  
山頂や雷雲がバラ色に 三池泉 船団 200102  
バラ園にかぎろふ二輪在りにけり 金澤明子 火星 200107  
バラの香や渡せぬままの恋つなぐ 上條幸子 あを 200106  
同じバラ咲かすナースに看取らるる 村越化石 200109  
バラ剪つて日の中にわが顎存す 岡井省二 200109  
ミニバラの白清清とブーケかな 須賀敏子 あを 200205  
水を得て色香もどりし見舞バラ 吉田多美 京鹿子 200208  
バラ散つて雨に明るき日ぐれかな 北嶋美都里 200208  
バラ園に海昏れてゆくばかりなり 黒田咲子 200208  
バラの赤目覚むるほどに昼深し 三宅句生 馬醉木 200211  
バラ園のバラ満開の暑さかな 三宅句生 馬醉木 200211  
二次会へ新郎バラを持て走る 篠田純子 あを 200305  
昨夜の雨支えておりしバラの花 西塚成代 六花 200309  
売りし家の今も名残りのバラアーチ 田中時子 八千草 200311  
バラの芽のドームの向う麟麟立つ 小田元 六花 200407  
バラの花廻つているよきれいな血 寺門武明 あを 200406  
白バラの枠飾りする開化ぶり 豊田都峰 京鹿子 200407  
バラ飾り山手一〇〇番館通り 豊田都峰 京鹿子 200407  
バラ園の裸婦像の腕天へ伸ぶ 田中藤穂 あを 200407  
バラの花ゆすればひそと星落ちる 渡邉友七 あを 200407  
バラは天に雲は木にあるあしたかな 佐藤喜孝 あを 200407  
満開のバラの凝視にある愁ひ 山口奈代 河鹿 200408  
台風に耐へし金賞バラ誇る 沼口蓬風 河鹿 200502  
自選句の一句決まらずバラを嗅ぐ 筒井圭子朗 ぐろっけ 200308  
心電図波形の底のバラの棘 星加克己 ぐろっけ 200409  
バラの芽のふくらみ雨に濡れてゐる 栢森定男 風よ 200407  
この場所を香りで覚えバラの園 大空純子 ぐろっけ 200508  
思ひよせ買ひしバラの名イエスタデイ 大石たか 遠嶺 200509  
バラの芽の真実赫し迷ふとき 田原陽子 200606  
金のシベ残し透けゆく白きバラ 岡敏恵 ぐろっけ 200608  
服薬は一日三度バラ黄色 中原幸子 以上、西陣から 200705  
高らかに鐘の音渡るバラの園 佐野静子 遠嶺 200709  
バラ園に咲けり友好都市のバラ 鈴木愛子 ぐろっけ 200709  
世界との距離か白バラまで数歩 坪内稔典 稔典句集U 200804  
バラ眞紅寝ころぶがごと轉びけり 芝尚子 あを 200807  
カルメンの唇に真紅のバラの刺 木村茂登子 あを 200807  
退院やブラックホールと赤いバラ 中野京子 200808  
説得の味は濃い目にバラの棘 松田都青 京鹿子 200809  
みそつ滓のんど流るるバラの蜜 瀬川公馨 200909  
バラ苑は色の洪水咽喉渇く 丹生をだまき 京鹿子 200909  
白バラの白からやってきたか、君 坪内稔典 船団 200909  
バラの名はマチルダ君は山田さん 坪内稔典 船団 200909  
バラ咲きぬ愛の讃歌を流すべし 苑田ひろまさ 201007  
ひとりワルツ夜や眞紅のバラの前 田原陽子 201008  
古河は世界のバラをいと目なく 北村香朗 京鹿子 201103  
バラの花束数多の棘を知りつくし 堀内一郎 あを 201106  
棒のごと立つバラの枝新芽吹き 堀口香代子 ぐろっけ 201107  
バラの門くぐり回覧板まはす 大西八洲雄 万象 201108  
泣くことをバラ園の人許されよ 和賀俊子 ぐろっけ 201109  
名高きにシヤツターの列バラの園 東秋茄子 京鹿子 201111  
バラ園を川が囲んで水澄んで 坪内稔典 船団 201201  
角々にバラ高く盛り園の午後 豊田都峰 京鹿子 201208  
女にもこの世に住処バラアーチ 増本明子 ぐろっけ 201208  
大輪のバラ名女優の名がまぶし 東秋茄子 京鹿子 201209  
夫婦してバラ園めぐりひと鉢買ふ 東秋茄子 京鹿子 201209  
継続は力と個展バラさはぐ 上家弘子 ろんど 201209  
バラの名のトーマス氏とは僕である 坪内稔典 船団 201212  
バラはバラを誇り花瓣を反らしをり 佐藤喜孝 あを 201305  
終電の男の膝にバラの束 井手本恭子 201311  
バラの芽を二寸伸ばして雨上る 中西明子 京鹿子 201507  
バラの名はアブラカタブラ深紅なる 時田義勝 やぶれ傘 201509  
露をおぶバラの洗礼十七歳 久保夢女 201511  
夕暮れのバラの孤独かマティーニ 鶴濱節子 船団 201512  
朽ちていくバラの匂いの午前二時 鶴濱節子 船団 201512  
集合は雨のバラ園前のはず 渡部ひとみ 船団 201602  
旅路より帰ればバラの家となり 今井春生 201609  
棘の無いバラを咲かせてふと思案 久保夢女 201610  
棘バラに出入りするたびとがめらる 松村光典 やぶれ傘 201610  
バラ一枝握り生き直せぬものか 直江裕子 京鹿子 201610  
一輪の空色のバラ本棚へ 渡部ひとみ 船団 201701  
水切れの赤バラ黒くあり尖る 火箱ひろ 船団 201805  
高慢なバラを諫めよ雨よ降れ 大日向幸江 あを 201807  
咲ききりしバラの翳りを見し夕べ 寺田すず江 201808  
赤いバラ指が淋しいのでさわる 火箱ひろ 201809  
風青しバラよバラよとマイク真木 辻水音 201910  
バラ垣にキューピッドの矢が折れて 波戸辺のばら 201910  
人生は黄昏バラ園は真昼 太田沙良 201910  
放心てふ心の隙間バラ崩る 安田優歌 京鹿子 201911  

 

2020年5月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。