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蟻 6     41句

石肌をながるる如く蟻二つ    京極杞陽

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
雨粒に乱れてゐたる蟻の列 高倉和子 200709  
ただ蹤いてゆくだけもゐる蟻の列 定梶じょう あを 200709  
わが一歩蟻は千歩や雲の峰 水原春郎 馬醉木 200709  
巡礼の坂へ坂へと蟻のぼる 中島久子 馬醉木 200709  
蟻の列働きづめの無位無冠 宮脇ちづる 200710  
緋の袈裟に蟻遊びゐる山陵祭 狭川青史 馬醉木 200710  
一匹の蟻に声かけ床を拭く 四條進 200710  
封切れば私信はらりと羽蟻の夜 佐藤博美 200710  
梅雨明け蟻の右往左往をまたぎ越す 小林清之介 風土 200710  
すんなりと通らぬまこと蟻の道 舩越美喜 京鹿子 200710  
殺す前にようく眺めて春の蟻 中原幸子 船団 200710  
憲法九条わたしの腕を蟻がゆく 中原幸子 船団 200710  
首振つて顔這ふ蟻を守宮拒否 森理和 あを 200710  
蟻どちの修羅のもの曳く神の前 長沼三津夫 200710  
湧き止まぬ蟻や沼照り募りつつ 坪井洋子 200710  
活字より蟻の生まれて走り出す 高野幸次 200711  
いづこより幸せ求め蟻の列 高野幸次 200711  
振り返ることなく進む蟻の列 高瀬桜 200711  
蟻の荷を仔細に見れば稲の花 金井充 百日紅 200711  
山蟻の夢は出稼ぎ熔岩の道 牧野麦芽 京鹿子 200711  
知恵伊豆の墓所に発する蟻の道 内藤呈念 ホトトギス 200712  
園児等に蟻は触角立ててをり 山村桂子 遠嶺 200712  
カーニバル四通八達蟻走る 岡本幸枝 ぐろっけ 200712  
黒蟻の通草の口を出入りす 笹村政子 六花 200801  
蟻穴を背面跳びで出でにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200803  
一ぴきの蟻を見盡す晝の山 佐藤喜孝 あを 200805  
海近き喫泉涸れて蟻這へり 岡本眸 200805  
いつ出来しいつ消えしかと蟻の道 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
蟻の道踏みさうに来しハイヒール 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
蟻の道古木の根方へとつづく 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
山の蟻踏み越えてゆく蟻の道 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
第三の蟻も巻き込み闘へり 鷹羽狩行 200806  
土を掘る幼なに不思議蟻出づる 柳生千枝子 火星 200806  
動くもの運びて蟻は難渋す 小川匠太郎 200807  
穴出でし蟻一列の律儀かな 鈴木撫足 春燈 200807  
放水に隣家解体羽蟻とぶ 岸はじめ ぐろっけ 200807  
蟻の穴探すふたりの媼かな 米山喜久子 200808  
蟻の列古き我家を囲みけり 米山喜久子 200808  
高きより降り来る蟻よ道一筋 林翔 200808  
あら不思議失せものが出て蟻生る 田原陽子 200808  
しゃくやくの深き淵より蟻もどる 南うみを 風土 200808  

2008年8月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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