青 梅 2    119句

青梅を落としし後も屋根に居る  相生垣瓜人  微茫集

梅の実   青梅   実梅

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
寺古りて青梅さへも数なさず 藤井昌治 200508  
青梅を磨きに掛けし宝物 森理和 あを 200508  
青梅の残りすくなし明け白む 森理和 あを 200508  
青梅の草に弾んで柵の外 望月澄子 対岸 200509  
梯子かけられ青梅の夢うつつ 及川茂登子 対岸 200509  
勇退の校長青梅落しをり 山本とみを 200509  
青梅の枝張り出せり裏参道 土川照恵 栴檀 200509  
吉報のごと青梅の色付きし 川瀬信子 200509  
張り水に甕の青梅浮きたがる 大見川久代 馬醉木 200510  
青梅の弾み落ち継ぐ忌日かな 高橋さえ子 200510  
青梅に自然淘汰のあり育つ 大畑善昭 200608  
青梅や天満宮の三光門 小澤克己 遠嶺 200608 北野天満宮
青梅を一つ落して藤村碑 神蔵器 風土 200608  
騙し繪の青梅太る四つ五つ 芝尚子 あを 200608  
青梅や雨も染まりてゆくやうな 早崎泰江 あを 200608  
青梅や水琴窟に集中す 篠田純子 あを 200608  
鍵多き暮し青梅ころげ落つ 高橋花仙 風土 200609  
青梅の一粒ごとに顔かたち 上村葉子 風土 200609  
青梅を捥ぐ綺羅星を摘むやうに 川口襄 遠嶺 200609  
青梅の転がつてをり駆けてをり 伊藤早苗 200609  
青梅の深き色なり入院す 竹下昌子 200610  
土を打つ青梅石を打つもあり 大坪景章 万象 200610  
青梅の山盛りレシピ添へられて 水野あき子 遠嶺 200610  
青梅を二つ握りて母恋へり 渡邉友七 あを 200706  
青梅が落ちる郵便局の門 瀧春一 200706 常陸大宝村
水のごとくに青梅をに移す 鷹羽狩行 200707  
青梅の見えてくるまで耳澄ます 杉浦典子 火星 200708  
青梅をうかうかと踏み夕づきぬ 長田曄子 火星 200708  
青梅のしづく翡翠に染まり落つ 中野英歩 八千草 200708  
青梅のおちて香となる日つづく 吉弘恭子 あを 200708  
青梅や焼酎まみれをいとほしく 吉弘恭子 あを 200708  
店頭に並ぶ青梅足止まる 須賀敏子 あを 200708  
青梅や病んで甘える父と居り 森理和 あを 200708  
青梅にあを深まりぬ雨雫 早崎泰江 あを 200708  
銭洗弁天笊に青梅二つかな 増田幸子 万象 200709  
欝の日の青梅風にゆれもせず 竹下昌子 200709  
青梅の落つるにまかす身衰へ 服部幸 200709  
育ちつつ青梅落ちる日々を掃く 桑田永子 ホトトギス 200710  
青梅を句に案ずれば数の増え 大川冨美子 ぐろっけ 200712  
青梅の下に一人の黒い傘 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
継ぎし家に捥ぐ青梅のつめたかり 山本耀子 火星 200808  
月ヶ瀬の青梅の熟れ村富めり 綿谷美那 雨月 200808  
青梅をさがす眼の疲れけり 山本ミツ子 六花 200808  
青梅の色づく夜の鳩時計 きくちきみえ やぶれ傘 200808  
青梅をお手玉にして老い易き 岡本眸 200808  
水底のいろに青梅漬けし瓶 高田令子 200809  
青梅を捥ぐや妻との二十キロ 佐藤健伍 200809  
青梅を幼なごころに齧りけり 戸栗末廣 火星 200809  
雨雫ふふみ青梅香り顕つ 加地芳女 雨月 200809  
青梅をほきほきと捥ぐ虚空かな 宇野慂子 万象 200809  
園丁の青梅落す檜笠 佐野和子 万象 200809  
茶青梅幹くろぐろと日のさせり 阿部ひろし 酸漿 200902  
青梅の太る江ノ電軋むたび 神蔵器 風土 200907  
ふいの訃に落つる青梅おびただし 品川鈴子 ぐろっけ 200907  
青梅の其処に乱れし母性かな 石黒一憲 200907  
青梅の堅さ素朴に子は育つ 樋口英子 200908  
夕ぐれの青梅のこゑ聞いてをり 城孝子 火星 200908  
青梅やにはとりの影伏せ籠に 山本耀子 火星 200908  
青梅を漬ける国産ウイスキー 山本無蓋 200908  
青梅や海平らかに昏れゆけり 近藤公子 200909  
青梅のころげて昭和遠くなり 曽根新五郎 炎環 200909  
青梅や安全圏の勝手口 高木晶子 京鹿子 200909  
悔い半ばかも青梅に紅走り 中島あきら 200909  
青梅や浄土にても教へたまへ 疋田華子 万象 200910  
青梅もぐ畑の低き枝くぐりては 落合由季女 雨月 200910  
青梅もぐ妻の成人記念の樹 佐方敏明 ぐろっけ 201006  
青梅や一品一村発祥地 坂上香菜 201007 大分県
青梅や廊下伝ひの導師宿 林いづみ 風土 201008  
青梅のどさり枝垂るる誓子の句 上原重一 201008  
観音に青梅は枝張りにけり 蘭定かず子 火星 201008  
青梅の色美しく退院す 竹下昌子 201008  
青梅の落ちしままなり雨の中 池田いつ子 酸漿 201008  
青梅や撫で牛の角艶やかに 笹井康夫 201009  
黙々と青梅の蔕取る夫 竹下昭子 ぐろっけ 201009  
青梅やぽろんと赤き夕日あり 西田美ち ろんど 201009  
背伸びして青梅を捥ぐ高さかな 田中喜久子 酸漿 201009  
青梅や自説を曲げぬ人とゐる 鈴木藤子 ろんど 201009  
口一文字青梅の堅さかな 上田玲子 201010  
青梅や東山より晴れてくる 杉本薬王子 風土 201108  
青梅の落ちては刻をきざみけり 佐橋敏子 春燈 201108  
青梅の落ちたる夜の深みかな 乙坂きみ子 末黒野 201108  
青梅やチラシ配りは小走りに 田中藤穂 あを 201108  
青梅を漬け終へし夜の雨の音 武井美代子 万象 201109  
掌中の青梅ころりと地球かな 木山杏理 京鹿子 201109  
青梅を十個拾へば母のこと 佐々木紗知 京鹿子 201109  
青梅や大笊干してありにける 中田禎子 201110  
青梅の揺れをさそひて山雨来る 藤岡紫水 京鹿子 201110  
しろがねの青梅となり沈みけり 苑実耶 大河 201203  
青梅やミツシヨンスクール通学路 中田禎子 201208  
青梅や餓ゑし学童疎開の日 木島茶筅子 かさね 201208  
青梅や日ごとに山の近付きぬ 宮井知英 201208  
青梅や小皿の多きあとしまつ 河村啓花 ろんど 201208  
青梅を地に敷くほどの夜半の風 椿和枝 201208  
青梅捥ぐ少年肩を尖らしぬ 渡辺数子 火星 201208  
青梅漬け嫌ひなりと捨てにけり 佐藤健伍 201209  
青梅の熟るる一劃水敏し 岡澤田鶴 201209  
青梅を採り尽したり弁才天 福島せいぎ 万象 201209  
青梅の産毛が雨の粒はじき 玉置かよ子 雨月 201209  
青梅や村に一つの診療所 栗山恵子 雨月 201209  
青梅は葉蔭に風は葉表に きくちきみえ やぶれ傘 201210  
青梅の尻凛々と日蝕す 火箱ひろ 船団 201301  
青梅や「あれ」「それ」多き立ち話 布川直幸 201306  
青梅の転がり地球青くなる 川南隆 ろんど 201309  
青梅の臍を取りつつ子のことを 升田ヤス子 六花 201310  
青梅や「あれ」「それ」多き立ち話 布川直幸 201306  
青梅の転がり地球青くなる 川南隆 ろんど 201309  
青梅の臍を取りつつ子のことを 升田ヤス子 六花 201310  
青梅を根こそぎ抜いて家を捨つ 佐藤喜孝 201405  
青梅を数ふる声のうるみきし 山本耀子 火星 201408  
青梅の太り天神祭くる 山田春生 万象 201408  
青梅に酸味が頬に生まれけり 渡辺安酔 201408  
水流の勢ひ青梅太る夜 柴崎英子 201408  
青梅や老いて故郷を近くせり 戸栗末慶 201409  
青梅は輝く翡翠葉にのせて 辻香秀 201409  
青梅の隠るや芭蕉記念館 竹生田勝次 風土 201409  
青梅に塩馴染む夜のざんざ降り 羽根嘉津 201410  
まだ半ば青梅のへた取る役目 石田きよし 201410  
青梅をたたき落として雹去りぬ 見田英子 春燈 201411  
青梅や自説を曲げぬ人とゐる 鈴木藤子 ろんど 201502 青梅 →3

 

2020年6月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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