青 梅 3    54句

青梅を落としし後も屋根に居る  相生垣瓜人  微茫集

梅の実   青梅   実梅

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
青梅の詰まつて固き袋かな きくちきみえ やぶれ傘 201507  
青梅を雨待つ色と思ひけり 林昭太郎 201508  
青梅を捥ぐ頃合を妻に聞き 山本喜朗 雨月 201508  
殉教や青梅あをきまま落ちて 有松洋子 201508  
青梅やふと舅姑を恋ふる日も 田中藤穂 あを 201508  
ガレージの屋根に青梅また一つ 河合とき 末黒野 201509  
身の程の青梅ほどのこころざし 楠原幹子 201510  
青梅の木にあるうちは影もたず 吉田順子 201510  
青梅は葉影に風は葉面に きくちえみこ 港の鴉 201510  
だんだんに夜の青梅見えてきし きくちえみこ 港の鴉 201510  
青梅落つ予備の釦のある安堵 小島須磨子 京鹿子 201601  
杖の先青梅の未だ小さき実 植木やす子 201602  
青梅の太る江の電軋むたび 神蔵器 風土 201605  
青梅や男の子の尻は叩くべし 森岡正作 201607  
青梅の美味さうな香を放ちけり 加藤みき 201607  
青梅や夕べの雨の青しづく 山田正子 201607  
月光の中に青梅膨らみぬ 杉本薬王子 風土 201608  
一日を黄梅青梅ジャムにして 須賀敏子 あを 201608  
ひらがなでもの想ふ日の青梅の肌 藤浴博子 京鹿子 201608  
精一杯青梅でゐる乾きかな 上野紫泉 京鹿子 201608  
青梅や昔子供は丸坊主 内山照久 201608  
青梅や雨のしづくにふくらみて 宮坂秋湖 201608  
殉教や青梅あをきまま落ちて 有松洋子 201608  
青梅の光透けくる日射しかな 中島昌子 201608  
青梅やころりころりと物忘れ 久米憲子 春燈 201609  
葉隠の青梅知らぬ濁世かな 佐渡谷秀一 春燈 201609  
青梅や二つ返事の納屋壊し 田中臥石 末黒野 201609  
青梅を一つ見付けてよりの数 宮平静子 雨月 201609  
びつしりと青梅乾坤鴉声待つ 高木晶子 京鹿子 201609  
何でもない日暮青梅転がりぬ 高野春子 京鹿子 201609  
青梅の落ち刻を知り雨を呼ぶ 岡山敦子 京鹿子 201609  
青梅を落とす脚立の三段目 丑久保勲 やぶれ傘 201609  
青梅は沈み青柿流れゆく 大坪景章 椿垣 201612  
信濃かな青梅の実のやはらかき 延川五十昭 六花 201707  
青梅を硝子器に盛りてあり 延川五十昭 六花 201707  
なり年や青梅人の足を止め 堺昌子 末黒野 201708  
青梅の香り満ちをり恐ろしき 加藤みき 201708  
青梅の瑞みづしさよ掌に受くる 安立公彦 春燈 201708  
青梅の月のひかりに.透きて見ゆ 今井妙子 雨月 201708  
青梅や医者になりたき夢などと 塩見かず子 京鹿子 201709  
青梅は樹の精霊の色ならむ 秋山ユキ子 201709  
かじつてはならぬ青梅かじりたき 奥井あき 201709  
高空に残る青梅父の色 青山正生 201709  
青梅のサンプルとして落つ一つ 柴崎甲武信 春燈 201709  
青梅の散らばる中に去年の種 中村千久 万象 201710  
旨さうな青梅の香の満ちあふれ 加藤みき 201807  
青梅に紅さし初めし地蔵かな 内藤静 風土 201808  
青梅の色づき部屋に匂ひ立つ 安野眞澄 201809  
青梅のころがる先は就活生 平佐和子 京鹿子 201809  
青梅や酔ひが足りぬと酎を足す 遠山悟史 京鹿子 201809  
青梅の濃き彩りを恐れけり 永井惠子 春燈 201809  
青梅や葉影の大いなる雫 湯川雅 ホトトギス 201810  
青梅を捥ぐはるかより青馬一頭 若森京子 船団 201812  
一と雫より青梅の育ちゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201906 青梅 →1

 

2019年6月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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