青大将  86句

兄のあと追えばゆたかに青大将    津沢マサ子

 蛇出づ 蛇穴に入る 秋の蛇 穴惑い 青大将

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書・その他
見つめ合う青大将の眼の細き
岩田ひろあき
船団
199902
見つめ合い青大将は友となり
岩田ひろあき
船団
199902
青大将お前も俺も下生者
笠間圭子
京鹿子
200009
男帯蔵に寝ていた青大将
植村立風子
海程
200012
青大将毛生え薬の老舗より
泉田秋硯
月に逢ふ
200103
青大将着流しのまま棒となる
小堀寛
京鹿子
200107
青大将川面に触れずすべりゆく
山西雅子
200108
板敷に青大将の降りし音
加藤みき
200108
青大将樹にいし夜の微熱かな
阿保恭子
海程
200110
遠き雲恋ひ一匹の青大将
市場基己
200110
目の合ひて逸らすことなく青大将
名本敦子
200111
奥の院へは通せんぼ青大将
田中貢
200112
うつうつと青大将は土着せる
和田悟朗
船団
200202
梁滑る青大将の総身なり
小林あつ子
火星
200207
田の神にお仕へ申す青大将
小野寺節子
風土
200208
うるはしき身をさらしけり青大将
片山由美子
200209
目が合うて動き出したる青大将
高橋作之助
雲の峰
200209
みささぎへ丈をゆたかに青大将
渡辺周子
雲の峰
200209
目に残る青大将の疾き足
岸はじめ
ぐろっけ
200209
腹太き青大将でありにけり
堀義志郎
火星
200210
青大将隠して百合の白さかな
小西瑞穂
ぐろっけ
200210
一本の腸すすみゆく青大将
佐藤喜孝
青寫眞
200304
鍬持つて青大将を追ひ払ふ
寺尾とよ子
築港
200308
青大将流しの下に寛げり
沖増修治
百鳥
200308
久闊を叙するが如し青大将
山本浪子
風土
200309
青大将渡りきつたる沼緩む
小森泰子
馬醉木
200310
一世紀経し蔵の主青大将
山口博通
ぐろっけ
200310
嫌はれていよいよ長き青大将
遠野萌
200311
青大将音楽ジヤズに変りけり
大貫鬼灯
帆船
200407
木登りも泳ぎもすなり青大将
西村しげ子
雨月
200408
細り細りて金網くぐる青大将
加藤みき
200408
株均す茶の木に太き青大将
長島操
万象
200410
青大将郵便受けにとぐろ巻く
川越昭子
万象
200411
青大将一枝を占めて弛みをり
細野恵久
ぐろっけ
200507
落ちるてふ逃げ方のあり青大将
今瀬剛一
対岸
200507
青大将日本晴をぶらさがり
中山純子
万象
200509
結界めく径一文字の青大将
望月久美子
200509
青大将飛び出し我は棒立ちに
吉村りつ子
築港
200509
城垣を落ちつつ登る青大将
九万田一海
河鹿
200510
青大将遊行柳に絡みをり
亀田やす子
万象
200609
青大将君も一瞬怯んだね
森理和
あを
200610
青大将梁を這ひゆくゆつたりと
滝沢伊代次
万象
200706
青大将ゆらりゆつたり枝渡る
名和政代
万象
200710
青大将穴惑ひなどなかりけり
小林雪雄
200801
ふるさとの青大将のなれなれし
相良牧人
200801
古利根の水を揺さぶり青大将
阿久津勝利
万象
200808
睡蓮の池をくまなく青大将
森理和
あを
200808
青大将あれもこれもと鈴つけて
河西志帆
京鹿子
200809
台所にどさりと落つる青大将
滝浪紀久子
万象
200809
蛇避けたつもりの道に青大将
菊間奈賀子
200810
水出でし青大将の濡れてゐず
川口襄
遠嶺
200810
ある朝の青大将の直線死
常田創
200907
青大将悠々と去る寺の裏
村田文一
遠嶺
200909
見回りのやうに田に来る青大将
小林輝子
風土
200909
青大将その名のごとく前進す
谷岡尚美
200911
んと言ひて青大将に息を呑む
山田六甲
六花
201006
夏が好きされど青大将は嫌
辰巳比呂史
201009
一団の人遣り過す青大将
森理和
あを
201010
人逝きて蔵に住み継ぐ青大将 加藤みき 201107  
青大将すべりつつ向き変へにけり 谷村幸子 201110  
穴に入るまでは我家の青大将 小林輝子 風土 201111  
峡の口青大将に封鎖され 松岡和子 201208  
寺田屋の岸を住処に青大将 鈴木照子 201209  
走り根になりきつてゐる青大将 亀井紀子 201209  
青大将庭を無尽に子ら散れり 岡山敦子 京鹿子 201210  
もしかして青大将の抜ける音 丸井巴水 京鹿子 201211  
一本の道の記憶に青大将 長久保郁子 かさね 201310  
脱ぎたての衣傍らに青大将 門間としゑ 末黒野 201310  
土手道の出合頭に青大将 八幡操 ぐろっけ 201310  
青大将悠然として追ひ出され 谷口俊郎 201408  
川岸やのの字のの字の青大将 品川古市 末黒野 201410  
一里塚榎の幹の青大将 鰭崎洋一 末黒野 201410  
ひと枝の撓むとみれば青大将 内藤静 風土 201608  
九九出来ぬ死活問題青大将 鈴鹿呂仁 京鹿子 201608  
うぶすなの池よぎり来る青大将 笹倉さえみ 雨月 201610  
甕の底青大将がとぐろ巻く 山内碧 201611  
動かざる青大将や我もまた 亀井紀子 201611  
青大将流るるやうに草の中 坂田静枝 万象 201612  
黒猫に青大将のたぢろぎぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705  
万緑や沢のぼりゆく青大将 藤生不二男 六花 201709  
神木の色に紛れし青大将 本多俊子 201709  
窯跡に風の自在や青大将 黒滝志麻子 末黒野 201709  
どう見てもこちら見てゐる青大将 石黒興平 末黒野 201709  
一村の護り神めき青大将 石黒興平 末黒野 201709  
青大将去りて一村亡びゆく 山本則男 201811  
校庭の青大将を囲みけり 井上和子 201811  
バンカーを渡りきる青大将の蛇行 治部少輔 201904  

 

2019年7月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。