作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
秋の田の先の先まで高速路 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 199810 |
秋の田の稔り豊かに北陸路 | 林田加杜子 | いろり | 199910 |
秋の田を縫つて自転車走りけり | 高木武人 | 百鳥 | 200212 |
秋の田に連山遠き伊勢平野 | 加藤暢一 | 朝 | 200302 |
秋の田を領主のごとく高きより | 小林朱夏 | 空 | 200312 |
秋の田の真ん中一輌電車行く | 篠藤江 | 帆船 | 200401 |
秋の田に向かひて深くしやがみ込む | 高木武人 | 百鳥 | 200411 |
秋の田を懐に抱き千曲川 | 荻原麗子 | 酸漿 | 200612 |
秋の田のグラデーションに立ちつくす | 小澤菜美 | 璦 | 200811 |
秋の田の風に無沙汰の母郷思ふ | 足立典子 | 雨月 | 200912 |
秋の田や立看板の取り払はれ | 竹内弘子 | あを | 200912 |
秋の田に夕日留まりゐたりけり | 高田令子 | 鴫 | 201012 |
秋の田を見下ろす家の小窓かな | 横山さくら | 春燈 | 201111 |
近江いま秋の田に満ち黄金色 | 竹内悦子 | 璦 | 201112 |
風やみて秋の田一枚づつ昏るる | 後藤桂子 | 万象 | 201202 |
秋の田や雪崩るる先の潮の色 | 松本俊介 | 春燈 | 201211 |
秋の田を韋駄天のごと風走る | 橋本修平 | かさね | 201212 |
秋の田は白鷺の羽根幣にして | 杉本薬王子 | 風土 | 201311 |
秋の田の疎らになりぬ墓の道 | 山本とく江 | 万象 | 201312 |
秋の田の段々にして休耕田 | 藤波松山 | 京鹿子 | 201402 |
秋の田の刈られ現はる田の字かな | 平居澪子 | 六花 | 201501 |
秋の田の四方を囲む万国旗 | 秋田典子 | 六花 | 201501 |
秋の田に置く道草のランドセル | 中嶋陽子 | 風土 | 201512 |
秋の田を刈る父のこゑ母の声 | 中山皓雪 | 鴫 | 201612 |
秋の田へ鷺の降り立つ暮色かな | 大村かし子 | 万象 | 201612 |
秋の田を見下ろす山は動かざる | 江島照美 | 槐 | 201701 |
大字の小字の秋の田となれり | 荒井ハルエ | 春燈 | 201712 |
秋の田に一枚毎の黄金色 | 赤座典子 | あを | 201910 |
秋の田の曠と遠嶺々まこと漠 | 浅井青二 | 雨月 | 202001 |
秋の田に置き忘れあり鎌ひとつ | 岡本一路 | 京鹿子 | 202001 |
秋の田の大一枚の宇宙かな | 岩月優美子 | 槐 | 202001 |
秋の田やゑくぼの如きつむじ跡 | 遠城健司 | 沖 | 202011 |
秋の田や各駅停車動きそむ | 笹村政子 | 六花 | 202012 |
秋の田やひと筋特攻滑走路 | 林徹也 | 空 | 202102 |
秋の田を車窓に鉄路五百粁 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202110 |
富士よりの風秋の田を磨き上げ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202110 |
2022年9月18日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。