秋の蝶 4  106句

松の木に吹あてられな秋の蝶   舟泉   曠野集

秋の蝶  秋蝶

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
山毛欅林をめぐる彩あり秋の蝶 宇都宮敦子 201611  
文字やさし秋桜子句碑秋の蝶 神田恵琳 春燈 201611  
野の風の攫ひ残せり秋の蝶 松本三千夫 末黒野 201611  
小流れの続く野の道秋の蝶 岡淑子 雨月 201612  
人間の温もりに来て秋の蝶 久保夢女 201612  
水音の方より来る秋の蝶 土井三乙 風土 201612  
海原の白帆を指して秋の蝶 高橋まき子 風土 201612  
己が彩風に求めて秋の蝶 松本鷹根 京鹿子 201612  
秋の蝶堤に止まりながら飛ぶ 出口誠 六花 201612  
風と来て風を乗りつぐ秋の蝶 石田きよし 201612  
秋の蝶痛み引きずりながら落つ 齋藤厚子 201612  
秋の蝶ブルーセージの香を揺らし 水野加代 万象 201612  
切岸の瀞の陰ゆく秋の蝶 秋山信行 やぶれ傘 201612  
本堂の白木の階を秋の蝶 小川玉泉 末黒野 201612  
大池や風にさからふ秋の蝶 堺昌子 末黒野 201612  
逆さまの秋の蝶々と私と つじあきこ 201612  
七盛の墓に休める秋の蝶 和田華凛 ホトトギス 201701  
秋の蝶淡き光芒生れにけり 岩月優美子 201701  
ゆきあひの虚空漂ふ秋の蝶 犬塚李里子 201701  
生き過ぎしと母のつぶやけり秋の蝶 井上正子 童女 201701  
秋の蝶しばらくついて来てをりし 井上春子 春燈 201701  
たまゆらを膝に纏はる秋の蝶 田村園子 201701  
新しく生まれて秋の蝶なりけり 飛高隆夫 万象 201701  
茂林寺の戯け陶狸や秋の蝶 鍋島広子 万象 201701  
囲まれて写されてゐる秋の蝶 森なほ子 あを 201701  
きっかけはあっと見つけた秋の蝶 直江裕子 京鹿子 201702  
裏山の風樹こぼるる秋の蝶 安斎久英 末黒野 201702  
秋の蝶長居して母よろこばす 中川句寿夫 ここのもん 201705  
ここからはひとりで行けよ秋の蝶 河野けいこ 船団 201707  
石塊を祀る五合目秋の蝶 利國春美 馬醉木 201711  
秋の蝶加茂の磧をはなれずに 浅田光代 風土 201711  
止まりても翅を動かす秋の蝶 出口誠 六花 201711  
電柱の陰に列あり秋の蝶 本西一代 201712  
年齢は永久に秘密よ秋の蝶 波戸辺のばら 201712  
傘寿の坂ひよいと越えけり秋の蝶 佐藤喬風 末黒野 201712  
酒蔵の煉瓦煙突秋の蝶 荒井和昭 201712  
翅の斑の左右異なる秋の蝶 田村園子 201712  
秋の蝶行きつ戻りつ止まりけり 沼田桂子 春燈 201712  
秋の蝶己が歩みに合はせけり 海村禮子 春燈 201712  
欄干なき橋の真中を秋の蝶 平沢恵子 春燈 201712  
使はれぬ外階段に秋の蝶 森なほ子 あを 201712  
止まりても翅動かして秋の蝶 出口誠 六花 201801  
秋の蝶影より軽き身を余し 三木享 201801  
もくろみは宙で微塵に秋の蝶 直江裕子 京鹿子 201801  
秋の蝶夕日抱きしめ去りがたし 片山煕子 京鹿子 201801  
風立てば風に追はれし秋の蝶 勝木享一 万象 201801  
こんなにも奇麗にやつれ秋の蝶 直江裕子 京鹿子 201802  
秋の蝶風の重さを翳にして 村田あを衣 京鹿子 201802  
行く先は風に問へよと秋の蝶 石原孝人 京鹿子 201802  
小流れの石に息づく秋の蝶 荒井ハルエ 春燈 201803  
野の風を振り切る高さ秋の蝶 深川淑枝 201801  
熔岩原のうねりのままに秋の蝶 柴田佐知子 201803  
貨車ゆきし鉄路の匂ひ秋の蝶 田中とし江 201803  
秋の蝶年尾の化身忌日寺 稲畑汀子 ホトトギス 201810  
飛びすがる草のたわめる秋の蝶 竹下陶子 ホトトギス 201810  
頃合ひを計りかねたる秋の蝶 前田美恵子 201811  
見えぬもの風に追ひかけ秋の蝶 大杉映美 馬醉木 201811  
ふんだんの黄色こぼして秋の蝶 佐藤淑子 雨月 201811  
岩かげに源流探る秋の蝶 山下健治 春燈 201811  
木洩日と吹かれてゐたり秋の蝶 升田ヤス子 六花 201812  
止まつても翅を上げ下げ秋の蝶 出口誠 六花 201812  
黒松の大樹に消えぬ秋の蝶 黒滝志麻子 末黒野 201812  
ひらひらと木洩れ日に消え秋の蝶 斉藤雅子 末黒野 201812  
秋の蝶最期の舞はセレナーデ 高橋将夫 201812  
球審の目の前過ぎる秋の蝶 中西厚子 201812  
ケータイを忘れたようだ秋の蝶 林田麻裕 201812  
秋の蝶直ぐにも潤む瞳かな 卯木堯子 春燈 201812  
シスターの靴下グレー秋の蝶 篠田純子 あを 201812  
小流れに色こぼしたる秋の蝶 谷陽右 馬醉木 201901  
もういいと思はぬことや秋の蝶 望月晴美 201901  
駐車中の車の上を秋の蝶 丑久保勲 やぶれ傘 201901  
ちと飛んでちと飛んでゆく秋の蝶 瀬島洒望 やぶれ傘 201901  
湧水の道祖神へと秋の蝶 森高さよこ 風土 201901  
秋の蝶風にさらはれやすき色 和田華凛 ホトトギス 201901  
野仏に供華となりゆく秋の蝶 涌羅由美 ホトトギス 201901  
ふる里へ今なら翔てる秋の蝶 村田あを衣 京鹿子 201901  
ゆきあひの風に乗りつぐ秋の蝶 古本もね 京鹿子 201901  
中庭に三頭揉めり秋の蝶 眞田忠雄 やぶれ傘 201902  
訃報聞く目路を離れぬ秋の蝶 竹内喜代子 雨月 201902  
少年の手のひら秋の蝶つつむ 辻由紀 雨月 201902  
朝日かげ高くは飛ばぬ秋の蝶 堺昌子 末黒野 201902  
黄昏の湖面に染まり秋の蝶 是松三雄 末黒野 201902  
中有かな畦を離るる秋の蝶 井上和子 201904  
人の名を思ひ出す間や秋の蝶 小島良子 201911  
対岸はいつも遥かや秋の蝶 小島良子 201911  
子の頭上即かず離れず秋の蝶 井上静子 201911  
梵鐘の乳へへらへらと秋の蝶 松本三千夫 末黒野 201911  
絡まりつほぐれつ森へ秋の蝶 松本三千夫 末黒野 201911  
野の草を尺と離れず秋の蝶 松本三千夫 末黒野 201911  
幸運や吾がみほとりに秋の蝶 久保夢女 201912  
ハモニカを吹けば踊るや秋の蝶 鈴木としお 春燈 201912  
箒目に影落としゆく秋の蝶 土江比露 春燈 201912  
祭神の分からぬ祠秋の蝶 柴田志津子 201912  
丈高き草に潜むや秋の蝶 長崎桂子 あを 201912  
花心にはじつと留まる秋の蝶 江島照美 202001  
そよぐ葉に翅を休むる秋の蝶 土江比露 春燈 202001  
たましひの光は翳へ秋の蝶 本郷 公子 京鹿子 202001  
晩秋の蝶よお前も白樺派 増成栗人 202001  
石の斑となりてとどまる秋の蝶 升田ヤス子 六花 202001  
犬枇杷の枝太きあり秋の蝶 石川憲二 六花 202001  
晴れわたる道に畑に秋の蝶 大島英昭 やぶれ傘 202002  
紐はつて畝を立てけり秋の蝶 秋山信行 やぶれ傘 202002  
増水の跡ある土手に秋の蝶 本田武 やぶれ傘 202002  
秋の蝶風に遅れて漂へり 武藤節子 やぶれ傘 202002  
横断歩道優先的に秋の蝶 大内幸子 六花 202002  
水琴窟の音より生まれ秋の蝶 岩永みはる 追伸 202003 秋の蝶 →1

 

2020年8月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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