秋暮る   39句

てり葉の岸のおもしろき月 沾圃
立家を買てはいれば秋暮て 里圃

秋暮る  暮の秋  暮秋

作品
作者
掲載誌
掲載年月
素龍本拝す秋暮の端座かな 大橋敦子 雨月 199910
古里に小さき富士あり秋暮るる 大西和子 ぐろっけ 200002
館に見るくらわんか舟秋暮るる 谷口ふみ子 雨月 200112
もらい犬の貼り出し見入り秋暮るゝ 森田子月 ぐろっけ 200202
火を蔵す山へ真つ先秋暮るる 能村研三 200211
広き水眺めに置けり秋暮るる 宮津昭彦 200212
山あれば山のかたちに秋暮るる 江本路代 酸漿 200401
まなうらに天平の丹の秋暮るる 岩田一止 草の花 200401
秋暮るる苔むす句碑の月日かな 綿谷美那 雨月 200402
秋暮るる媼の杖を曳ける先 谷村祐治 雨月 200502
鳩すずめ言葉かはせず秋暮るる 松本安弘 六花 200512
銅像の両肩に鳩秋暮るる 安室敏江 百鳥 200602
無為の刻過ごすもよしや秋暮るる 青垣和子 雨月 200701
秋暮れて船はあかしとなりにけり 山田六甲 六花 200704
眼科出てまた歯科を出て秋暮るる 渡辺安酔 200811
後より煮物の匂ひ秋暮るる 井口ふみ緒 風土 200812
秋暮るる皿まで舐めし肥満犬 石川裕美 ぐろっけ 200902
ひと幕の影絵見るかに秋暮るる 宮崎左智子 200912
森の熊ふつくらとして秋暮るる 松本周二 200912
願掛けの千本鳥居秋暮るる 松田和子 201001
秋暮るる父青春の田端かな 能村研三 201010
工事場に裸電球秋暮るる 米山喜久子 201012
蒸しパンの湯気しっとりと秋暮るる 石川かおり 201101
早口のカントリーソング秋暮るる 鈴木一広 201102
城下町角曲がるたび秋暮るる 福島茂 201205
刈り込まれ樹上の巣ゆれ秋暮るる 明石文子 ぐろっけ 201401
窯元の煙ひとすぢ秋暮るる 川村欽子 雨月 201502
秋暮るるなり一語づつ一歩づつ 風間史子 201502
行く川も来る川も秋暮れにけり 山田六甲 六花 201511
陶土搗く秋暮に深む水の音 能村研三 201512
泥の手に渡す釣銭秋暮れて 栗山みどり 201512
秋暮るゝパンに納豆上げてみる 藤波松山 京鹿子 201602
バイオリズム掴みきれずに秋暮るる 赤座典子 あを 201612
玉橋の相合傘に秋暮るる 佐藤恭子 あを 201612
「アマポーラ」流るる街の秋暮れて 丑久保勲 やぶれ傘 201701
煩悩の数のきざはし秋暮るる 小林文良 春燈 201801
秋暮るるメール残して朋逝けり 江口九星 201811
老人の低き口笛秋暮るる 小原紀香 末黒野 201812
街路樹の塩害茶色秋暮るる 仁上博恵 201905

 

2021年10月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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