秋暑し 5     116句

秋暑く蚕のはふ妹がたもとかな   石原舟月

秋暑し  残暑

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
秋暑し土に親しむこと忘れ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201208  
五時に来る病院食や秋暑し 高倉恵美子 201210  
蹠を両手で解す秋暑し 森理和 あを 201210  
イヤリング片方落す秋暑し 須賀敏子 あを 201210  
秋暑しスパイ某氏の処世術 篠田純子 あを 201210  
直情の息を堪へて秋暑かな 能村研三 201210  
秋暑し渇きだましの飴一顆 能村研三 201210  
秋暑し急ぐ我が影追ひ越せず 山根征子 201211  
水洩るるホースの継ぎ目秋暑し 土田亮 末黒野 201211  
秋暑し近道と謂ふ回り道 加藤静江 末黒野 201211  
秋暑し縄の朽ちたる猿田彦 あさなが捷 201211  
秋暑しコップの割れる通夜の席 篠田純子 あを 201211  
方丈の飛簷立ちはだかる秋暑 田中貞雄 ろんど 201211  
ボンレスハム均等に切り秋暑し 城孝子 火星 201211  
秋暑し未開の古墳に誰が眠る 松木清川 ぐろっけ 201211  
子を産みて母牛逝けり秋暑し 笹倉さえみ 雨月 201211  
秋暑き患者の声に耳聡し 四條進 201211  
ともすれば揺らぐ信仰秋暑し 四條進 201211  
秋暑し医師わがやまひ棒読みに 安立公彦 春燈 201211  
切り替へのできぬ不器用秋暑し 須山登 201211  
仏飯を待つや秋暑の雀どち 東良子 201211  
秋暑し目黒寺町坂の街 杉本光祥 201211  
秋暑し持つて回れる奉加帳 菅谷たけし 201211  
森出づる瀬音けだるき秋暑かな 松本三千夫 末黒野 201211  
秋暑しレジに差し出すドル紙幣 竪山道助 風土 201211  
秋暑し黒光りせる油桶 橋添やよひ 風土 201211  
とり落とす銀のスプーン秋暑し 柴田久子 風土 201211  
高齢者の免許講習秋暑し 岡野安雅 かさね 201211  
乾坤をあまねくおほふ秋暑かな 佐藤喜仙 かさね 201211  
糠床の気嫌の悪き秋暑かな 伊藤純子 201211  
秋暑し暖簾さながら烏賊を干す 片岡久美子 201211  
砂山の酪駝客待つ秋暑かな 片岡久美子 201211  
糺すこと多し秋暑の裁許橋 田中貞雄 ろんど 201212  
秋暑し裸足で駆くる子ども達 吉田優美子 六花 201212  
くづれやすき仏の菓子や秋暑し 浜口高子 火星 201212  
駒つなぎ錆の太りて秋暑し 山本みゆき 万象 201212  
秋暑し兎の腹の脈打ちて 塩井志津 万象 201212  
行儀よき盲導犬坐す秋暑の電車 丹生をだまき 京鹿子 201212  
秋暑しツタンカーメンの人いきれ 和田政子 201212  
裸婦像に帽子載せたし秋暑し 藤沢秀永 201212  
西郷(せご)どんの背が低うなる秋暑し 久米なるを 201212  
要らぬもの捜してをりぬ秋暑し 笠井敦子 201212  
秋暑きまま光陰過ぐるなり 原田達夫 201212  
秋暑し朽ちし工場に屋根の穴 原田達夫 201212  
秋暑止まず尖閣諸島物物し 折橋綾子 201212  
俺よりも生きよと秋暑見舞かな 遠藤真砂明 201212  
秋暑し屋上遊園いまだ在り 向江醇子 ぐろっけ 201212  
フェルメールブルーに魅入り秋暑し 三橋早苗 ぐろっけ 201212  
衰へは雄松にしるき秋暑かな 中根美保 風土 201212  
痛いほど青空秋暑つづきけり 宮川みね子 風土 201212  
秋暑しぶつきらぼうに歩きけり 中村洋子 風土 201212  
秋暑し水遣る人と語を交はし 佐藤喜仙 かさね 201212  
秋暑し樹下それぞれに人を得て 安武晨子 201301  
朝夕に三種の薬秋暑し 苑実耶 201301  
庭石に干さるる軍手秋暑し 荒木稔 ぐろっけ 201301  
寄席の客なべて銀色秋暑し 松本アイ ぐろっけ 201301  
秋暑なほ撒餌に群るる池の鯉 今泉あさ子 末黒野 201301  
雷神風神共に居飽いて秋暑し 池田澄子 船団 201301  
五臓六腑次第に痛む秋暑し 井上正子 春燈 201301  
秋暑し以下省略といふ訓話 藤井啓子 ホトトギス 201301  
秋暑し大河のつくる砂丘痩せ 稲岡長 ホトトギス 201301  
神鶏の太き蹴爪や秋暑し 石黒興平 末黒野 201304  
ソラマチ秋暑エスカレーター行脚して 千田百里 201310 東京ソラマチ吟行二句
大桟橋外国船の秋暑かな 辻美奈子 201310  
秋暑し着替えの多き古稀のたび 後藤克彦 かさね 201310  
練り歩く氏子の額秋暑し 小柳千美子 かさね 201310  
単身者社宅住まひや秋暑し 池内とほる かさね 201310  
秋暑しドアは手動のローカル線 青木英林 かさね 201310  
秋暑しどこまで洩るる汚染水 田中藤穂 あを 201311  
秋暑しオリンピックが来るらしい 須賀敏子 あを 201311  
秋暑し刃毀れしたる妙義山 古沢幸次 ろんど 201311  
電柱の影に秋暑の身を細め 松尾春香 ろんど 201311  
秋暑しはたと気付きし裏返し だいじみどり 201311  
秋暑し檻を分けられ軍鶏と矮鶏 大島英昭 やぶれ傘 201311  
秋暑し処によりの雨の来ず 森田尚宏 201311  
秋暑く撫でて三つの力石 成田美代 201311  
秋暑く百円玉を追ひかくる 相良牧人 201311  
秋暑しつい母さんと口に出で 小川玉泉 末黒野 201311  
宅配便秋暑の箱を運びゐる 小菅暢子 201311  
太陽を雲赤く透き秋暑し 田所節子 201311  
空気入れ押し戻しくる秋暑かな 成宮紀代子 201311  
物差しに百合子の名あり秋暑し 中島陽華 201311  
家具売場のベッドに女秋暑し 藤田素子 火星 201311  
大理石の壁に吾の影秋暑し 藤本千鶴子 火星 201311  
秋暑し為すべきことを思案せり 仁平則子 201311  
休みやすみ上る参道秋暑し 四條進 201311  
風神の埃まみれの秋暑かな 栗原完爾 春燈 201311  
秋暑しスカイツリーは雲に触れ 古川千鶴 かさね 201311  
貰ひもの回し回され秋暑し 和田森早苗 201311  
甦る弥生期ロマン秋暑し 大島みよし 201311  
話しても話さぬも悔い秋暑し 堀田順子 馬醉木 201311  
秋暑し観覧車にも人見えず 市橋香 ぐろっけ 201312  
秋暑し駕籠を吊りおく長屋門 松木清川 ぐろっけ 201312  
秋暑し駅の放送重なれる 甕秀麿 201312  
秋暑なか検診いくつ経て来たる 椿和枝 201312  
輪唱のかへるの歌や秋暑し 中島陽華 201312  
秋暑し空はあくまであをくして 安藤久美子 やぶれ傘 201312  
秋暑しカーブミラーに歪む街 神戸やすを 201312  
海馬体壊るる恐怖秋暑し 池内結 ろんど 201312  
秋暑しもう瘋癲になつてゐる 山崎青史 ろんど 201312  
古希過ぎて未だ嫁なり秋暑し 新江たか ろんど 201312  
秋暑し家並くまなくミサの鐘 伊藤希眸 京鹿子 201312  
深爪の右足痛き秋暑かな 石黒興平 末黒野 201312  
襖絵の志功画秋暑ふっ飛ばす 井日淳子 201312  
ビビンバをまぜて秋暑のもう止むか 高橋道子 201401  
学ぶものコンパスにして秋暑し 小谷知里 京鹿子 201401  
脳内図異常ありとや秋暑し 板倉眞知子 ぐろっけ 201401  
増税の是非さまざまに秋暑し 岩田登美子 ぐろっけ 201401  
素人の楽屋は廊下秋暑し 向江醇子 ぐろっけ 201401  
一本で締むる秋暑の七回忌 山本鬼之助 201401  
使ひ捨て匙の漂ひ秋暑し 甕秀麿 201402  
供華添へて忽ち秋暑解きし句碑 藤浦昭代 ホトトギス 201402  
秋暑しぐわんばれ雨を呼ぶ男 大久保白村 ホトトギス 201402  
秋暑し骨の髄まで診る機械 宮井知英 201404  
仁王の手秋暑の風を押し返す 小川明美 万象 201408  
秋暑き家路を思ひつつ旅路 稲畑汀子 ホトトギス 201408 秋暑し→ 6

 

2015年8月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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