床涼み    36句

川床  床涼み

作品
作者
掲載誌
掲載年月
音もせず西へ飛ぶ機や床涼み 阿部晶子 199909
川床涼み一番客に灯を強め 内山和江 奧嶺 200010
吉民家の鉄瓶滾り床涼し 清水伊代乃 酸漿 200108
川床涼し見えぬ所に打つ楔 荒川美邦 京鹿子 200109
せせらぎも木陰も馳走床涼み 林和子 雲の峰 200209
借景の東山暮る床涼み 辻田明 200210
川隔て灯る南座川床涼し 岡淑子 雨月 200210
小五郎の隠れし宿に川床涼み 木田千女 200308
足ひたす糺の森の床涼し 斉藤陽子 雨月 200311
暮るるほど舞妓まぶしき川床涼み 秋葉雅治 200409
床涼し三十六峰盃に受け 岩崎憲二 京鹿子 200412
床涼し一番星の大宇宙 鈴鹿仁 京鹿子 200908
体内に水音ありけり川床涼み 延広禎一 201009
川床涼み若き仲居の裾捌き 石黒興平 末黒野 201012
ゆくりなき友と一夜を川床涼み 錫木妙子 馬醉木 201210
川床涼み闇深くなり宴猛る 川井素山 かさね 201310
水底の小石ころがる川床涼み 種田果歩 201409
口紅を少し濃くして川床涼み 秋津令 201410
寄り添ひし男女動かぬ川床涼し 久保東海司 201411
酢の香してゆふぐれ長き川床涼み 深川淑枝 201605
瀬しぶきも瀬音も白し床涼み 岡崎伸 201707
床涼み下を魚の過りけり 志方章子 六花 201910
いつまでも座つてゐたき川床涼み 志方章子 六花 202010
あの頃は夫も元気や床涼 志方章子 六花 202112
川床涼み母のやうなる風の来て 井尻妙子 京鹿子 202209
座す脛に茣蓙あらあらと川床涼み 深川淑枝 202304

 

2023年6月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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