葭　戸　　　　17句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
葭戸より揃ひの法被出できたる 橋本良子 遠嶺 199910
一枚を残し葭戸をしまひけり 高橋将夫 槐 199911
ひと部屋を葭戸に虫籠めきをりぬ 中林京子 雨月 200010
葭戸入れ誰か来さうな日なりけり 吉田島江 火星 200309
葭戸して各々の部屋つながりぬ 西村咲子 六花 200310
浜風の葭戸を通す伽藍堂 菊地惠子 酸漿 200311
母がりやすでに葭戸になつてゐし 加藤みき 槐 200509
朝茶事や葭戸に並ぶ人影絵 東亜未 あを 200509
葭戸から茶庭の光横ゆれに 東亜未 あを 200509
葭戸入れ微醺といふは良かりけり 福井隆子 対岸 200510
京町家葭戸を透きし白き蔵 小川文子 京鹿子 200512
葭戸開け蔵の座敷に通さるる 加藤北天 雨月 200701
立て付けの悪しき部屋にも葭戸入れ 羽生きよみ ぐろっけ 201010
葭戸してふるさとの山改まる 吉田葎 空 201510
海の灯の遠くに見ゆる葭戸かな 藤井彰二 馬醉木 201510
妣が家の葭戸蔵はれゐたりけり 加藤みき 槐 201601
日の畑に夫見え葭戸蔵ひけり 原友子 空 201701

 

2022年7月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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