夜 寒 2     56句

夜寒  夜を寒み

夜寒  夜を寒み  宵寒

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
すりこぎの音ととのうてきし夜寒 蘭定かず子 火星 201401  
風音の止みて深まる夜寒かな 石原節子 春燈 201401  
犬に声かけて夜寒の警備員 渡辺数子 火星 201402  
草に座す猫にもの云ふ夜寒かな 藤井美晴 やぶれ傘 201402  
書き出しに手間どる便り夜寒かな 坂場章子 201402  
山頂に星一つある夜寒かな 杉浦典子 火星 201402  
蒟蒻の刺身の透けし夜寒かな 佐藤喜仙 かさね 201403  
木戸閉めに出づる夜寒の石畳 安立公彦 春燈 201412  
地震ないありて目を覚まされし夜寒かな 小池一司 やぶれ傘 201412  
薬一つ床に落ちゐる夜寒かな 西岡啓子 春燈 201501  
袖なしに残る母の香夜寒し 中村紀美子 春燈 201501  
人恋し虫の末枯れる夜寒かな 菊谷潔 六花 201501  
こほろぎに耳鳴り添ふる夜寒かな 菊谷潔 六花 201501  
リムジンの排気のにほふ夜寒かな 瀬島洒望 やぶれ傘 201501  
鍋底を音立て磨く夜寒の灯 斉藤マキ子 末黒野 201502  
賽銭の落つる音聞く夜寒かな 正谷民夫 末黒野 201502  
留守居して猫の寄り来る夜寒かな 小池一司 やぶれ傘 201502  
とこしへに遺影幼き夜寒の町 大久保白村 ホトトギス 201503  
タイガース日本シリーズてふ夜寒 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
靴音の後ろから来る夜寒かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
忌心を解き夜寒のネオンヘと 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
都心にも満天の星置く夜寒 稲畑廣太郎 ホトトギス 201511  
夜寒さの浅野川べり加賀料理 松本三千夫 末黒野 201512  
黒パンに熱きボルシチ夜寒かな 奥田茶々 風土 201512  
照らさるる夜寒の城の泛き上がる 来海雅子 201601  
竹幹の触れて夜寒の軋みかな 生田作 風土 201602  
夜寒しふつくら豆の煮上がりて 菊池洋子 やぶれ傘 201602  
夜寒し猫のじやれつく紙袋 菊池洋子 やぶれ傘 201602  
大歳時記の綻び修す夜寒かな 安立公彦 春燈 201612  
学寮の窓や夜寒の灯を連ね 江木紀子 雨月 201701  
能更けて夜寒眼下の浪速の灯 密門令子 雨月 201701  
通夜終へて泊つふるさとの夜寒かな 落合絹代 雨月 201701  
夜寒なり師への想ひに寝返りて 錫木妙子 馬醉木 201701  
通夜終へて泊つる故郷の夜寒かな 落合絹代 風土 201701  
誰ぞ訪へ夜寒の門は鎖さずおく 鷹崎由未子 春燈 201701  
これ切りかも知れぬ夜寒の別れかな 小張昭一 春燈 201701  
貼薬いっ気に剥す夜寒かな 田代貞香 201701  
ただいまの声の空しき夜寒かな 下田奉枝 雨月 201702  
チェリストの楽屋口より出る夜寒 丑久保勲 やぶれ傘 201701  
寝る姿勢うまく決まらぬ夜寒かな 小山陽子 やぶれ傘 201701  
夜寒さや血をしたたらす北京烤鴨 下山田美江 風土 201702  
蜜入れて牛乳沸かす夜寒かな 亀卦川菊枝 末黒野 201702  
夜寒急屋台の主も茶碗酒 藤浦昭代 ホトトギス 201704  
種子島生れの医師と夜寒の灯 碇天牛 雨月 201801  
朝寒も夜寒も母の笑ひ声 高橋将夫 201801  
妻入院レシピ本買ふ夜寒かな 七郎衛門吉保 あを 201801  
芸無しの猫の手をとる夜寒かな 大野芳久 やぶれ傘 201712  
発車ベル響きわたりて駅夜寒 高濱朋子 ホトトギス 201803  
売られゆく牛を梳きやる夜寒かな 栗坪和子 201803  
絵蝋燭燭夫に灯せる夜寒かな 及川照子 末黒野 201804  
夜寒さや介護日誌の文字詰めて 西村操 雨月 201901  
消しゴムの角を使つてゐる夜寒 根橋宏次 やぶれ傘 201901  
雲切れてぽつんと覗く夜寒星 佐津のぼる 六花 201902  
出港を待ちて夜寒の岬の灯 大西乃子 201905  
終電の尾灯目で追ふ夜寒かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201908  
タワーの秀夜寒の星を誘へる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201910 夜寒 →1

 

2019年11月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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