山 焼 3       20句

山焼きの明りに下る夜舟かな   一茶

山火  山焼

作品
作者
掲載誌
掲載年月
山焼の着火器銃のごとく持ち 深川淑枝 201807
山焼や余熱の残る開拓碑 深川淑枝 201807
山焼の炎に煽られし顔洗ふ 深川淑枝 201807
地震の傷に山焼の火のとぎれたる 吉田葎 201807
山焼のはるかに勢子の点在す 永淵惠子 201808
若草山焼いて薬師寺塔顕 上野進 春燈 201904
山焼きを終へて寡黙に酌み交はす 松本鷹根 京鹿子 201904
山焼きの若草山の夜空焦げ 中村洋子 風土 201905
山焼の始めを告げし花火かな 平居澪子 六花 201905
頂きに炎あひ抱く山焼ぞ 有松洋子 201905
山焼の目算狂ふこともあり 江島照美 201905
山焼きを終へ山水のうまきこと 光成敏子 201908
山焼きの熱の残れる殉教碑 荒井千佐代 202004
山焼や噴火の跡の洞を秘め 藤原照子 202005
ユウカリの山焼きつくしコアラ死す 島玲子 風土 202006
空砲一発勢子ら山焼く火をおろす 深川淑枝 202010
山焼きの火に火重ぬる昏さかな 深川淑枝 202010
山焼の延期と聞きてゐる旅路 稲畑汀子 ホトトギス 202102
山焼の火は天平の色となる 佐久間敏高 202104
夕星を引つ張り出して山焼ける 稲畑廣太郎 ホトトギス 202302
山焼 →1      

 

2023年2月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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