山滴る     60句

滴り  山滴る

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書きその他
石仏たれを待つやら山滴る
河村泰子
ぐろっけ
199908
山滴る我ら日の丸弁当派
神野祥子
海程
199910
白川茶発祥地なり山滴る
桑垣信子
いろり
200107
古伊萬里の無銘の皿や山滴る
川端実
遠嶺
200110
山滴るコロラトゥーラの鳶の声
櫻井康敞
200110
山したたる紺碧の湖二つ抱き
岡淑子
雨月
200111
山滴る奥宇陀へ道とりてより
熊岡俊子
雨月
200208
リスもゐてグリズリもゐて山滴る
吉成美代子
あを
200208
山滴る湯槽の中の木椅子かな
柴田由乃
風土
200209
山滴る緬羊舎には赤き屋根
北畠明子
ぐろっけ
200210
養生の母に滴る山のあり
高倉和子
200306
山滴る次の旅もう約しをり
伊藤白潮
200308
旅一夜明けて仰げる山滴る
宮津昭彦
200309
深吉野の川すきとほり山滴る
朝倉治美
200310
山したたる男の黙の深む刻
伊藤白潮
200408
青硯や熊野三山したたれり
栗栖恵通子
200408
山滴る中に鎮座す石祠
村越化石
200408
山滴り晴ればれと日のありにけり
大橋敦子
雨月
200409
山滴る標高千に足らざれど
伊藤白潮
200507
山滴る楸邨筆の芭蕉句碑
辻恵美子
栴檀
200508
妙照寺
御仏の多き会津の山滴る
松崎鉄之介
200508
会津鍛錬会にて
みみつきのサンドイツチや山したたる
柿沼盟子
風土
200508
山滴る賢治の国を讃ふべし
伊藤白潮
200607
悠然と眺む南山滴れり
松崎鉄之介
200609
鸛を育む郷の山滴る
石田砧女
200609
山滴る弘法大師生誕日
山田夏子
雨月
200609
師の碑据ゑ六郷満山したたれり
荒井千佐代
200610
山滴る七百号を礼讃し
大橋敦子
雨月
200707
山滴る下りきつても鳥の声
柿沼盟子
風土
200709
管弦の双調ねとり山滴る
林日圓
京鹿子
200710
私心捨て無心のこころ山滴る
林日圓
京鹿子
200808
草薙神社石の鳥居に山滴る
宮津昭彦
200808
レストラン抱ける山の滴れり
小澤菜美
200809
山滴る水辺に玉堂美術館
岩田都女
風土
200810
ホルンの音滴る山へ消えゆけり
小谷延子
万象
200811
天翔る一禽山の滴れる
大谷茂
遠嶺
200909
山彦に応ふる山の滴れり
大谷茂
遠嶺
200909
掬ひあぐ滴る山の延命水
甕幸子
200909
信長の栄華の山も滴れり
宮川秀穂
200910
安土城址
山滴り肺ひしひしと青みたる
岩月優美子
200910
山滴るスイッチバックの信号所
柿沼盟子
風土
200911
甲斐の山滴る中へ帰郷かな
野畑小百合
200911
山滴るスイッチバックの三段目
小阪律子
ぐろっけ
200911
山滴る頂上の宮一番地
吉村摂護
201008
山滴る万物すでに仏たり
佐藤真隆
京鹿子
201101
杉山の続く京北山滴る 山口キミコ 201209  
山滴るタダでもろうた命なり 江島照美 201310  
ドッジボール山滴るを借景に 布川直幸 201406  
空青く山滴りて握り飯 藤波松山 京鹿子 201410  
山滴る塔頭の木戸開けられて 加古みちよ 火星 201410  
鳥のこゑ山滴ると申すべし 半田陵 ろんど 201411  
山滴る錨のマークふところに 山田夏子 雨月 201509  
山滴る句碑になる石ふところに 山田夏子 雨月 201511  
山滴る楼門の丹のあざらけし 多方清子 雨月 201608  
窓拭けば借景の山滴れり 恒川清爾 万象 201709  
山滴る妙音天は琵琶を抱き 今井妙子 雨月 201709  
山滴る注連新しき天狗杉 三井所美智子 201812  
風土記には恋する鰐の山滴る 秋月祐一 船団 201812  
山滴る朝の光を共に待つ 浅井洋子 201901  

 

2019年8月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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